MLB防御率ランキング2026年最新!ア・リーグ/ナ・リーグ順位と歴代記録を徹底解説
2026年のMLBレギュラーシーズンが終了し、投手の実力を測る重要指標「防御率(ERA)」の年間ランキングが確定しました。全米トップに立ったのはミルウォーキー・ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーで、防御率は1.80。アメリカン・リーグではニューヨーク・ヤンキースのキャム・シュリットラーが1.95を記録し、リーグ最高の成績を残しました。ドジャースの山本由伸も防御率2.53でナショナル・リーグ3位、MLB全体5位に入っています。
ただし、防御率ランキングは数字を低い順に並べるだけでは全体像をつかめません。規定投球回を満たしているか、救援投手と先発投手のどちらなのか、歴代の記録と比較してどの程度の価値があるのかによって、評価は変わります。2026年の最新順位から日本人投手の成績、最優秀防御率のタイトル獲得条件、1901年以降・2000年以降の歴代記録まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年のMLB全体1位:ジェイコブ・ミジオロウスキーが防御率1.80でナ・リーグとMLB全体のトップ。
- 日本人投手の注目順位:山本由伸は防御率2.53でナ・リーグ3位、MLB全体5位。大谷翔平は1.79ながら投球回数が規定未満。
- 歴代記録の見方:1901年以降の最低防御率はダッチ・レナードの0.96、2000年以降ではザック・グレインキーの1.66が代表的な記録。
【2026年最新】MLB防御率ランキングをア・リーグ/ナ・リーグ別に紹介
2026年のMLB防御率ランキングは、両リーグで異なる投手が首位を獲得しました。MLB.comのレギュラーシーズン最終成績とリーグ別の投手成績を基に、規定投球回を満たした投手の上位5人を紹介します。防御率は数値が低いほど優秀です。
アメリカン・リーグ(ア・リーグ)防御率ランキング
ア・リーグの1位は、ヤンキースのキャム・シュリットラーです。防御率1.95は、2026年シーズンのア・リーグで唯一の1点台。規定投球回を超える登板を重ねながら、安定した失点抑制を実現しました。
- 1位:キャム・シュリットラー(ヤンキース) — 防御率1.95
- 2位:ディラン・シース(ブルージェイズ) — 防御率2.40
- 3位:パーカー・メシック(ガーディアンズ) — 防御率2.56
- 4位:ドリュー・ラスムッセン(レイズ) — 防御率2.67
- 5位:ソニー・グレイ(レッドソックス) — 防御率2.72
シュリットラーは防御率だけでなく、シーズン193回2/3を投げ、239奪三振を記録しました。MLB.comは、同投手の1.95という防御率が、1913年にア・リーグで自責点が公式記録となって以降、150イニング以上を投げたヤンキース投手のシーズン記録で3番目に低い数字に当たると紹介しています。
2位のシースも防御率2.40と優秀な数字を残していますが、首位との差は0.45。2026年のア・リーグでは、シュリットラーの失点を抑える能力が際立ったシーズンとなりました。
ナショナル・リーグ(ナ・リーグ)防御率ランキング
ナ・リーグでは、ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーが防御率1.80で首位に立ちました。奪三振数も252でリーグを制し、WHIP(1イニング当たりの被安打と与四球の合計)も0.80。複数の主要投手指標でトップクラスの成績を残しています。
- 1位:ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ) — 防御率1.80
- 2位:クリス・セール(ブレーブス) — 防御率2.16
- 3位:山本由伸(ドジャース) — 防御率2.53
- 4位:ヘスス・ルザルド(フィリーズ) — 防御率2.86
- 5位:エドゥアルド・ロドリゲス(ダイヤモンドバックス) — 防御率2.89
ミジオロウスキーは2026年のレギュラーシーズンを16勝5敗、防御率1.80、174回2/3、252奪三振で終えました。MLB.comによれば、シーズンを通して防御率、奪三振、WHIP、被打率の各部門でメジャー全体のトップに立っています。
ア・リーグとナ・リーグの首位を比べると、ミジオロウスキーが1.80、シュリットラーが1.95。両者とも防御率1点台ですが、2026年のMLB全体ではミジオロウスキーが最も低い数値を記録しました。
【日本人投手の順位】山本由伸・大谷翔平・今永昇太の2026年成績
MLB日本人投手の防御率順位を確認する際は、規定投球回を満たした投手と、投球回数が少ないため公式のタイトル争いの対象にならない投手を分けて考える必要があります。2026年は山本由伸がリーグ上位の成績を残した一方、大谷翔平も短い投球回数の中で非常に低い防御率を記録しました。
山本由伸:防御率2.53でナ・リーグ3位
ドジャースの山本由伸は、2026年のレギュラーシーズンを14勝9敗、防御率2.53、185イニング、182奪三振で終えました。ナ・リーグの防御率ランキングでは3位、MLB全体では5位に相当する成績です。WHIPも0.87と低く、規定投球回を満たした投手の中で優れた安定感を示しました。
防御率2.53は、単に失点が少ないというだけでなく、185イニングを投げて残した数字である点が重要です。短い登板数で好成績を残す場合とは異なり、シーズンを通じて投球の質を維持することが求められます。山本は投球回数と防御率の両面で高い水準を示しました。
大谷翔平:防御率1.79でも最優秀防御率の対象外
大谷翔平は2026年、投手として14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、85回2/3、95奪三振、WHIP0.95を記録しました。防御率だけを見れば、リーグ首位のミジオロウスキーをも下回る数値です。
しかし、162試合制のシーズンでは、原則として162イニング以上が防御率タイトルの資格条件です。大谷の投球回数は85回2/3にとどまったため、最優秀防御率の公式タイトル争いには加わりません。防御率1.79という成績自体は優秀でも、年間タイトルの資格を満たしているかどうかは別の問題です。
この違いは、MLB投手個人成績ランキングを読むうえで見落とせないポイントです。投球回数の少ない投手は、失点を数点抑えるだけで防御率が大きく変動する場合があります。規定投球回を超えて同じ水準を維持できるかどうかが、年間成績を評価するうえで重要になります。
今永昇太:規定投球回を満たしたシーズン
カブスの今永昇太は、2026年のレギュラーシーズンで11勝10敗、防御率3.77、174回1/3、174奪三振を記録しました。162イニングを超えているため、規定投球回の条件を満たしています。
防御率3.77は山本の2.53を上回るものの、今永も年間を通じてローテーションを担った投手です。日本人投手の成績を比較する際には、山本のリーグ上位の防御率、大谷の短い投球回数での1点台、今永の規定投球回到達というように、それぞれの成績の性質を区別すると理解しやすくなります。
【防御率ERAの計算方法】規定投球回と最優秀防御率の条件
MLBの防御率(ERA)は、投手が9イニングを投げた場合に何点の自責点を許す計算になるかを表す指標です。失策などによる自責点にならない失点は、通常の防御率の計算には含まれません。MLB公式の用語解説でも、投手の失点抑制能力を測る基本的な指標として説明されています。
防御率の計算式
防御率(ERA)=自責点 × 9 ÷ 投球回
例えば、185イニングを投げて自責点が52だった場合、52に9を掛けて185で割ります。計算結果は約2.53となり、防御率は2.53です。山本由伸の2026年の成績も、自責点52、投球回185イニングから計算すると防御率2.53になります。
なお、投球回の「185回1/3」は、統計表では「185.1」と表記されることがあります。この「.1」は小数の0.1ではなく、アウト1つ、つまり3分の1イニングを意味します。「185.2」ならアウト2つ分の3分の2イニングです。計算時には、この野球独特の表記に注意が必要です。
規定投球回の条件は162イニング
MLBでは、最優秀防御率などの投手タイトルを争うには、原則として所属リーグの予定試合数1試合につき1イニング以上を投げる必要があります。162試合制の2026年は、基本的に162イニングが条件です。雨天中止などで実際の試合数が少なくなっても、予定試合数を基準に判定します。
規定投球回を満たしていなくても、防御率そのものは算出されます。ただし、最優秀防御率のタイトル獲得資格を満たさないため、ランキングの表示方法によっては対象外になったり、規定投球回を満たす選手とは別に掲載されたりします。
2026年の主要成績を整理すると、規定投球回と防御率の関係は次のとおりです。
| 項目 | 2026年の成績・条件 | ランキング上の意味 |
|---|---|---|
| MLB全体の防御率1位 | ミジオロウスキー、1.80 | 規定投球回を満たした年間トップ |
| ア・リーグ1位 | シュリットラー、1.95 | ア・リーグの最優秀防御率候補となる成績 |
| 日本人投手の上位 | 山本由伸、2.53 | ナ・リーグ3位、MLB全体5位 |
| 規定投球回の基準 | 162イニング | 最優秀防御率のタイトル資格を判定 |
| 大谷翔平の投球回 | 85回2/3、防御率1.79 | 防御率は優秀だが、規定投球回未達 |
表から分かるように、防御率の低さと年間タイトルの資格は同じ意味ではありません。投手個人の能力を評価する場合は防御率の数値を、年間タイトルを確認する場合は規定投球回を含めて見ることが大切です。

【最優秀防御率タイトル】サイ・ヤング賞との違いと歴代受賞記録
MLBの最優秀防御率は、規定投球回を満たした投手のうち、防御率が最も低い選手に与えられるリーグ別のタイトルです。一方、サイ・ヤング賞は各リーグで最も優れた投手を表彰する賞であり、防御率だけで受賞者が決まるわけではありません。
最優秀防御率とサイ・ヤング賞は別の評価軸
防御率は実際に許した自責点を基に計算するため、投手が試合でどれだけ失点を抑えたかを直接的に示します。一方、サイ・ヤング賞の評価では、奪三振、投球回、勝敗、WHIPなどの成績も比較材料になります。守備、球場の特性、対戦相手といった背景も、数字を読み解くうえで考慮すべき要素です。
2026年のミジオロウスキーは防御率1.80に加え、252奪三振、WHIP0.80を記録しました。防御率以外の主要指標も優れているため、投手としての総合評価を考える際にも強い材料があります。ただし、最優秀防御率のタイトルを獲得したことだけで、サイ・ヤング賞の受賞が自動的に決まるわけではありません。
レフティ・グローブは最優秀防御率を9度獲得
歴代の最優秀防御率タイトルで特筆すべき存在が、左腕のレフティ・グローブです。MLB公式の歴史資料などによれば、グローブは現役時代に9度ア・リーグの防御率トップに立ちました。この受賞回数は、ア・リーグとナ・リーグを通じた歴代最多記録です。
グローブは1925年から1941年までプレーし、通算300勝を挙げた殿堂入り投手でもあります。1931年にはア・リーグMVPも受賞しました。最優秀防御率を一度獲得するだけでも優れたシーズンが必要ですが、9度の受賞には、異なるシーズンでも繰り返し高い水準を維持する力が求められます。
現代の投手を歴代選手と比較する際には、単年の防御率だけでなく、タイトル獲得回数や複数年の成績も見ると、継続的な実力を評価できます。
【歴代シーズン防御率ランキング】1901年以降・2000年以降の記録を比較
MLBの歴代シーズン防御率ランキングを調べる際は、全期間を対象にした記録と、1901年以降、2000年以降に区切った記録を分けて見る必要があります。野球のルールや打撃環境、球場、投手の起用法は時代によって変化しており、単純に数字だけを比較すると実力を誤って評価する可能性があるためです。
MLB全期間の最低防御率は0.86
MLBの歴代シーズン防御率ランキングで、全期間を対象にした最低記録として知られるのが、ティム・キーフの0.86(1880年)です。これに続く記録として、1914年のダッチ・レナードが0.96、1906年のモーデカイ・ブラウンが1.04を残しています。
1880年は現代とは競技環境が大きく異なる時代です。当時の投球ルールや打撃環境、投手の起用法を踏まえずに、0.86と2026年の1.80をそのまま比べることは適切ではありません。歴代記録を読むときは、対象となる年代を確認することが重要です。
1901年以降ではダッチ・レナードの0.96
アメリカン・リーグが創設された1901年以降に対象を絞ると、ダッチ・レナードが1914年に記録した防御率0.96が歴史的な最低記録として挙げられます。続く1906年のモーデカイ・ブラウンは1.04、1968年のボブ・ギブソンは1.12を記録しました。
この時代の低い防御率を理解するうえで重要なのが、いわゆる「デッドボール時代」です。長打や本塁打が現代ほど多くなかった打撃環境では、投手の防御率が非常に低くなることがありました。したがって、歴代の絶対値だけでなく、同じ時代のリーグ平均と比べる視点も欠かせません。
2000年以降の記録はザック・グレインキーの1.66
2000年以降のMLB防御率ランキングでは、ザック・グレインキーが2015年に記録した1.66が代表的な最低記録です。グレインキーはこの年に19勝3敗、WHIP0.84を記録し、メジャー全体で最も低い防御率を残しました。MLB公式の選手成績でも、2015年の防御率1.66が確認できます。
2000年にはペドロ・マルティネスが防御率1.74を記録しています。2000年代以降の投手成績を比較すると、グレインキーの1.66、マルティネスの1.74、2026年のミジオロウスキーの1.80という数字が、現代の歴史的な好成績を理解するうえでの目安になります。
2026年のミジオロウスキーの1.80も極めて優れた成績ですが、2000年以降の最低防御率という観点では、2015年のグレインキーの1.66がさらに低い数字です。全期間、1901年以降、2000年以降という区分を変えると、比較対象と記録の意味も変わります。
【プロの結論】MLB防御率ランキングを正しく読むための判断基準
MLB防御率ランキングを分析する際には、次の3点を確認することで、数字の意味をより正確に把握できます。
1.規定投球回を満たしているか
最初に確認すべきなのは、年間タイトルの資格があるかどうかです。大谷翔平のように防御率1.79を記録していても、投球回数が規定に届かなければ最優秀防御率の対象にはなりません。年間の実績を比較するなら、投球回数と防御率をセットで確認しましょう。
2.防御率以外の指標も比較する
防御率は重要な指標ですが、守備や球場などの影響も受けます。WHIP、奪三振、与四球、被本塁打、FIP(守備の影響を抑えて投手の責任に近い要素を評価する指標)なども確認すると、投手の特徴をより立体的に把握できます。サイ・ヤング賞のような総合評価を理解する場合にも、この比較が役立ちます。
3.ランキングの対象期間と集計条件をそろえる
MLB公式の個人成績、スポーツナビのMLB個人成績、日刊メジャーリーグの防御率ランキングなどを参照する際は、レギュラーシーズンかポストシーズンか、規定投球回の条件が設定されているかをそろえてください。同じ選手でも、シーズン全体とポストシーズンでは防御率が異なります。また、ランキングの絞り込み設定によって、規定未達の投手が表示されない場合もあります。
最も低い防御率を探すだけなら数値の昇順で確認できますが、投手の年間成績を評価するなら、投球回数、WHIP、奪三振、リーグ内順位を組み合わせて見るのが適切です。歴代記録との比較では、さらに年代と当時の競技環境を考慮する必要があります。
【MLB防御率ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のMLB防御率ランキングで1位になった投手は誰ですか?
A1:2026年のレギュラーシーズンでは、ミルウォーキー・ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーが防御率1.80でMLB全体の1位になりました。ナ・リーグでも首位で、252奪三振も記録しています。
Q2:2026年の日本人投手で防御率が最も低かったのは誰ですか?
A2:規定投球回を満たした日本人投手では、ドジャースの山本由伸が防御率2.53を記録し、ナ・リーグ3位、MLB全体5位に入りました。一方、大谷翔平は防御率1.79でしたが、85回2/3の登板にとどまり、規定投球回を満たしていません。
Q3:MLBの規定投球回は何イニングですか?
A3:162試合制では、原則として162イニングです。最優秀防御率のタイトルを争うには、予定試合数に応じた規定投球回を満たす必要があります。
Q4:MLBの歴代シーズン最低防御率は何点ですか?
A4:全期間ではティム・キーフが1880年に記録した0.86が歴史的な最低記録です。1901年以降ではダッチ・レナードの0.96、2000年以降ではザック・グレインキーの1.66が代表的な記録です。
Q5:防御率が低ければ必ずサイ・ヤング賞を受賞できますか?
A5:いいえ。防御率は重要な評価材料ですが、サイ・ヤング賞は投球回、奪三振、WHIP、勝敗などを含む投手の総合的な成績を踏まえて選出されます。最優秀防御率のタイトルとサイ・ヤング賞は別の表彰です。
まとめ:2026年のMLB防御率ランキングと今後の注目ポイント
2026年のMLB防御率ランキングは、全体1位のジェイコブ・ミジオロウスキーが1.80、ア・リーグ1位のキャム・シュリットラーが1.95という結果になりました。山本由伸は2.53でナ・リーグ3位、MLB全体5位に入り、日本人投手としても注目すべき成績を残しています。
一方、大谷翔平の防御率1.79が示すように、数値の低さだけでは年間タイトルの資格を判断できません。規定投球回の条件、防御率の計算方法、WHIPや奪三振などの関連指標を確認することで、ランキングをより正確に読み解けます。
歴代記録との比較では、全期間の0.86、1901年以降の0.96、2000年以降の1.66という記録が重要な基準になります。ただし、時代によって打撃環境や競技条件が異なるため、単純な数字の比較だけで投手の優劣を決めることはできません。
今後のMLB投手成績を追う際も、最新の防御率ランキングと規定投球回、投球回数、関連指標を組み合わせて確認することが、選手の実力や歴史的な価値を見極めるための確かな判断基準となります。 (出典: mlb 防御率 ランキング(Yahoo!ニュース))