コロちゃんコロッケは今も買える?2026年の現存店・冷凍販売と破産の真相を徹底解説
2000年代、スーパーの駐車場や駅前などで見かけた「コロちゃんのコロッケ屋!」。1個50円という手頃な価格と、揚げたてのコロッケを提供するスタイルで人気を集め、最盛期には全国約700店舗、海外にも進出した平成を代表するコロッケチェーンです。しかし、運営会社のコロちゃん株式会社は2007年8月13日に自己破産を申請。約25億円の負債を抱え、全国の店舗網は急速に縮小しました。
2026年現在、コロちゃんコロッケはもう食べられないのでしょうか。実は、本部の破産後も営業を続ける店舗があり、生協向けの冷凍商品もメーカーの商品情報に掲載されています。さらに、2026年にはお笑いコンビ・Wエンジンのチャンカワイが実家と同チェーンの関係を明かし、再び話題になりました。現存店と冷凍商品の違い、倒産の背景、フランチャイズの仕組み、よく似た「コロッケのころっ家」との関係まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在も買える:2026年1月の地域報道で東京都八王子市の元八王子店の営業が確認されており、全国に少数の店舗が残っています。
- 倒産の理由:2007年8月13日に自己破産を申請。負債は約25億円で、競争激化や売上低迷、出店・広告費などによる資金繰りの悪化が背景にありました。
- 冷凍商品も存在:メーカーの商品情報には生協専用の冷凍コロッケが掲載されています。ただし、全国のスーパーやコンビニで常時買えるという意味ではありません。
【2026年現在】コロちゃんコロッケは今も買える?現存店と冷凍商品の違い
結論からいうと、コロちゃんのコロッケ屋!を名乗る店舗は、2026年にも営業が報じられています。ただし、かつての全国チェーンが復活したわけではありません。本部の破産後も、独立した店舗が営業を継続しているというのが実情です。
現在の営業が報じられた店舗は東京都八王子市
2026年1月31日付の地域メディア「号外NET 八王子市」は、東京都八王子市元八王子にある「コロちゃんのコロッケ屋!」を紹介しました。同記事によると、店主は長年同店で働いてきた人物で、2007年に本部がなくなった後、自身の店として経営を続けています。
注目したいのは、屋号だけを引き継いだ店ではないという点です。同記事では、店主が許可を得て従来の名前やメニューを維持し、以前から材料を製造していた会社の協力も受けながら営業していると説明しています。大規模チェーンの本部が消滅しても、現場の店主と供給元の協力によって商品が残った事例です。
また、ロケットニュース24は2025年9月、八王子・千葉・栃木に計4店舗が残っているとして、元八王子店を取材しました。一方、2026年1月の八王子市の報道では、全国の店舗数は10店に満たないとされています。いずれも報道時点の情報であり、2026年10月現在の正確な全国店舗数を示す公式一覧は確認できません。
訪問先を探すなら、まず元八王子店の営業状況を確認するのが現実的です。過去の記事に掲載された営業時間や価格が現在も同じとは限らないため、遠方から出かける場合は直近の営業情報を調べておきましょう。
冷凍コロちゃんコロッケは生協向け商品が手がかり
店頭で買うのが難しい人にとって、もう一つの選択肢が冷凍商品です。食品メーカーのニッキーフーズの商品情報には、「コロちゃんのコロッケ屋!」シリーズとして、冷凍コロッケが掲載されています。
掲載商品の例は、北海道産じゃがいもを使用した600g・10個入りのコロッケや、電子レンジで温めるタイプの325g・5個入り商品です。いずれも生協専用品として紹介されています。
ただし、メーカーの商品情報への掲載と、近所の店舗で現在購入できることは別問題です。生協の取り扱い商品は地域や注文時期によって異なる可能性があるため、利用している生協のカタログや商品検索で確認してください。
「冷凍コロちゃんコロッケは全国のスーパーやコンビニで普通に買える」という理解は正確ではありません。販売先を探す際は、一般的な冷凍コロッケと、商品名に「コロちゃんのコロッケ屋!」を冠した商品を区別することが大切です。

【全国約700店舗へ】1個50円から広がったコロちゃんコロッケの歴史
コロちゃんのコロッケ屋!は、単に安いコロッケを販売する店として成功したのではありません。小規模な店舗で商品を提供し、フランチャイズ方式によって出店数を増やす仕組みが成長を支えました。
J-CASTニュースが2007年に報じた帝国データバンクの情報などによると、事業の始まりは1996年9月。岐阜県恵那市で、1個50円のコロッケを販売する直営店からスタートしました。その後、フランチャイズ展開を進め、2000年5月にはコロちゃん株式会社として独立。2002年ごろには国内外で約700店舗に達する規模へ拡大しました。
当時の店舗は、スーパーマーケットの敷地や駐車場、駅前などの小さなスペースにも出店できるのが特徴でした。大きなレストランを構えず、フライヤーや冷凍庫、商品を保温する設備などを置いてコロッケを販売するスタイルは、出店場所の選択肢を広げるものでした。
コロちゃんコロッケの主要な出来事を年表で整理
| 時期 | 出来事 | 経営上の意味 |
|---|---|---|
| 1996年9月 | 岐阜県恵那市でコロッケ販売を開始 | 1個50円という低価格を打ち出す |
| 1997年以降 | フランチャイズ展開を推進 | 小規模店舗を中心に出店を拡大 |
| 2000年5月 | コロちゃん株式会社として独立 | 全国展開を進める運営体制を整える |
| 2002年ごろ | 店舗数が約700店規模に到達 | 海外にも進出し、急成長を遂げる |
| 2003年3月期 | 売上高約37億5,000万円 | 事業規模の拡大が数字にも表れる |
| 2007年3月期 | 売上高が約27億円に減少 | 競争激化や店舗網の縮小などで業績が悪化 |
| 2007年8月13日 | 名古屋地方裁判所に自己破産を申請 | 負債総額は約25億円と報じられる |
店舗数や売上高、破産の経緯については、当時のJ-CASTニュースや毎日新聞などの報道に基づいています。店舗数は資料によって約700店、約750店などの表現の違いがありますが、いずれも全国規模に広がったチェーンだったことを示しています。
また、1個50円という価格は、消費者にとって分かりやすい魅力でした。小遣いで買えるおやつとして、学校帰りや買い物のついでに利用しやすかったことも、平成の記憶として残っている理由の一つです。
【なぜ自己破産した?】2007年8月13日と約25億円の負債、その背景
コロちゃん株式会社が自己破産を申請したのは、2007年8月13日です。翌14日には帝国データバンク名古屋支店が申請を明らかにし、J-CASTニュースなどが負債総額を約25億円と報じました。
全国約700店舗まで拡大したチェーンが、なぜ短期間で経営破綻に至ったのでしょうか。当時の報道を整理すると、単一の原因というより、競争環境の変化と拡大路線の負担が重なった構図が見えてきます。
1. コンビニや他の惣菜店との競争が激化
第一の要因は、外食産業や中食市場での競争です。コロッケは家庭でも作れるうえ、スーパーマーケットの惣菜売り場やコンビニエンスストアでも購入できます。コロちゃんのコロッケ屋!が提供していた低価格のコロッケは、買いやすさが魅力である一方、競合商品との差別化を保つことが難しい商材でもありました。
当時の報道では、コンビニなどとの競争激化や個人消費の低迷が、売上の伸び悩みにつながったとされています。店舗を増やしても、各店の販売量が十分に伸びなければ、チェーン全体の収益は安定しません。
2. 加盟店の撤退と不採算店舗の閉鎖
第二の要因は、フランチャイズ網の縮小です。新規加盟が伸び悩む一方で、不採算店舗の閉鎖や加盟店の離脱が相次ぎ、売上を押し上げる力が弱まりました。
フランチャイズ本部は、加盟店が増えるほど仕入れや運営支援などの事業を広げやすくなります。しかし、加盟店の売上が落ちたり撤退が続いたりすると、商品供給やチェーン運営を支える仕組みそのものが弱体化します。店舗数の拡大が続くことを前提とした経営は、成長が止まったときに脆さを露呈します。
3. 新業態への進出でも主力部門の不振を補えなかった
コロちゃん株式会社は、コロッケ以外にもハンバーガー、パン、カレーなどの新業態に取り組みました。しかし、当時の報道によると、これらの事業は主力のコロッケ部門の不振を補うまでには至りませんでした。
さらに、急速な出店や広告宣伝に伴う借入金が膨らみ、資金繰りが悪化したと伝えられています。2003年3月期に約37億5,000万円あった売上高は、2007年3月期には約27億円まで減少しました。売上の縮小と、拡大に伴って発生した費用や債務の負担が重なったことが、経営破綻の大きな背景です。
つまり、コロちゃんコロッケの破産は「安い商品だったから失敗した」と単純化できる話ではありません。低価格を武器に規模を拡大する戦略が、競争激化による売上低迷と資金負担の増大に耐えられなくなった点に、経営上の教訓があります。

【フランチャイズの仕組み】加盟料・初期費用はどうだった?
コロちゃんのコロッケ屋!が全国に広がった背景には、小規模なスペースで営業できるフランチャイズの仕組みがありました。大きな飲食店を開くのではなく、限られた売り場で商品を販売できるため、従来型の飲食店よりも出店のハードルを下げやすいモデルでした。
本部が商品を供給し、加盟店が販売する仕組み
当時の店舗紹介記事などによると、加盟店はフライヤー、保温用のショーケース、冷凍庫などを備え、コロッケを販売していました。本部側は冷凍コロッケや植物油などを供給し、加盟店は商品を調理して顧客に提供するという仕組みです。
このモデルには、複数の利点がありました。
- 小規模な売り場でも開業を検討できる。
- 主力商品が絞られているため、メニューや調理工程を標準化しやすい。
- 本部から商品供給を受けることで、加盟店が原材料の調達や商品開発を一から行う負担を抑えられる。
- スーパーの敷地や駐車場など、比較的小さなスペースを活用できる。
一方、こうしたモデルでは、販売価格が低い場合に十分な利益を確保できるかどうかが重要です。売上が少ない店舗でも家賃や人件費、光熱費などは発生します。商品を安く販売できても、販売個数が伸びなければ採算が合わなくなる可能性があります。
加盟料や初期費用はいくらだったのか
コロちゃんコロッケのフランチャイズについて、当時の報道の一部では、約2坪の小型店舗や開店資金約280万円という数字が紹介されています。ただし、これは当時の開店資金に関する説明であり、加盟料だけの金額を示すものではありません。また、現在の募集条件を示す数字でもありません。
加盟料、設備費、物件取得費、保証金、研修費などは、それぞれ性質が異なります。開業資金の総額と加盟料を同じものとして扱うと、実際に必要な資金を誤って理解することになります。
さらに、初期投資を抑えやすいことと、開業後に利益を出しやすいことも別です。低価格の商品を扱う店舗では、販売数、立地、固定費、仕入れ条件が収益を大きく左右します。コロちゃんの事例は、出店のしやすさだけでなく、各店舗の採算性と本部の資金管理がフランチャイズ経営に欠かせないことを示しています。
【チャンカワイの実家も加盟】コロちゃんコロッケの味と評判
コロちゃんコロッケが再び話題になったきっかけの一つが、お笑いコンビ・Wエンジンのチャンカワイによる実家のエピソードです。
2026年4月29日放送のTBS系「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」で、チャンカワイは実家がコロッケ店を営んでいたことを明かしました。翌30日の日刊スポーツやスポニチなどの報道によると、両親が始めたのは、チャンカワイが上京した後だったといいます。店は「コロちゃんコロッケ」のフランチャイズ加盟店でした。
このエピソードは、チャンカワイ本人がコロちゃん株式会社を経営していたという意味ではありません。あくまで両親が同チェーンの加盟店を営んでいたという話です。全国規模のチェーンが、芸能人の家族を含む地域の個人事業主によって支えられていたことが分かります。
味の評判は「甘み」「揚げたて」「手頃な価格」
コロちゃんコロッケの魅力として、当時の利用者の記憶や近年の店舗取材で挙げられるのは、じゃがいもの甘み、揚げたての香ばしさ、そして手頃な価格です。特に、買い物のついでや学校帰りに気軽に買えることは、一般的なレストランとは異なる価値でした。
ロケットニュース24が2025年9月に元八王子店を訪問した記事では、看板商品のコロちゃんコロッケを税込93円で紹介し、肉のうまみを感じられ、ソースなしでも食べやすい味わいと評価しています。カレー味などの種類も試食し、価格に対する満足感を伝えていました。
また、2026年1月の号外NET八王子市の記事では、同店がコロッケを175~180度ほどの油で揚げ、油を切ってサクサク感を保つ工夫をしていると紹介しています。こうした調理の積み重ねが、長く通う客を支えているのでしょう。
ただし、これらは個別の店舗取材に基づく評価であり、全国の消費者を対象にした味の満足度調査ではありません。現在の店舗で味わえる商品と、生協向けの冷凍商品では、調理方法や提供状態が異なるため、まったく同じ味だと考えないほうがよいでしょう。

【「コロッケのころっ家」とは別物】名前が似ている2チェーンの違い
検索で混同されやすいのが、「コロちゃんのコロッケ屋!」と「コロッケのころっ家」です。名前が似ているうえ、どちらもコロッケのテイクアウトを主力としているため、同じ会社が運営しているのではないかと考える人もいるかもしれません。
しかし、両者は別の事業です。「コロッケのころっ家」は、ものまねタレントのコロッケがプロデュースするコロッケ専門店で、公式サイトでは運営本部を株式会社コロッケエンターテイメントフーズとしています。同社の設立日は2020年10月26日です。
公式の商品紹介では、ビーフコロッケや牛すじコロッケ、チーズを使った商品などを展開。店舗情報には、商業施設や道の駅などに出店する店舗が掲載されています。2026年にも公式サイトでキャンペーンなどの告知が行われています。
一方、コロちゃんのコロッケ屋!は、岐阜県恵那市を拠点としたコロちゃん株式会社が運営し、2007年に自己破産を申請したチェーンです。名前に「コロッケ」が共通していても、運営会社、事業の始まり、ブランドの背景は異なります。
検索時に見分けるポイントは、ブランド名だけで判断せず、運営会社と商品情報を確認することです。「ころっ家」の現行店舗を見つけても、それが旧コロちゃんコロッケの復活店舗ということにはなりません。
【コロちゃんコロッケ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コロちゃんコロッケは2026年現在も買えますか?
A1:はい。2026年1月には東京都八王子市元八王子の店舗の営業が地域メディアで報じられています。ただし、全国チェーンとして営業しているわけではなく、残っている店舗はごく少数です。訪問前に最新の営業状況を確認してください。
Q2:コロちゃんコロッケの冷凍商品はどこで買えますか?
A2:ニッキーフーズの商品情報には、生協専用の冷凍コロッケや電子レンジ対応商品が掲載されています。実際の取り扱いは生協や地域、注文時期によって異なる可能性があるため、利用している生協のカタログや商品検索で確認するのがおすすめです。
Q3:コロちゃんコロッケはなぜ倒産したのですか?
A3:2007年8月13日にコロちゃん株式会社が自己破産を申請し、負債総額は約25億円と報じられました。競争激化や個人消費の低迷、加盟店の撤退、不採算店舗の閉鎖に加え、出店や広告宣伝に伴う借入金の負担などが背景にありました。
まとめ:コロちゃんコロッケの現在を知るための判断基準
コロちゃんコロッケは、2000年代に全国約700店舗へと拡大した一方、2007年8月13日に本部が自己破産を申請し、約25億円の負債を抱えました。競争激化と売上低迷に、急速な出店や広告宣伝などの負担が重なったことが、経営破綻の背景にあります。
2026年現在も、元八王子店のように営業を続ける店舗が報じられており、生協向けの冷凍商品もメーカーの商品情報に掲載されています。ただし、現存店の営業と冷凍商品の流通は別の話です。懐かしい味を求めるなら、店頭で揚げたてを購入したいのか、家庭で食べられる冷凍商品を探したいのかによって、調べる先を分ける必要があります。
また、「コロッケのころっ家」は、旧コロちゃんのコロッケ屋!とは別の運営会社によるブランドです。名前の似た商品や店舗を混同せず、運営会社、販売形態、商品の表示を確認することが、目的のコロッケにたどり着く近道になります。
全国チェーンの本部がなくなっても、店舗を守る店主や商品を供給するメーカーの協力によって、ブランドの記憶と味が残ることがあります。コロちゃんコロッケの現在は、単なる倒産の記録ではなく、小さな店と地域の顧客が長年築いてきた関係を映し出す事例でもあります。 (出典: コロ ちゃん コロッケ(Yahoo!ニュース))