長坂拳弥に戦力外通告、2026年の現在は?一軍61試合の記録と今後の去就を徹底解説
阪神タイガースの長坂拳弥捕手が、2026年10月23日、球団から来季の契約を結ばないと通告された。東北福祉大学から2016年ドラフト7位で入団し、プロ10年間にわたって阪神でプレーしてきた32歳にとって、大きな転機となる知らせだ。
長坂は一軍通算61試合に出場し、打率.194、2本塁打、4打点を記録。2019年と2020年には、シーズン最初の打席で2年連続の本塁打を放ち、プロ野球の一軍公式戦史上初となる「2年越しの2打席連続本塁打」という珍しい記録も残している。戦力外通告に至った経緯、2026年の現在の成績、そして今後の去就を、公式記録と報道をもとに整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 戦力外通告:2026年10月23日、阪神から来季の契約を結ばないと通告された。
- 一軍通算成績:プロ10年間で61試合、打率.194、13安打、2本塁打、4打点。
- 記憶に残る記録:2019年と2020年にシーズン初打席で本塁打を放ち、2年越しの2打席連続本塁打を達成した。
- 2026年の現状:今季の一軍出場はなく、二軍では48試合に出場。今後の進路は通告時点で未定。
【速報】長坂拳弥に戦力外通告、2026年10月23日に何があったのか
阪神タイガースは2026年10月23日、長坂拳弥に来季の契約を結ばない旨を伝えた。日刊スポーツやデイリースポーツなどが同日報じ、長坂本人も兵庫県西宮市内の甲子園球場で取材に応じた。
報道によると、長坂は今後について「次に向かって頑張ろうという気持ちです」と話した。一方、次の所属先などは決まっておらず、「何も決まっていないです。考えます」と説明している。
また、これまでのプロ生活については「振り返るほど活躍もしていないので、振り返ることもないです」と語った。10年間の在籍を経て契約終了を告げられた選手の率直な言葉として、報道で伝えられた。
今回の発表で確定したのは、阪神との来季の契約が結ばれないという点だ。現役引退を表明したわけではなく、他球団への移籍や現役続行を断念したという発表もない。したがって、2026年10月23日時点での長坂の状況は「阪神退団が決まり、今後の進路は未定」と整理できる。

【プロフィールと経歴】東北福祉大学から2016年ドラフト7位で阪神へ
長坂拳弥は1994年4月28日生まれ、群馬県富岡市出身の捕手。右投右打で、高崎健康福祉大学高崎高校、東北福祉大学を経てプロ入りした。2026年10月23日時点で32歳となっている。
高校時代は健大高崎の捕手としてプレーし、大学では東北福祉大学の野球部で経験を積んだ。2016年のドラフト会議で阪神から7位指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた。
一軍デビューを果たしたのは2017年。2018年には9試合に出場してプロ初安打を記録し、翌2019年には初本塁打を放った。その後も一軍とファームを行き来しながら、捕手としてチームに在籍し続けた。
長坂のキャリアを考えるうえで重要なのは、一軍の出場数だけでは選手の役割をすべて把握できない点だ。捕手は、打撃や盗塁阻止だけでなく、投手との連係、捕球、送球、試合中の判断なども求められるポジションである。もっとも、こうした一般的な役割と、長坂個人に対する球団内部の評価は分けて考える必要がある。
NPBの個人年度別成績では、長坂は2026年まで阪神に在籍した選手として記録されている。プロ入りから10年目まで一つの球団でプレーした経歴は、今回の契約終了を振り返るうえで押さえておきたいポイントだ。
【一軍通算成績】61試合・打率.194・2本塁打を年度別に整理
長坂の一軍通算成績は、NPB公式サイトの個人年度別成績で確認できる。通算61試合、78打席、67打数、13安打、2本塁打、4打点で、通算打率は.194。出場機会が限られていたため、年度ごとの打席数には大きな差がある。
以下は、NPBの公式記録をもとにした年度別の一軍打撃成績だ。2021年と2026年は一軍公式戦への出場がなく、表の通算成績は2025年までの出場記録を合算したものとなる。
| 年度 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017年 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
| 2018年 | 9 | 8 | 1 | 0 | 0 | .125 |
| 2019年 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1.000 |
| 2020年 | 5 | 5 | 2 | 1 | 2 | .400 |
| 2021年 | 0 | — | — | — | — | — |
| 2022年 | 27 | 40 | 7 | 0 | 1 | .175 |
| 2023年 | 10 | 9 | 2 | 0 | 0 | .222 |
| 2024年 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | .000 |
| 2025年 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 |
| 2026年 | 0 | — | — | — | — | — |
| 通算 | 61 | 67 | 13 | 2 | 4 | .194 |
数字から目を引くのは、2022年の27試合が一軍でのキャリア最多出場だったことだ。40打数7安打、打率.175という成績で、以降は2023年に10試合、2024年に5試合、2025年に1試合と出場数が減少。2026年は一軍の試合に出場できなかった。
一方、2019年と2020年は打数が極端に少ない。2019年は1打数1安打、2020年は5打数2安打だったため、それぞれのシーズン打率だけで打者としての実力を判断するのは難しい。通算打率.194という数字と、限られた打席で残した印象的な記録を分けて見ることが必要だ。
なお、ここで示したのは一軍公式戦の成績であり、ファームの成績は含まない。NPBの個人年度別成績と一軍の通算成績を確認する際は、この区別を押さえておきたい。
【記憶に残る記録】2019年・2020年の初打席本塁打と「2年越し」の意味
長坂拳弥の名前が野球ファンの記憶に残る理由の一つが、2019年と2020年に達成した2年越しの2打席連続本塁打だ。シーズンをまたいだ2打席連続本塁打は、日本プロ野球の一軍公式戦史上初とされる珍しい記録である。
2019年6月1日の広島戦で、長坂はシーズン初打席に立ち、プロ初本塁打を記録した。この試合での打席は1打席だけで、その一打が本塁打となった。
続く2020年9月20日の中日戦では、シーズン初打席で代打として登場。0対3で迎えた三回、無死一塁の場面で中日・松葉貴大から左越え2ランを放った。前年に続いてシーズン最初の打席で本塁打を記録し、長坂は一軍公式戦で2年越しの2打席連続本塁打を達成した。
日刊スポーツの当時の報道によると、長坂は2020年の本塁打について、今季初打席だったため、藤井彰人バッテリーコーチから「とにかく思い切って振ってこい!」と声をかけられ、思い切って振った結果が本塁打になったと説明している。
この記録が特別なのは、単に2年連続で本塁打を打ったからではない。2019年の唯一の打席が本塁打となり、次に一軍で打席に立った2020年のシーズン初打席でも本塁打を放ったため、公式戦の打席順で2打席連続という形になったのだ。
もちろん、この記録だけで一軍での打撃成績全体を評価することはできない。それでも、限られた出場機会で歴史的な記録を残したことは、長坂のプロ10年間を語るうえで欠かせないエピソードといえる。
【戦力外の経緯】一軍出場ゼロと捕手陣の競争が示すもの
2026年の長坂は、一軍公式戦への出場がなかった。ファームでは48試合に出場したものの、打率.159、0本塁打、2打点という成績だったと報じられている。一軍での出場機会を得られなかったことに加え、ファームでも打撃面で大きな数字を残せなかったシーズンだった。
戦力外通告の直前には、阪神の捕手陣をめぐる動きもあった。2026年10月22日のドラフト会議で、阪神は東京ガスの越川海翔捕手を6位指名。翌23日に長坂への契約終了通告が報じられた。
阪神には坂本誠志郎、梅野隆太郎、伏見寅威ら実績のある捕手が在籍しており、捕手陣全体の競争は厳しい。デイリースポーツはドラフトでの越川指名についても、捕手の補強が球団の課題となっていた背景を報じている。
ただし、ドラフトで捕手を指名したことと、長坂への戦力外通告が直接結び付いていると断定することはできない。球団が公表したのは来季の契約を結ばないという事実であり、個別の選手に対する判断の詳細までは明らかにされていない。
今回の経緯を整理するなら、長坂は一軍出場のないシーズンを終え、ファームでの成績も限られたなか、捕手陣の競争とチーム編成の見直しが進む時期に契約終了を告げられた、という見方が妥当だろう。特定の一つの理由だけで説明するより、出場機会、成績、年齢、チーム全体のポジション構成を合わせて考える必要がある。

【今後の去就】長坂拳弥は現役続行か、引退か
2026年10月23日時点で、長坂の今後の去就は未定だ。本人も取材に対して「何も決まっていないです。考えます」と話しており、現役続行や引退について最終的な結論を出したとは報じられていない。
今後の選択肢として考えられるのは、他球団での現役続行、独立リーグなど新たな環境でプレーする道、そして現役引退後に野球に関わる仕事へ進む道などだ。ただし、これらは一般的な選択肢であり、長坂が実際にどの道を選ぶかは発表されていない。
捕手は、打撃成績だけではなく、投手との意思疎通、守備の安定性、試合を組み立てる能力などが求められる。新たな所属先を探す場合には、こうした守備面での評価やチームとの役割の適合性も判断材料になる。一方、プロの現役選手として契約を得るには、年齢や一軍での出場実績、直近の成績も含めて総合的な判断が必要となる。
長坂は32歳で、プロ入りから10年間を阪神で過ごした。今後の進路を考えるうえでは、これまで積み上げた捕手としての経験をどのような形で生かせるかが一つの焦点となるだろう。
現時点では、移籍先や引退後の所属先について具体的な情報は出ていない。本人の発言どおり、今後の去就については次の発表を待つ段階だ。
【プロの結論】長坂拳弥の10年間を一軍成績だけで評価できない理由
長坂拳弥のプロ10年間を数字で振り返ると、一軍通算61試合、打率.194、2本塁打という成績が残る。2022年にはキャリア最多の27試合に出場したが、その後は出場数が減り、2026年は一軍出場なしで契約終了の通告を受けた。
しかし、捕手というポジションの特性を考えると、一軍の打撃成績だけで選手の価値を完全に測ることはできない。試合に出場するための競争だけでなく、守備や投手との連係を含めた役割があるからだ。ただし、長坂個人の守備評価や球団内での具体的な役割については、公開された情報と推測を混同しないことが大切である。
もう一つのポイントは、記録の珍しさと選手としての総合評価を切り分けることだ。2019年と2020年の初打席本塁打は、一軍公式戦史上初の2年越しの2打席連続本塁打という記録につながった。短い出場機会で大きなインパクトを残した一方、通算成績では一軍定着の難しさも表れている。
戦力外通告は、必ずしも選手の野球人生そのものの終わりを意味しない。長坂の場合も、現時点で決まっているのは阪神との契約が終了することまでだ。今後、別の球団でプレーするのか、違う形で野球に関わるのかによって、プロ10年間の経験の生かし方は変わってくる。
【長坂拳弥】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:長坂拳弥はいつ戦力外通告を受けましたか?
2026年10月23日です。阪神タイガースから来季の契約を結ばないと通告されたことが、同日、複数の報道機関によって伝えられました。
Q2:長坂拳弥の一軍通算成績はどれくらいですか?
NPB公式記録では、一軍通算61試合、67打数13安打、打率.194、2本塁打、4打点です。
Q3:2019年と2020年の初打席本塁打とは何ですか?
2019年6月1日の広島戦と2020年9月20日の中日戦で、それぞれシーズン初打席に本塁打を放ちました。これにより、一軍公式戦史上初とされる「2年越しの2打席連続本塁打」を記録しました。
Q4:長坂拳弥は現役を引退するのですか?
2026年10月23日時点で、引退は発表されていません。本人は今後について「何も決まっていないです。考えます」と話しており、進路は未定です。
Q5:長坂拳弥は2026年に一軍で出場しましたか?
2026年の一軍公式戦出場はありません。ファームでは48試合に出場し、打率.159、0本塁打、2打点だったと報じられています。
まとめ:長坂拳弥の現在と今後の動向を見守る
長坂拳弥は2026年10月23日、阪神タイガースから来季の契約を結ばないと通告された。東北福祉大学から2016年ドラフト7位で入団し、プロ10年間を阪神で過ごした捕手は、一軍通算61試合、打率.194、2本塁打という記録を残して球団を離れることになった。
2019年と2020年の初打席本塁打、そして2年越しの2打席連続本塁打は、長坂のキャリアを象徴する記録だ。一方、2022年をピークに一軍出場が減り、2026年は一軍出場なしに終わったことも、今回の契約終了を考えるうえで重要な事実である。
今後の去就はまだ決まっていない。現役続行か、別の形で野球に関わる道を選ぶのか。現時点で進路を決めつけることはできないが、阪神で積み重ねた10年間と、限られた打席で残した印象的な記録は、長坂拳弥のプロ野球人生を振り返るうえで欠かせない要素となる。
今後の動向を追う際は、本人や球団からの正式発表を基準に、移籍先や現役引退の情報を確認したい。
(出典: 長坂 拳 弥(Yahoo!ニュース))