新潟四区はどこ?2026年最新の区域・歴代議員・制度の変遷を徹底解説
「新潟四区はどこからどこまで?」「新潟県第4区の現在の議員は誰?」「渡辺秀央や栗原博久は、どのような関係があるのか?」――こうした疑問を理解するには、現在の選挙区の範囲だけでなく、1994年の公職選挙法改正と、その後の選挙制度・区割りの変化を押さえる必要があります。
2026年10月現在、新潟県第4区は長岡市・柏崎市・小千谷市・見附市と、三島郡・刈羽郡を対象とする衆議院の小選挙区です。2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、自由民主党の鷲尾英一郎氏が当選しました。かつての中選挙区時代とは対象地域も選挙の仕組みも異なり、2022年の区割り改定によって現在の区域が形成されています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の区域:長岡市・柏崎市・小千谷市・見附市・三島郡・刈羽郡の6市郡が対象。
- 制度の起点:1994年の政治改革関連法によって小選挙区制の導入が決まり、1996年に新制度での総選挙が実施された。
- 2026年の最新情報:第51回衆院選では鷲尾英一郎氏が107,128票を獲得して当選。現在の区域は2022年の区割り改定に基づく。
【2026年最新】新潟四区はどこ?対象となる市町村を一覧で解説
新潟四区、正式には「新潟県第4区」は、衆議院議員総選挙で議員を選ぶために設けられた選挙区です。新潟県選挙管理委員会が公表している区域一覧では、次の市町村が対象となっています。
- 長岡市
- 柏崎市
- 小千谷市
- 見附市
- 三島郡(出雲崎町)
- 刈羽郡(刈羽村)
これらの地域は、新潟県の中越地方を中心としたエリアに位置しています。長岡市を中心に、柏崎市の沿岸地域、小千谷市の信濃川流域、見附市、出雲崎町、刈羽村などが一つの選挙区を構成しています。
ただし、「中越地方」と「新潟県第4区」は同じ範囲を指す言葉ではありません。中越地方に位置する市町村でも、現在の衆議院選挙区が第4区とは限りません。たとえば、三条市・加茂市・燕市は第2区、十日町市や魚沼市は第5区に属しています。
また、新潟県第4区は衆議院の小選挙区であり、選挙区内から選ばれる議員は1人です。新潟県全体から選ぶ参議院議員選挙や、県議会議員選挙の区域とは制度が異なります。
選挙区の範囲を確認する際は、単に「長岡周辺」「中越地方」といった地域名で判断せず、住所が現在の公的な区域一覧に含まれているかを確認するのが確実です。

【制度の起点】新潟四区はなぜ設置された?1994年の公職選挙法改正を解説
現在の新潟県第4区を理解するうえで重要なのが、1994年の政治改革です。この時期、衆議院議員選挙の仕組みは、複数の議員を選ぶ中選挙区制から、1選挙区につき1人を選ぶ小選挙区制と比例代表制を組み合わせた方式へと転換しました。
政治改革関連法の成立に伴い、公職選挙法などが改正され、新しい選挙区の設定が進められました。小選挙区制による最初の衆議院議員総選挙は、1996年10月20日に実施されています。新潟県第4区も、この新制度のもとで選挙が行われるようになった選挙区の一つです。
制度変更の背景には、選挙制度を見直し、政党を中心とする政策選択を促すことや、政治改革を進めるという狙いがありました。一方、小選挙区制では当選者が1人に限られるため、僅差で敗れた候補者に投じられた票が、そのまま選挙区の当選議席につながらないという特徴もあります。
小選挙区制では、候補者本人の知名度や地域との結び付きだけでなく、政党の公認、政策、選挙協力なども結果を左右します。新潟四区で渡辺秀央氏から栗原博久氏へと政治的な主導権が移った1996年の選挙は、制度変更と政党の候補者選定が地域政治に与える影響を示す事例です。
なお、1994年に制度の導入が決まったことと、現在の新潟県第4区の区域が当時から固定されていたことは別の話です。選挙区の境界は、その後も一票の格差是正などを目的に改定されています。
【歴代議員の変遷】渡辺秀央・栗原博久から2026年の鷲尾英一郎まで
新潟県第4区の歴史を振り返ると、制度の変更に伴って議員や政党間の競争構図が大きく変わってきたことが分かります。とりわけ、渡辺秀央氏、栗原博久氏、菊田真紀子氏、金子恵美氏、米山隆一氏、鷲尾英一郎氏らの動きは、選挙区の変遷を理解する手掛かりになります。
ただし、現在の小選挙区と、戦後の中選挙区時代に同じ「第4区」と呼ばれた選挙区は、区域も制度も同一ではありません。歴代議員を調べる際には、選挙制度と選挙年を区別する必要があります。
| 時期 | 主な出来事・議員 | 歴史的な意味 |
|---|---|---|
| 1947年以降 | 中選挙区制下の旧新潟県第4区が存在 | 複数の議席を争う制度。現在の小選挙区とは区域が異なる。 |
| 1994年 | 政治改革関連法による選挙制度改革 | 小選挙区比例代表並立制の導入が決まる。 |
| 1996年・2000年 | 栗原博久氏が新潟県第4区で当選 | 新制度のもとで自民党公認候補として議席を獲得。 |
| 2003年・2005年・2009年 | 菊田真紀子氏が当選 | 民主党が勢力を伸ばし、選挙区の議席を獲得。 |
| 2012年・2014年 | 金子恵美氏が当選 | 自民党が議席を奪還。 |
| 2017年・2021年 | 菊田真紀子氏が当選 | 野党系候補が議席を再び獲得。 |
| 2024年 | 米山隆一氏が当選 | 2022年改定後の新しい区域で行われた総選挙。 |
| 2026年 | 鷲尾英一郎氏が当選 | 第51回衆院選で自民党候補が議席を獲得。 |
渡辺秀央氏と栗原博久氏の関係は、1996年の選挙を語るうえで欠かせません。渡辺氏は旧栃尾市、現在の長岡市にゆかりを持ち、中選挙区時代に当選を重ねた政治家です。一方、栗原氏は旧新潟2区で活動していた政治家でした。
小選挙区制への移行期、渡辺氏は自民党を離れ、1996年の新潟県第4区選挙に無所属で立候補しました。これに対し、自民党は栗原氏を公認候補として擁立。結果は栗原氏が85,743票、渡辺氏が62,823票となり、栗原氏が当選しました。
この結果は、旧来の地盤や個人の知名度が新制度でも自動的に議席につながるわけではないことを示しています。政党公認や新たな選挙区の設定が、候補者間の競争条件を変えたのです。
その後は、2003年に菊田真紀子氏が当選し、2005年と2009年も議席を守りました。2012年と2014年には金子恵美氏が当選し、2017年と2021年には菊田氏が再び当選しています。
さらに、2024年には米山隆一氏が当選しました。ただし、2024年の選挙は、後述する2022年の区割り改定後に初めて行われた総選挙です。以前の選挙での勝敗を、そのまま現在の区域における有権者の傾向とみなすことには注意が必要です。

【2022年の区割り改定】新潟四区の現在の区域と2026年総選挙の結果
現在の新潟県第4区を語るうえで見落とせないのが、2022年の区割り改定です。一票の格差を是正するため、公職選挙法の一部が改正され、2022年12月28日に施行されました。新潟県では衆議院の小選挙区数が6から5に減少しています。
新しい区域は、改正法の施行後に初めて公示される衆議院議員総選挙から適用されました。新潟県第4区についても、以前の区域から現在の区域へと再編され、2024年の総選挙が新しい区割りでの最初の選挙となりました。
この改定によって、現在の第4区は長岡市・柏崎市・小千谷市・見附市・三島郡・刈羽郡を対象とする区域になりました。かつて第4区に含まれていた新潟市内の一部や、三条市・加茂市などは、現在は別の選挙区に属しています。また、小千谷市は以前の第5区から第4区へと変更されました。
2024年の総選挙では、米山隆一氏が93,764票を獲得して当選。鷲尾英一郎氏は71,672票、泉田裕彦氏は43,396票でした。
その後、2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、鷲尾英一郎氏が107,128票を獲得し、再び議席を獲得しました。新潟県選挙管理委員会が公表した開票結果は、次のとおりです。
- 鷲尾英一郎氏(自由民主党):107,128票
- 米山隆一氏(中道改革連合):62,446票
- 野村泰暉氏(国民民主党):15,842票
- 大矢寿乃氏(参政党):14,613票
鷲尾氏の得票は米山氏を44,682票上回りました。2024年に敗れた鷲尾氏が、2026年には議席を取り戻した形です。2026年10月現在、新潟県第4区の衆議院議員は鷲尾英一郎氏です。
この2回の選挙結果を比較する場合も、候補者の評価だけでなく、政党の支持状況、選挙時の争点、候補者の顔触れ、そして区域の構成を合わせて見る必要があります。区割りが変われば、有権者の構成や地域ごとの票の比重も変わるためです。
【混同に注意】新潟市の行政区と衆議院選挙区は何が違う?
「新潟市の第4区」と「新潟県第4区」は、名前が似ているため混同されがちです。しかし、両者はまったく異なる制度に基づく区分です。
新潟市は2007年4月の政令指定都市への移行に伴い、北区・東区・中央区・江南区・秋葉区・南区・西区・西蒲区の8つの行政区を設置しました。新潟市の公式説明によると、行政区は区役所を通じた市民サービスや、地域の特色を生かしたまちづくりの拠点です。
これに対して、衆議院の選挙区は国会議員を選ぶための区域です。複数の市町村をまとめて一つの選挙区とすることもあれば、一つの市の中で行政区や地域を分けることもあります。行政区の番号と衆議院選挙区の番号が一致するとは限りません。
現在の新潟県第4区には、新潟市の行政区は含まれていません。新潟市内は第1区・第2区・第3区に分かれており、たとえば秋葉区は第3区、南区は第2区に属しています。
この違いは、引っ越しや選挙の際にも重要です。市役所の行政区の案内を見ただけでは、衆議院選挙でどの小選挙区の候補者に投票するのか判断できない場合があります。住所に対応する選挙区は、自治体や選挙管理委員会の案内で確認するのが確実です。

【プロの結論】新潟四区を理解するために押さえたい3つの判断軸
新潟県第4区の歴史から分かるのは、選挙区の番号や過去の当選者だけでは、現在の政治状況を正確に読み取れないということです。選挙情報を判断する際には、次の3点を押さえる必要があります。
1.まず現在の区割りを確認する。
過去の選挙結果や政治家の経歴を調べるときは、対象の選挙年と当時の区域を確認してください。2022年の区割り改定により、新潟県第4区の範囲は変わっています。以前の第4区で得票を重ねた候補者が、現在の区域でも同じ支持基盤を持つとは限りません。
2.歴代議員の名前と選挙制度を切り分ける。
渡辺秀央氏や栗原博久氏の時代を調べる際は、中選挙区制と小選挙区制を混同しないことが重要です。中選挙区制では同じ選挙区から複数の議員が当選できましたが、小選挙区制では当選者は1人です。選挙制度が変われば、政党の候補者調整や有権者の投票行動にも影響が及びます。
3.直近の当選者だけでなく、得票と政策も確認する。
2026年の新潟県第4区では、鷲尾英一郎氏が当選しました。しかし、当選者の名前だけを知っていても、地域の課題や政治的な争点を理解したことにはなりません。候補者の政策、得票数、過去の選挙結果を照らし合わせることで、地域の政治状況をより具体的に把握できます。
新潟四区を調べる目的が、選挙の仕組みを学ぶことなのか、歴代議員の経歴を知ることなのか、投票先を確認することなのかによって、優先して見るべき情報は異なります。区域の確認には公的な選挙区一覧、過去の経緯には選挙記録、候補者の政策比較には各候補者の公約や選挙公報を使い分けるのが合理的です。
【新潟四区】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:新潟四区はどこの市町村が対象ですか?
A1:2026年現在、長岡市・柏崎市・小千谷市・見附市・三島郡・刈羽郡が対象です。三島郡は出雲崎町、刈羽郡は刈羽村に該当します。
Q2:新潟県第4区の現在の衆議院議員は誰ですか?
A2:2026年10月現在、鷲尾英一郎氏です。2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙で107,128票を獲得し、当選しました。
Q3:渡辺秀央氏と栗原博久氏は、現在の新潟四区で当選したのですか?
A3:栗原博久氏は1996年と2000年の新潟県第4区の小選挙区選挙で当選しました。渡辺秀央氏は中選挙区時代に当選を重ねた政治家で、1996年の新潟県第4区の選挙にも無所属で立候補しましたが、栗原氏に敗れています。旧中選挙区時代の区域と現在の区域は同一ではありません。
まとめ:新潟四区は現在の区域と歴史を分けて理解する
新潟四区(新潟県第4区)は、長岡市・柏崎市・小千谷市・見附市・三島郡・刈羽郡を対象とする衆議院の小選挙区です。1994年の政治改革関連法による選挙制度の転換を経て、1996年から小選挙区制による選挙が行われてきました。その後、2022年の区割り改定によって新潟県内の選挙区数は6から5に減り、現在の第4区の区域が形成されました。
歴代議員をたどると、渡辺秀央氏と栗原博久氏の時代から、菊田真紀子氏、金子恵美氏、米山隆一氏、そして2026年に当選した鷲尾英一郎氏へと、議席をめぐる構図が変化してきたことが分かります。
新潟県第4区を正しく理解するためには、現在の対象地域、選挙制度の変遷、過去の当選者、直近の選挙結果を区別して確認することが大切です。特に2024年以降の結果を読む際には、2022年改定後の新しい区割りが適用されている点を忘れてはいけません。
今後の衆議院議員総選挙でも、選挙区の範囲と候補者の政策を確認し、過去の得票結果だけにとらわれず判断することが、新潟四区の政治を理解するための基本となります。 (出典: 新潟 四 区(Yahoo!ニュース))