ゾフィーはなぜ解散した?結成からKOC実績、上田・サイトウの2026年現在まで徹底解説
お笑いコンビ「ゾフィー」は、上田航平とサイトウナオキが2014年4月に結成し、独創的なコントで注目を集めた実力派コンビです。キングオブコント2017と2019で決勝進出を果たし、グレープカンパニー所属の芸人として活動していましたが、2023年11月6日をもって解散しました。
解散の背景として報じられたのは、サイトウの酒癖や女性関係をめぐる問題だけではありません。解散前後のテレビ番組での本人たちの説明や、2024年に掲載されたインタビューからは、ネタ作りへの姿勢やコンビとしての方向性の違いも浮かび上がります。2026年現在の上田とサイトウの活動、コンビ名の由来、代表的なネタや出演実績まで、時系列に沿って整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 結成と解散:2014年4月に結成し、2017年・2019年のキングオブコント決勝進出を経て、2023年11月6日に解散。
- 解散理由:本人たちは酒や女性関係をめぐる問題に加え、コンビ間の関係性や仕事への向き合い方の違いについても語っている。
- 2026年現在:上田航平は芸人・作家として活動を継続。サイトウナオキも2024年にテレビ出演で活動再開が伝えられたが、現在の継続的な活動状況には違いがある。
【ゾフィーとは】上田航平とサイトウナオキの経歴、結成のきっかけとコンビ名の由来
ゾフィーは、上田航平とサイトウナオキによるお笑いコンビです。2014年4月に結成され、主にコントを中心に活動してきました。2人とも芸人養成所に通っていない経歴を持ち、結成当初はフリーとしてライブに出演していました。
コンビ結成のきっかけは、互いに相方がいない状態だった時期にさかのぼります。コンビの略歴をまとめた資料によると、上田がサイトウに声をかけたことがきっかけとなり、ネタ作りを担当する上田と、そのネタを演じるサイトウという組み合わせが成立しました。
ネタ作りは基本的に上田が担当。上田の作り込まれたコントと、サイトウの独特な存在感や演技が組み合わさり、ゾフィーならではの舞台を作り上げていました。2017年にキングオブコントの決勝へ進出した後、同年10月にはグレープカンパニーへの所属が公表されています。
コンビ名の由来は、特撮作品「ウルトラシリーズ」に登場するキャラクターのゾフィーです。2017年のインタビューでは、上田がゾフィーというキャラクターについて、ほかのウルトラマン作品にも重要な場面で登場する一方、強さが期待されながら敗れることもある存在として語っています。
単に好きなキャラクターの名前を採用しただけでなく、その独特の立ち位置にも面白さを感じていたことがうかがえます。英語表記は「ZOFFY」。特撮ファンにも覚えやすく、ほかのお笑いコンビとは異なる個性を持った名前でした。

【芸歴と出演実績】2014年の結成からキングオブコント2017・2019までの年表
ゾフィーの芸歴を振り返るうえで大きな転機となったのが、キングオブコントへの挑戦です。フリー時代から準決勝に進出し、2017年に初の決勝進出。2019年にも再び決勝へ進み、コント師としての実力を広く知られるようになりました。
グレープカンパニーの上田航平公式プロフィールには、キングオブコント2017・2019の決勝進出に加え、令和元年度NHK新人お笑い大賞の準優勝も記載されています。テレビのネタ番組やバラエティーへの出演も重ね、ライブ中心の活動から知名度を広げていきました。
主要な経歴をまとめると、次のようになります。
| 時期 | 出来事・出演実績 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 2014年4月 | コンビ結成 | 上田航平とサイトウナオキがコントを中心に活動開始 |
| 結成初期 | フリーでライブ活動 | 浅草を中心としたライブ活動などを通じて経験を積む |
| 2017年10月 | キングオブコント2017決勝進出 | 初出場で最終順位8位 |
| 2017年10月 | グレープカンパニー所属 | フリーでの活動を経て事務所に所属 |
| 2019年 | キングオブコント2019決勝進出 | 最終順位5位。「腹話術師の謝罪会見」などで話題に |
| 2019年度 | NHK新人お笑い大賞準優勝 | コントの実力を示す実績を重ねる |
| 2023年11月6日 | コンビ解散 | サイトウは退所・芸能活動休止を発表、上田は活動継続 |
| 2024年以降 | それぞれの活動へ | 上田は芸人・作家、サイトウはテレビ出演などで個別に活動 |
2017年のキングオブコントでは、ゾフィーは「母さん」というネタを披露し、最終順位8位となりました。2019年は決勝に再進出し、最終順位5位を記録しています。優勝には届かなかったものの、異なる年に2度決勝へ進んだことは、コンビの代表的な実績です。
出演番組としては、「有吉の壁」「ネタパレ」「ゴッドタン」「にちようチャップリン」「千鳥のクセがスゴいネタGP」などのネタ・バラエティー番組が挙げられます。また、テレビ朝日の「お助け!コントット」や「東京BABYBOYS9」など、コントを軸とした番組でも活動してきました。こうした実績が、ゾフィーを賞レースだけでなくテレビでも印象に残るコンビにした要因です。
【ネタの評判】「母さん」と腹話術人形ふくちゃんが残したインパクト
ゾフィーのコントの特徴は、日常にありそうな設定を出発点にしながら、登場人物の異常な言動や場面の不穏さを笑いへと転換するところにあります。単純な言葉遊びよりも、人物の考え方や状況そのもののおかしさを際立たせる作風が持ち味でした。
2017年のキングオブコントで披露された「母さん」は、その特徴が表れたネタの一つです。母親を食事を作る人としてしか扱わない息子の姿を通じて、人物の身勝手さや異常性を描く構成でした。
このネタは放送後、一部の視聴者から不快だという反応が出る一方、息子の外道ぶりそのものを笑うネタだと受け止める意見も紹介されました。つまり、同じコントでも、登場人物の言動を批判的に描いた表現として見るか、その言動自体に不快感を覚えるかで評価が分かれたのです。
この反応は、ゾフィーのコントが単に誰も傷つけない軽い笑いだけを目指したものではなかったことを示しています。人間の身勝手さや社会的な違和感を題材にするコントでは、笑いの対象が誰なのかを観客がどう受け止めるかによって、評価が大きく変わります。
もう一つの代表的な話題が、2019年のキングオブコントで披露された「腹話術師の謝罪会見」です。ネタに登場する腹話術人形「ふくちゃん」は注目を集め、放送後には人形そのものの人気も話題になりました。ライブやテレビでネタを見た人の記憶に残るキャラクターを生み出せた点は、ゾフィーの強みでした。
ゾフィーのネタを評価する際には、単に「面白いかどうか」だけでなく、設定の作り込み、人物の異常さを見せる演技、笑いと不穏さのバランスにも注目すると、コンビの個性がより理解しやすくなります。
【解散理由と真相】酒や女性関係だけでは説明できないコンビ間の溝
ゾフィーの解散は、2023年11月6日、所属事務所のグレープカンパニーが公式サイトで発表しました。発表では、サイトウナオキが事務所を退所して一度芸能活動を休止し、上田航平は引き続き所属してプレーヤー兼作家として活動すると説明されています。
発表当日、上田は自身のSNSで、解散の理由にはさまざまな事情があり、一生懸命考えたうえでの結論だという趣旨を伝えました。公式発表の段階では、個別の事情がすべて説明されたわけではありませんでした。
その後、2023年11月10日放送のABEMA「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で、解散に至る経緯が本人たちから語られました。番組は解散発表前に収録されたもので、上田が解散を切り出したことや、サイトウの酒癖、女性関係をめぐる問題が仕事に影響していたことなどが説明されています。
報道によると、上田はサイトウの酒に関する失敗や、女性関係をめぐるトラブルについて以前から対応に苦慮していたといいます。女性スタッフとの不適切な関係をめぐる問題も本人たちの説明の中で取り上げられ、コンビの仕事を続けるうえで看過できない状況になっていたことが明かされました。
番組では、解散をめぐって事務所関係者や親しい芸人らも交えた長時間の話し合いがあったことも紹介されました。上田が、酒をやめてコンビを続けるか、解散して酒を飲む生活を選ぶかという趣旨の問いを投げかけた際、サイトウが酒を選ぶ趣旨の回答をしたことが、決断に至る経緯として報じられています。
ただし、解散理由を酒や女性関係だけで説明するのも十分ではありません。2024年1月の日刊SPA!のインタビューで、サイトウは、酒の問題を抜きにしてもコンビ間の関係性は良くなく、上田のコントに対するストイックな姿勢についていけない状態だったと振り返っています。
同インタビューでは、ネタをすべて上田が書いていたため、サイトウ自身の熱量が伝わりにくかったことや、ネタについて意見を出さずにいたことも関係悪化の背景として語られました。上田が制作面で強いこだわりを持つ一方、サイトウは自分の意見を表に出しにくかったという、仕事の進め方をめぐるずれもあったのです。
ここから見えてくるのは、解散の引き金となった問題と、長期的に積み重なったコンビ間の不一致を分けて考える必要があるということです。酒や女性関係をめぐる問題が直接的なきっかけとして語られた一方、ネタ作りへの姿勢や意思疎通の難しさも、解散を理解するうえで欠かせない要素でした。
【2026年最新】上田航平の現在とサイトウナオキの解散後の活動
解散後の2人は、同じ道を歩んでいるわけではありません。上田は所属事務所に残って芸人・作家としての活動を続け、サイトウは退所と芸能活動休止を発表した後、テレビ出演などを通じて活動を再開しています。
上田航平:コント制作と舞台、ピン芸人としての挑戦
上田航平は2026年現在もグレープカンパニーに所属し、コントを演じるプレーヤーとしてだけでなく、ネタや舞台などの制作に携わる作家としても活動しています。解散後は新たなコントライブを展開し、舞台やドラマの作家としても仕事の幅を広げてきました。
2024年12月には「Tokyo Sketchers」としてシカゴでコントライブを行うなど、日本国内のテレビ出演に限らない活動も見られます。2025年には蓮見翔が脚本・演出を手がけた上田の単独公演「劇団をつぶした男」も展開されました。
さらに、上田は2026年4月に初のピンソロ単独コントライブ「バッドセルフィー」を開催しました。本人が同月に公開した振り返りでは、解散後は作家の仕事が増え、1人でコントを演じる難しさにも直面していたことを明かしています。それでも、ユニットコントを通じて再び自分で笑いを届けたいという思いが強まり、単独ライブの実施につながったと説明しています。
2026年10月24日時点では、次の単独ライブ「ラブ&アンガー」が11月19日に渋谷ユーロライブで開催される予定です。グレープカンパニーの公式告知でも開催が案内されており、上田がピン芸人としての舞台活動を継続していることが分かります。
サイトウナオキ:芸能活動休止の発表後、テレビ出演で活動再開
サイトウナオキは、解散当日のグレープカンパニーの発表で、事務所を退所し、一度芸能活動を休止すると説明されました。本人も解散時に、今後は居酒屋の仕事に力を入れる意向を示していました。
一方、ウェブザテレビジョンのプロフィールでは、2024年から東海テレビの「千原ジュニアのヘベレケ」に月替わりの芸人アシスタントとして出演し、活動を再開したことが紹介されています。そのため、解散時に発表された芸能活動休止が、その後も一貫して続いていると捉えるのは正確ではありません。
ただし、上田のように2026年の単独ライブや所属事務所による告知が継続して確認できる状況とは異なり、サイトウの2026年の芸能活動については、継続的な出演予定や新たな所属先を示す情報が限られています。現在の活動を把握する際は、過去の出演歴と直近の活動情報を分けて見る必要があります。
このように、ゾフィーの解散後は、上田がコント制作と舞台表現を広げる一方、サイトウは別の働き方を模索してきました。解散は2人の芸人としての経歴を終わらせたのではなく、それぞれの活動形態を変える転機になったといえます。

【グレープカンパニーと解散後】事務所の発表、単独ライブ中止、よくある誤解
ゾフィーの所属事務所は、サンドウィッチマンらが所属するグレープカンパニーです。ゾフィーは結成当初から同事務所に所属していたわけではなく、フリーで活動した後、2017年10月に所属が公表されました。
2023年11月6日の解散発表では、上田が事務所に残り、サイトウが退所することが明らかになりました。また、すでに告知されていた「ゾフィー単独ライブ2024」は中止となりました。解散発表後も出演予定の番組があったため、コンビとしての活動終了と、収録済み番組などの放送時期にはずれが生じることになりました。
解散について誤解しやすい点の一つは、「キングオブコントで結果が出なかったために解散した」という見方です。実際には2017年に8位、2019年に5位と決勝で結果を残し、NHK新人お笑い大賞でも準優勝しています。賞レースでの成績だけを見れば、解散の理由を単純に実力不足と結びつけることはできません。
もう一つは、「酒や女性関係だけが唯一の理由だった」という見方です。本人たちのテレビ番組での説明では、酒や女性関係をめぐる問題が解散を決断する大きな要因として語られました。一方、サイトウ自身のインタビューでは、ネタ作りへの姿勢やコンビ内の意思疎通、仕事に対する温度差も説明されています。直接のきっかけと、以前から存在した関係性の問題を区別して理解することが大切です。
また、解散後に上田が作家業を増やしたことは、コントから離れたことを意味しません。2026年にはピンでの単独コントライブを実施し、同年11月にも次の単独ライブを予定しています。ネタを作る力と舞台で演じる力を両立させる方向へ、活動の形を変えているのです。
【ゾフィー お笑いコンビ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゾフィーはいつ結成され、いつ解散しましたか? A1:2014年4月に上田航平とサイトウナオキが結成し、2023年11月6日に解散しました。約9年半にわたって活動したコンビです。
Q2:ゾフィーのコンビ名の由来は何ですか? A2:特撮作品「ウルトラシリーズ」に登場するキャラクターのゾフィーが由来です。英語表記は「ZOFFY」です。
Q3:ゾフィーはキングオブコントで優勝したことがありますか? A3:優勝経験はありません。2017年に決勝進出して8位、2019年には再び決勝へ進出して5位となりました。令和元年度NHK新人お笑い大賞でも準優勝しています。
Q4:ゾフィーの解散理由は何ですか? A4:本人たちの説明によると、サイトウの酒癖や女性関係をめぐる問題が大きなきっかけでした。加えて、ネタ作りへの姿勢やコンビ間の意思疎通、仕事に対する温度差なども背景にあったと語られています。
Q5:上田航平とサイトウナオキは2026年現在、何をしていますか? A5:上田はグレープカンパニーに所属し、芸人・作家として活動しています。2026年4月には初のピンソロ単独コントライブを開催し、11月19日にも第2回単独ライブを予定しています。サイトウは2024年にテレビ番組への出演で活動再開が伝えられましたが、2026年の継続的な活動予定については公表情報が限られています。
まとめ:ゾフィーの功績と解散から見えるコンビ活動の難しさ
ゾフィーは2014年4月の結成から、フリーでのライブ活動、グレープカンパニーへの所属、キングオブコント2017・2019の決勝進出を経て、コント師として確かな実績を残しました。「母さん」や「腹話術師の謝罪会見」など、賛否や話題を呼ぶネタを生み出したことも、コンビの個性を物語っています。
2023年11月6日の解散は、酒や女性関係をめぐる問題だけでなく、ネタ作りへの姿勢や仕事に対する考え方の違いも重なった結果でした。実力があり、賞レースで結果を残していても、コンビとして活動を続けるには、創作への熱量や意思疎通、互いに納得できる仕事の進め方が欠かせないことが分かります。
2026年現在、上田航平はコント制作と舞台で新たな挑戦を続け、サイトウナオキも解散後にテレビ出演で活動を再開しています。コンビとしてのゾフィーは解散しましたが、2人が積み重ねた経験や作品まで失われたわけではありません。過去のネタや出演実績を振り返ることは、ゾフィーというコンビの魅力と、日本のお笑いにおけるコント表現の幅を改めて知る手がかりになります。 (出典: ゾフィー お笑い コンビ(Yahoo!ニュース))