東京治安悪いランキング2026最新|23区・多摩・駅周辺の実態を徹底比較
東京で引っ越し先を探すとき、「治安が悪い区はどこ?」「新宿や渋谷は本当に危険なの?」「23区と多摩地域では、どちらが安心して暮らせる?」と気になる人は少なくありません。2026年の最新動向を把握するには、警視庁の犯罪統計をもとに、犯罪件数だけでなく人口あたりの発生状況や犯罪の種類、駅周辺の環境まで確認する必要があります。
警視庁が公表した2025年(令和7年)の東京都内の刑法犯認知件数は99,349件で、2024年の94,752件から4.9%増加しました。一方、犯罪の多さは人口や昼間に集まる人の数によっても大きく変わります。この記事では、2025年の年間データを基準に、2026年10月時点の公開情報を踏まえて東京23区・多摩地域・駅周辺の違いを比較し、住まい選びに役立つ防犯上の判断基準を解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 東京23区の犯罪発生率:2025年の刑法犯認知件数を2026年1月1日現在の人口で割ると、千代田区・新宿区・渋谷区などで高い数値になります。
- 多摩地域との比較:2025年の人口1,000人あたりの認知件数は、23区が7.54件、多摩地域が5.80件。地域全体の平均と個々の街の安全性は分けて考える必要があります。
- 引っ越しで見るべき点:区のランキングだけで決めず、物件の町丁目、犯罪の種類、夜間の帰宅ルート、建物の防犯設備まで確認することが大切です。
【2026年最新】東京の治安が悪い地域ランキングを統計から検証
東京の治安を比較する際、まず区別したいのが「犯罪認知件数」と「人口あたりの犯罪発生率」です。犯罪認知件数は、警察が犯罪として把握した件数を示します。人口あたりの発生率は、その件数を地域の人口で割った指標で、人口規模が異なる自治体を比較するときに役立ちます。
警視庁の「東京の犯罪(令和7年版)」によると、2025年の東京都内の刑法犯認知件数は99,349件でした。2024年の94,752件と比べると4,597件の増加です。2026年10月15日更新の警視庁の犯罪統計ページでは、2026年9月累計の区市町村・町丁別データも公開されています。ただし、2026年の年間件数はまだ確定していないため、年間ランキングを比較する際は2025年のデータを基準にするのが適切です。
以下は、警視庁の2025年の認知件数と東京都の2026年1月1日現在の人口をもとにした集計です。人口1,000人あたりの件数が多い順に並べると、都心の繁華街や業務地域を抱える区が上位に現れます。
| 区市町村 | 2025年の認知件数 | 人口1,000人あたり | 数字を見る際のポイント |
|---|---|---|---|
| 千代田区 | 2,965件 | 42.88件 | 居住人口が少なく、通勤・買い物などで訪れる人が多い |
| 新宿区 | 6,977件 | 19.65件 | 新宿駅周辺の繁華街や商業地域を抱える |
| 渋谷区 | 4,272件 | 18.50件 | 商業施設や飲食店、観光客が集まる地域がある |
| 豊島区 | 4,021件 | 13.58件 | 池袋駅周辺など人の往来が多い地域がある |
| 港区 | 3,544件 | 13.13件 | 業務地域や繁華街、観光・宿泊施設が集まる |
| 台東区 | 2,793件 | 12.84件 | 観光地や商業地域を含む |
| 中央区 | 2,147件 | 11.24件 | オフィス街や商業地域を含む |
| 杉並区 | 2,547件 | 4.37件 | 23区内で人口あたりの数値が低い |
| 目黒区 | 1,380件 | 4.88件 | 23区内で人口あたりの数値が低い |
| 練馬区 | 3,672件 | 4.89件 | 人口規模が大きく、件数と発生率を分けて見る必要がある |
| 世田谷区 | 4,599件 | 4.95件 | 件数は多いが、人口あたりでは低い水準 |
| 品川区 | 2,225件 | 5.35件 | 区内の商業地と住宅地の違いを確認したい |
この表で注目したいのは、認知件数が多い地域と、人口あたりの件数が多い地域が必ずしも一致しない点です。例えば、世田谷区は2025年に4,599件が認知されましたが、人口1,000人あたりでは4.95件です。一方、千代田区は2,965件で世田谷区より少ないものの、人口あたりでは42.88件と大きな差があります。
千代田区は居住人口に対して昼間人口が非常に多い地域です。区外から通勤や買い物で訪れた人が被害に遭った場合も、事件は発生した場所の件数として集計されます。住民の数を分母にした発生率が高くなる背景には、この人口構造があります。
したがって、ランキング上位の区を一律に「住むのに危険な場所」と判断するのは適切ではありません。統計は地域を比較するための入口であり、実際の住みやすさを判断するには、犯罪の種類や町丁目ごとの状況を追加で確認する必要があります。

【東京23区】治安が悪い区と治安がいい区はどう違う?
東京23区の治安を比較すると、人口あたりの刑法犯認知件数が高い区には、繁華街や大規模な駅、オフィス街、観光地などを抱える地域が目立ちます。代表的なのは新宿区、渋谷区、豊島区、台東区、港区などです。ただし、これらの区の中にも住宅街や比較的落ち着いたエリアがあり、区全体の数値だけで地域差を説明することはできません。
新宿区では、新宿駅周辺の商業地域や歌舞伎町など、人が集まりやすい場所と住宅街とで環境が異なります。渋谷区でも、駅周辺の繁華街と、住宅を中心とする地域では人の流れや夜間の雰囲気が変わります。池袋駅周辺を含む豊島区や、観光・商業施設を抱える台東区も、駅前と住宅地を分けて見ることが重要です。
一方、2025年の人口1,000人あたりの刑法犯認知件数では、杉並区、目黒区、練馬区、世田谷区、品川区などが比較的低い水準でした。住宅地を探す際の候補として検討しやすい地域ですが、数値が低いことは犯罪が発生しないことを意味しません。自転車盗や侵入窃盗など、住宅の防犯に関わる犯罪の発生状況は別途確認する必要があります。
また、同じ区の中でも、駅前の商業地域、幹線道路沿い、繁華街、住宅地では犯罪の発生状況が異なります。区の平均が低くても、住もうとしている町丁目で自転車盗や侵入窃盗が多ければ、生活上の注意点は変わります。
東京23区の治安ランキングを参考にするときは、「区の順位」と「住みたい物件の周辺環境」を別々に評価してください。区の数値は広域の傾向を把握するために使い、最終判断は物件周辺の犯罪情報と現地確認に基づいて行うのが現実的です。
【多摩地域の治安ランキング】23区より安全なのか?
多摩地域は、東京都の市部と西多摩郡を中心とするエリアです。23区と比較すると、住宅地が広がる地域が多く、人口あたりの刑法犯認知件数は全体として低い傾向にあります。ただし、多摩地域にも駅前の繁華街や商業施設が集まる地域があり、すべての市が同じように落ち着いているわけではありません。
2025年の認知件数を2026年1月1日現在の人口で割った集計では、23区の人口1,000人あたりの件数は7.54件、多摩地域は5.80件でした。東京都全体では7.00件です。地域全体の比較では、多摩地域の数値が23区を下回っています。
市区町村別では、人口1,000人あたりの件数が比較的低かった地域として、稲城市の4.09件、狛江市の4.30件、三鷹市の4.34件などが挙げられます。これらは、2025年の刑法犯認知件数と2026年1月1日現在の人口を使った比較です。
一方、認知件数そのものが多かった多摩地域の自治体には、八王子市、町田市、立川市などがあります。八王子市や町田市は人口規模が大きく、立川市には商業施設や交通拠点が集まっています。件数が多いという事実だけでは、住民一人ひとりの犯罪リスクが高いとは判断できません。
多摩地域で住まいを探すなら、自治体のランキングだけでなく、最寄り駅周辺の商業地と住宅地の違い、駅から自宅までの道の明るさ、夜間の人通り、公共交通機関の運行時間なども確認しましょう。23区か多摩地域かという大きな分類より、毎日使う生活動線の安全性が重要です。

【東京の治安が悪い駅ランキング】駅名だけでは判断できない理由
「東京で治安が悪い駅はどこか」という疑問は、引っ越しや通勤先を選ぶ人にとって切実です。しかし、駅ごとの治安ランキングには注意が必要です。警視庁が公表する基本的な犯罪統計は、区市町村や町丁目、罪種、手口などの単位で集計されています。駅の改札から一定距離の範囲だけを対象にした、統一基準の公式ランキングとは異なります。
そのため、新宿駅、渋谷駅、池袋駅、町田駅、錦糸町駅などの名前が治安の話題に挙がる場合も、駅名だけで危険度を決めつけるのは避けたいところです。駅前の商業地や繁華街と、そこから少し離れた住宅街では、犯罪の種類も夜間の人通りも異なります。
警視庁の町丁別データを使った2026年の途中経過の集計では、池袋駅周辺に位置する東池袋一丁目や南池袋一丁目、町田駅周辺の原町田六丁目、渋谷駅周辺の宇田川町、新宿駅周辺の歌舞伎町二丁目、錦糸町駅周辺の江東橋三丁目などが、犯罪発生状況を調べる際の確認対象として挙げられます。
ただし、町丁目の件数や人口あたりの数値を、そのまま駅の危険度に置き換えることはできません。駅の利用者数、昼間人口、観光客の流入、地域の人口規模などが異なるためです。町丁目の集計では、事件が起きた場所を確認できても、その地域を通過したすべての人のうち何人が被害に遭ったかまでは分かりません。
駅周辺を比較するときは、まず警視庁の犯罪情報マップなどで物件の所在地に近い町丁目を確認し、次に駅から物件までのルートを調べる方法がおすすめです。駅の北口と南口で雰囲気が異なる場合もあるため、物件までの実際の道順を基準に判断してください。
また、インターネット上には東京23区を77地域などの細かいエリアに分けて比較する民間のランキングもあります。こうした情報は候補地を絞る手がかりになりますが、地域の分け方や集計期間、犯罪の定義が統一されているとは限りません。公式の町丁目別統計と照らし合わせて読むことが大切です。
【東京の犯罪統計】殺人・暴行・窃盗・特殊詐欺の実態
治安を考えるうえで、刑法犯の総数だけを見ていると、生活に直結するリスクを見落とすことがあります。例えば、自転車盗と侵入窃盗、暴行、強盗、特殊詐欺では、被害に遭う場所も防犯対策も異なります。住まいを選ぶ際には、何件起きているかだけでなく、どのような犯罪が発生しているかを確認しましょう。
警視庁の「東京の犯罪(令和7年版)」によると、2025年の東京都内では、刑法犯認知件数の6割以上を窃盗犯が占めました。強盗の認知件数は258件で、そのうち侵入強盗は50件です。侵入窃盗の手口では、空き巣が30.4%を占めています。
住宅の防犯で特に注目したいのが自転車盗です。2025年の東京都内の自転車盗被害では、61.3%が無施錠によるものでした。また、自転車盗の46.7%は、マンションなどの中高層住宅を含む住宅の敷地内で発生しています。自宅の敷地内に駐輪しているからといって、安全とは限りません。
特殊詐欺も見逃せない問題です。警視庁によると、2025年の東京都内の特殊詐欺認知件数は4,350件、被害総額は約282億円でした。こうした犯罪は、駅周辺の雰囲気や街頭の人通りだけでは判断できません。高齢者のいる家庭だけでなく、電話やSNSを利用するすべての人が注意する必要があります。
一方、殺人や暴行などの発生状況を知りたい場合は、刑法犯全体のランキングだけで判断せず、罪種別の認知件数を確認する必要があります。犯罪総数が多い地域が、殺人や暴行でも必ず上位になるとは限りません。犯罪の種類を区別しないランキングは、地域の実態を単純化してしまうおそれがあります。
犯罪が多くなる背景には、昼夜間人口の差、駅や商業施設への人の集中、繁華街の営業時間、住宅と店舗の混在など、さまざまな地域特性があります。こうした要因は犯罪件数の集計にも影響しますが、地域の構造だけで個々の犯罪の原因を説明できるわけではありません。数字を読む際には、犯罪の種類と発生場所の両方を確認することが重要です。

【引っ越し前に確認】治安のいい街を見分ける方法と防犯対策
治安ランキングは、引っ越し先の候補を比較するための資料です。しかし、実際に暮らす場所を決めるには、統計に加えて現地の環境を確かめる必要があります。以下の項目を一つずつ確認すれば、区のイメージやインターネット上の評判だけに左右されずに判断できます。
1.物件の町丁目別の犯罪状況を確認する
警視庁の「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」では、町丁目単位の犯罪認知件数を確認できます。候補の物件がある町丁目について、直近の状況だけでなく、前年の同じ時期や過去数年の傾向も見てください。単月の件数だけでは、一時的な増減と継続的な傾向を区別しにくいためです。
2.昼間だけでなく夜間にも現地を歩く
内見が昼間だけで終わると、帰宅時の環境を把握できないことがあります。可能であれば、実際に帰宅する時間帯にも駅から物件まで歩き、街灯の明るさ、人通り、見通し、営業中の店舗、暗い路地の有無を確認しましょう。幹線道路を横断する場所や、夜間に人通りが少なくなる道にも注意が必要です。
3.建物の防犯設備をチェックする
オートロックの有無だけで安心せず、玄関や窓の施錠設備、共用部の照明、防犯カメラの設置場所、駐輪場の管理状況、郵便受けの扱いなどを確認してください。戸建ての場合は、窓や勝手口の防犯性能、外からの見通し、敷地内の死角なども重要です。
4.自分が気にする犯罪の種類に合わせて比較する
自転車を使う人なら駐輪場の施錠環境や自転車盗の状況、女性の一人暮らしなら夜間の帰宅ルートや人通り、戸建てを探している人なら侵入窃盗の発生状況を重点的に確認しましょう。治安の評価は、何をリスクとして重視するかによって変わります。
5.自治体の防犯活動や地域の管理状況を調べる
自治体や地域団体による防犯パトロール、街頭防犯カメラの設置、通学路の見守り活動なども、地域環境を知る手がかりになります。ただし、設備や活動があるだけで犯罪を完全に防げるわけではありません。現地の環境とあわせて評価しましょう。
【プロの結論】東京の治安ランキングを住まい選びに生かす判断基準
東京の治安を比較するときに最も大切なのは、ランキングの順位をそのまま危険度と見なさないことです。2025年の統計では、東京都全体の刑法犯認知件数が99,349件となり、前年より増加しました。一方、人口あたりの数値は、住民の少ない都心の業務地域や、通勤・観光で人が集まる地域で高くなりやすいという特徴があります。
例えば、千代田区の人口あたりの数値が高いことは、区内で犯罪が認知されている事実を示しますが、区に住む人がほかの区の住民より一律に危険な状況にあると証明するものではありません。反対に、人口あたりの数値が低い地域でも、特定の町丁目で発生する自転車盗や侵入窃盗などには注意が必要です。
住まいを選ぶ際は、まず区市町村の統計で大まかな傾向をつかみ、次に町丁目別の犯罪情報、犯罪の種類、夜間の帰宅ルート、建物の防犯設備を確認するという順序が合理的です。こうすれば、ランキングだけでは見えない地域差を判断材料に加えられます。
また、治安のよさと住みやすさは同じものではありません。通勤時間、家賃、買い物の利便性、医療機関へのアクセス、子育て環境なども生活の質を左右します。犯罪統計は重要な指標ですが、ほかの条件と組み合わせて、自分の生活に合う地域を選ぶことが大切です。
【東京治安悪いランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年最新の東京23区で治安が悪い区はどこですか?
A1:2025年の刑法犯認知件数を2026年1月1日現在の人口で割った集計では、千代田区、新宿区、渋谷区、豊島区、港区などで人口1,000人あたりの数値が高くなっています。ただし、昼間人口や繁華街の影響が大きいため、住まいの安全性を判断するには町丁目単位の情報も必要です。
Q2:東京で治安がいい区はどこですか?
A2:2025年の人口あたりの刑法犯認知件数では、杉並区、目黒区、練馬区、世田谷区、品川区などが比較的低い水準でした。ただし、区内でも駅周辺と住宅地では環境が異なります。候補の物件がある町丁目の状況を確認してください。
Q3:多摩地域は東京23区より安全ですか?
A3:2025年の人口1,000人あたりの認知件数は、23区が7.54件、多摩地域が5.80件でした。地域全体の平均では多摩地域が低いものの、市区町村や町丁目によって差があります。多摩地域だから一律に安全と判断せず、具体的な居住地で比較することが大切です。
Q4:東京で治安が悪い駅ランキングは公式に発表されていますか?
A4:駅ごとの治安を統一した基準で並べた公式ランキングとは異なり、警視庁は区市町村や町丁目、罪種、手口などの犯罪情報を公表しています。駅周辺を調べる場合は、最寄り駅の名前だけで判断せず、物件の所在地や帰宅ルートに近い町丁目の状況を確認してください。
Q5:犯罪件数が多い区には住まないほうがいいですか?
A5:犯罪件数が多いことだけを理由に、居住を避ける必要があるとは限りません。人口の多い区では件数も多くなりやすく、昼間に人が集まる地域では人口あたりの数値も高くなりやすいためです。犯罪の種類、発生場所、建物の防犯設備、夜間の環境を合わせて判断しましょう。
まとめ:東京の治安は区の順位より町丁目と生活動線で判断する
2026年10月時点で確認できる統計からは、東京都内の刑法犯認知件数が2025年に99,349件となり、前年から増加したことが分かります。23区では千代田区、新宿区、渋谷区などの人口あたりの数値が高い一方、杉並区、目黒区、練馬区などは比較的低い水準でした。多摩地域全体の人口あたりの件数も23区を下回っています。
ただし、こうした数字は、地域に暮らす人の危険度を直接示すものではありません。認知件数は犯罪が発生した場所で集計され、繁華街やオフィス街などの人の流れにも影響されます。殺人、暴行、窃盗、特殊詐欺といった犯罪の種類によっても、必要な対策は異なります。
引っ越し先を決めるなら、ランキングで候補を絞ったうえで、警視庁の町丁目別犯罪情報を調べ、昼夜の現地環境と建物の防犯設備を確認してください。区の評判や駅名のイメージだけで決めず、実際に暮らす場所を基準に比較することが、納得できる住まい選びにつながります。
(出典: 東京 治安 悪い ランキング(Yahoo!ニュース))