バレーボールワールドカップ2026最新情報!2027年の名称変更と五輪出場権を徹底解説
バレーボールワールドカップは、2027年から大会の意味が大きく変わります。FIVB(国際バレーボール連盟)は2026年3月5日、これまで「世界選手権」と呼ばれてきた男女の主要国際大会を、2027年から「FIVBバレーボールワールドカップ」に改称すると発表しました。男子はポーランド、女子はアメリカとカナダで開催され、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権争いにも直結します。
一方、日本で長年親しまれてきた従来のワールドカップは、2019年大会を最後に独立した大会としての開催がなくなりました。2023年に日本で行われた「ワールドカップバレー」も、正式にはパリ2024オリンピック予選として実施された大会です。過去の大会と2027年以降の新しい大会を区別することが、最新情報を正しく理解するポイントになります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2027年から名称変更:従来の世界選手権が「FIVBバレーボールワールドカップ」に改称され、男女各32チームが出場する。
- 2027年の開催国:男子はポーランド、女子はアメリカ・カナダ。女子は2027年8月20日~9月5日、男子は9月10日~26日に開催予定。
- 五輪出場権にも直結:2027年大会では、ロサンゼルス2028五輪に未出場のチームのうち、男女それぞれ上位3チームが出場権を獲得する。
【2026年最新】バレーボールワールドカップは廃止された?2027年の名称変更を解説
「バレーボールワールドカップは廃止されたのか」「2027年に復活するのか」という疑問を解くには、過去のワールドカップと、これからのワールドカップを分けて考える必要があります。
FIVBの2026年3月5日付の公式発表によると、2027年から名称を変更するのは、従来のFIVBバレーボール世界選手権です。つまり、過去のワールドカップがそのまま復活するのではなく、世界選手権という既存の大会が新しい名称を採用します。
この変更の背景には、世界大会のブランドを統一し、競技の国際的な認知度を高める狙いがあります。FIVBは大会名称を「World Cup」に統一することで、世界最高峰の大会としての分かりやすさを高めようとしています。
また、2025年大会から世界選手権は男女各32チームが参加する方式となり、開催周期も従来の4年ごとから2年ごとに変更されました。2027年は、この新しい大会方式と名称が組み合わさる最初の大会です。
押さえておきたいのは、次の3点です。
- 旧ワールドカップ:2019年大会を最後に、独立した大会としての開催が終了。
- 世界選手権:2025年大会まで従来の名称で開催され、2027年からワールドカップに改称。
- 2027年以降:男女各32チームが出場する隔年開催の世界大会として実施され、五輪出場権獲得のルートにもなる。
そのため、検索で「ワールドカップ廃止」と「2027年ワールドカップ開催」という正反対に見える情報を見かけても、矛盾しているわけではありません。旧大会の終了と、世界選手権の改称という2つの出来事を指しています。

【2027年開催予定】男子はポーランド、女子は米国・カナダで開催
2027年のバレーボールワールドカップは、男女で開催国も日程も異なります。FIVBおよび大会公式情報によると、男子はポーランド、女子はアメリカとカナダの共同開催です。
女子大会は2027年8月20日から9月5日まで開催されます。会場はアメリカのアナハイム、オマハ、オーランド、カナダのモントリオール、ケベックシティの5都市です。予選ラウンドとラウンド16は4都市で行われ、準々決勝以降の最終ラウンドはアナハイムで開催される予定です。
男子大会は2027年9月10日から26日までポーランドで開催されます。グダニスク、カトヴィツェ、ウッチ、オルシュティン、クラクフの5都市が会場となり、準決勝とメダル決定戦はクラクフで実施される予定です。
大会の出場チーム数は男女とも32チームです。2026年10月時点で、男子は出場32チームが確定したとVolleyball Worldが10月19日に発表しています。女子も10月5日に出場チームが確定したと発表されました。
大会方式は、4チームずつの8グループに分かれて予選ラウンドを戦い、各グループ上位2チームがラウンド16に進出する形式です。その後、準々決勝、準決勝、決勝へと進み、世界王者を決定します。
2027年大会は、単なる世界一決定戦ではありません。ロサンゼルス2028五輪の出場権が懸かるため、すでに五輪出場を決めているチームと、まだ出場権を持たないチームとでは、試合に臨む意味も変わってきます。
【歴代優勝国と日本代表成績】旧ワールドカップの実績と2023年大会の真相
旧バレーボールワールドカップは1965年に男子大会が始まり、女子大会は1973年にスタートしました。長年にわたり世界の強豪国が競い合い、日本でも多くの国際試合が開催されてきました。
歴代優勝国を見ると、男子ではブラジル、ソ連、ロシア、アメリカなどがタイトルを獲得しています。女子では中国、キューバ、イタリア、ソ連、日本などが優勝国に名を連ねています。
旧大会の最後となった2019年大会では、男子はブラジル、女子は中国が優勝しました。男子ではブラジルが世界トップクラスの安定感を示し、女子では中国が大会を制しています。
日本代表の歴史を振り返るうえで、特に象徴的なのが1977年大会です。男子はソ連に次ぐ2位、女子は優勝を果たしました。日本のバレーボールが世界の頂点を争っていた時代を示す実績です。
ただし、2023年の大会結果を調べる際には注意が必要です。日本では「ワールドカップバレー2023」という名称が広く使われましたが、FIVBの競技記録上は、パリ2024オリンピック出場権を争う「Road to Paris Volleyball Qualifier」、すなわちオリンピック予選として位置づけられていました。旧ワールドカップとは大会の目的が異なります。
2023年の男子日本代表は、東京で行われた予選プールBを5勝2敗の2位で終え、アメリカとともにパリ五輪の出場権を獲得しました。女子日本代表もプールBで5勝2敗を記録しましたが、トルコ、ブラジルに次ぐ3位となり、この予選での五輪出場権獲得には届きませんでした。
つまり、2023年の日本代表の結果を「旧ワールドカップの優勝争い」として扱うのは正確ではありません。男子の2位、女子の3位という順位は、それぞれのオリンピック予選プールでの成績です。

【2026年の国際大会日程】VNLと大陸選手権の開催時期を整理
2026年は、2027年の世界大会と2028年のロサンゼルス五輪を見据えた重要なシーズンです。FIVBが公表した2025~2028年の国際大会カレンダーでは、代表チームの主な大会としてネーションズリーグと大陸選手権が組み込まれています。
2026年のバレーボールネーションズリーグ(VNL)は、女子の予選ラウンドが6月3日から7月19日まで、決勝ラウンドが7月22日から26日まで行われました。女子の決勝ラウンドは中国のマカオが開催地です。
男子は6月10日から7月26日まで予選ラウンドが行われ、7月29日から8月2日まで中国の寧波で決勝ラウンドが開催されました。男女とも18チームが参加する大会で、世界ランキング上位国の対戦を年間を通して追える点が特徴です。
続いて、2026年8月から9月にかけて大陸選手権が開催されました。女子は8月21日から9月中旬にかけて各大陸の大会が行われ、男子はアジア選手権が9月4日から13日、ヨーロッパ選手権が9月9日から26日など、大陸ごとに日程が設定されました。
2026年の大陸選手権には、2027年ワールドカップの出場権とロサンゼルス五輪の出場権という2つの意味があります。大陸選手権の上位3チームは、条件を満たせば2027年大会の出場権を獲得できます。また、ロサンゼルス五輪については、各大陸選手権の優勝チームが出場権を得る仕組みです。
なお、2026年10月23日時点では、VNLと大陸選手権という主要な代表チーム大会はすでに終了しています。年末にはクラブ世界選手権が予定されていますが、こちらは国別代表ではなくクラブチームが参加する大会です。代表戦とクラブ戦を混同しないことも、日程を調べる際のポイントです。
【世界選手権・VNLとの違い】ワールドカップは何を競う大会なのか
バレーボールの国際大会には、ワールドカップ、世界選手権、ネーションズリーグ、大陸選手権、オリンピックなど、似た名前の大会が複数あります。2027年からは世界選手権がワールドカップに改称されるため、名称だけで大会の役割を判断すると混乱しやすくなります。
それぞれの大会の違いを整理すると、次のようになります。
| 大会・制度 | 主な役割・特徴 | 開催周期・2026~2028年の位置づけ |
|---|---|---|
| 旧ワールドカップ | 世界の代表チームが競う独立大会。2019年大会が最後 | 2023年以降は独立大会として開催されていない |
| 2027年以降のワールドカップ | 従来の世界選手権を改称した世界最高峰の大会。男女各32チームが参加 | 2027年から2年ごとに開催。LA28五輪出場権の獲得ルートも兼ねる |
| バレーボールネーションズリーグ(VNL) | 世界の強豪国が毎年競う国際大会。予選ラウンドと決勝ラウンドで構成 | 2026年も開催。2028年は予選ラウンド終了時点の世界ランキングが五輪出場権の一部に関係する |
| 大陸選手権 | アジア、ヨーロッパなど各大陸の代表チームが競う大会 | 2026年大会は2027年ワールドカップとLA28五輪の出場権争いに関係する |
| オリンピック | 各国の代表チームが競う4年に1度の最高峰の舞台 | ロサンゼルス2028大会は男女各12チームが参加予定 |
最も大きな違いは、VNLが毎年の競技力を競う大会であるのに対し、世界選手権を改称した新ワールドカップは、世界王者を決める大会であり、五輪出場権も懸かることです。
VNLは短い期間に世界の強豪国と何度も対戦するため、選手層の厚さやシーズンを通した安定感が問われます。一方、2027年ワールドカップでは、予選ラウンドから決勝トーナメントまで勝ち上がる力が重要です。1試合の敗戦がその後の順位に大きく影響するため、短期決戦への対応力も勝敗を左右します。
また、2027年大会を「旧ワールドカップの復活」とだけ理解するのも不十分です。大会名は引き継がれるものの、競技の歴史や大会方式の系譜としては、世界選手権を改称した大会です。過去の旧ワールドカップの優勝記録と、2027年以降の優勝記録は、名称が同じでも大会の変遷を踏まえて整理する必要があります。

【プロの結論】五輪出場権と大会方式から見る2027年の注目点
2027年大会を追ううえで、最も重要なのは「世界王者を決める大会」と「五輪出場権を獲得する大会」という2つの側面を持つことです。
FIVBが公表したロサンゼルス2028五輪の出場権獲得方式では、バレーボールの出場枠は男女それぞれ12チームです。開催国アメリカが各カテゴリーで1枠を確保し、2026年の大陸選手権優勝チームに各大陸1枠、2027年ワールドカップではまだ五輪出場権を持たないチームのうち上位3チームに枠が与えられます。残る3枠は、2028年VNL予選ラウンド終了時点の世界ランキングによって決まります。
この制度では、2027年ワールドカップで上位に入ることが五輪への重要な近道となります。ただし、すでに出場権を得ているチームが上位に入った場合、そのチームが新たに獲得枠を消費するわけではありません。対象となるのは、あくまで未出場権獲得チームの中で上位に入ったチームです。
もう1つの注目点は、旧ワールドカップや独立したオリンピック予選大会を整理する方向にFIVBが動いてきたことです。FIVBは2023年に発表した国際大会カレンダーの見直しで、大会数を抑え、選手の休養と準備の時間を確保する方針を示しました。大会を減らす一方で、世界選手権や大陸選手権に五輪出場権獲得の役割を持たせる設計に変わっています。
ファンが大会を追う際には、次の3つを判断基準にすると情報を整理しやすくなります。
- 大会名を確認する:旧ワールドカップの歴代記録なのか、2027年からの新ワールドカップなのかを区別する。
- 大会の目的を確認する:VNLは年間の国際リーグ戦、ワールドカップは世界王者決定戦と五輪出場権争いという違いを理解する。
- 出場権の条件を確認する:世界ランキング、各大陸選手権の順位、2027年大会の最終順位がそれぞれどの資格に結びつくのかを確認する。
特に日本代表を応援する場合、2026年の大陸選手権は2027年大会への出場権を確保する機会であると同時に、ロサンゼルス五輪への道を開く大会でもあります。2027年大会では、世界王者を目指す戦いと五輪出場権を巡る戦いが重なるため、順位表を見る際にも各チームの出場権獲得状況に注目することが大切です。
【バレーボールワールドカップ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:バレーボールワールドカップは2026年に開催されますか?
A1:2026年に旧ワールドカップの独立大会は開催されません。主要な代表チーム大会はVNLや大陸選手権などで、次の新しいワールドカップは2027年に開催予定です。
Q2:2027年のバレーボールワールドカップはどこで開催されますか?
A2:男子はポーランドで2027年9月10日~26日、女子はアメリカとカナダで2027年8月20日~9月5日に開催予定です。男女とも32チームが参加します。
Q3:2023年のワールドカップバレーで日本代表は何位でしたか?
A3:2023年は正式にはパリ2024オリンピック予選として実施されました。男子日本代表は東京の予選プールBで5勝2敗の2位となり、五輪出場権を獲得。女子日本代表は同じくプールBで5勝2敗の3位となり、この予選での出場権獲得には届きませんでした。
まとめ:2027年の名称変更を理解し、世界大会と五輪予選を正しく追う
バレーボールワールドカップは、2019年を最後に独立大会としての開催が終了しました。しかし、2027年からは従来の世界選手権がワールドカップに改称され、男女各32チームが世界王者の座を争います。男子はポーランド、女子はアメリカ・カナダが舞台となり、ロサンゼルス2028五輪の出場権も懸かります。
2026年はVNLと大陸選手権が主要な代表チーム大会となり、2027年ワールドカップと2028年五輪への準備が進みました。2023年の大会も、旧ワールドカップとは別のオリンピック予選として理解する必要があります。
大会の名称だけに注目するのではなく、開催周期、参加チーム数、競技方式、五輪出場権との関係を押さえることが、最新情報を正確に理解する近道です。FIVBとVolleyball Worldの公式発表を確認しながら、2027年の新しいワールドカップで日本代表がどこまで勝ち上がれるのかに注目しましょう。 (出典: バレー ワールド カップ(Yahoo!ニュース))