高梨沙羅のメダル獲得数は?2026年五輪の銅メダルと北京からの軌跡を徹底解説
高梨沙羅選手のメダル獲得歴を振り返るうえで、大きな節目となったのが2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスキージャンプ混合団体で獲得した銅メダルです。2018年平昌五輪の女子ノーマルヒルで手にした個人銅メダルに続き、4度目の五輪出場で再び表彰台に立ちました。
日本オリンピック委員会(JOC)の公式選手プロフィールによると、2026年大会終了時点で高梨沙羅選手のオリンピック通算メダル数は銅メダル2個。北京五輪の混合団体でスーツの規定違反による失格を経験した選手が、4年後に同じ種目でメダルを獲得したことも大きな注目を集めました。2026年10月現在の現役続行の方針や世界選手権への展望も含め、これまでの歩みを整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 五輪メダルは通算2個:2018年平昌大会の女子ノーマルヒル銅、2026年ミラノ・コルティナ大会の混合団体銅。
- 北京五輪からの再起:2022年の混合団体でスーツ規定違反による失格を経験し、4年後に同種目で銅メダルを獲得した。
- 2026年以降も現役続行:2026年3月に翌シーズンも競技を続ける意向を表明。次の目標として世界選手権での巻き返しを掲げている。
【2026年最新】高梨沙羅のメダル獲得数は何個?五輪の公式記録を確認
高梨沙羅選手のオリンピックでのメダル獲得数は、2026年10月時点で銅メダル2個、金メダル0個、銀メダル0個です。JOCの公式プロフィールには、平昌2018とミラノ・コルティナ2026の2大会で獲得した銅メダルが記録されています。
ただし、これはあくまでオリンピックのメダル数です。高梨選手は世界選手権やユースオリンピックでもメダルを獲得しており、競技人生全体の実績を五輪の数字だけで評価することはできません。
また、2026年大会では混合団体で銅メダルを獲得した一方、女子個人ノーマルヒルは13位、女子ラージヒルは16位でした。個人種目の順位と団体種目のメダルを分けて見ることが、今回の成績を正しく理解するポイントです。
高梨選手は2014年ソチ大会から2026年大会まで、4大会連続で冬季オリンピックに出場しています。JOCの記録をもとに、各大会の成績を整理すると次のとおりです。

【五輪成績一覧】平昌の個人銅からミラノ・コルティナの団体銅まで
| 大会 | 女子個人種目 | 混合団体 | 主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 2014年ソチ | ノーマルヒル4位 | 当該種目なし | 初出場。メダルまであと一歩 |
| 2018年平昌 | ノーマルヒル銅メダル | 当該種目なし | 五輪で初のメダル獲得 |
| 2022年北京 | ノーマルヒル4位 | 4位 | 混合団体でスーツ規定違反による失格を経験 |
| 2026年ミラノ・コルティナ | ノーマルヒル13位、ラージヒル16位 | 銅メダル | 4大会目で団体種目のメダルを獲得 |
この一覧から分かるのは、高梨選手が個人種目で結果を残した平昌大会と、チームの一員としてメダルを手にした2026年大会では、表彰台に至る道筋が異なるという点です。
ソチ大会では女子ノーマルヒル4位。平昌大会では個人銅メダルを獲得しました。北京大会では個人4位、混合団体4位と、どちらもメダルには届きませんでした。そして2026年大会では、個人種目で表彰台に届かなかったものの、混合団体で銅メダルを獲得しています。
五輪のメダル数だけを見れば銅メダル2個ですが、4大会にわたって異なる状況に向き合い、競技を続けてきたことも高梨選手の実績を理解するうえで欠かせません。
【平昌五輪】女子ノーマルヒル銅メダルが持つ意味
高梨沙羅選手がオリンピックで初めてメダルを獲得したのは、2018年2月の平昌冬季オリンピックです。女子ノーマルヒルで銅メダルに輝き、世界のトップ選手が集まる五輪の舞台で表彰台に立ちました。
その4年前、2014年ソチ大会では同種目4位。ワールドカップで圧倒的な実績を積み重ねていた高梨選手にとって、五輪でのメダル獲得は大きな目標の一つでした。ソチで届かなかった表彰台に、平昌でたどり着いたことになります。
高梨選手はワールドカップで4度の個人総合優勝を達成しており、五輪以外の舞台でも長年にわたって世界のトップレベルで戦ってきました。しかし、ワールドカップの年間成績と、4年に一度の五輪での成績は同じではありません。五輪は出場機会が限られ、当日の風や雪の状態、ジャンプの完成度などが順位を左右します。
平昌の銅メダルは、こうした異なる競技環境のなかで獲得した五輪メダルでした。高梨選手にとって最初のオリンピック表彰台であり、2026年の団体銅メダルと並ぶ、五輪キャリアを象徴する実績です。

【北京五輪の失格】混合団体で何が起きたのか?
2022年2月7日の北京冬季オリンピック混合団体は、高梨選手の競技人生を語るうえで避けて通れない大会です。日本チームの1番手として出場した高梨選手は、1回目に103メートルのジャンプを飛びましたが、着地後の検査でスーツの規定違反と判定され、失格となりました。
JOCが当時報じた共同通信の記事によると、日本チームのコーチは、高梨選手のスーツの両太もも周りが規定より2センチ大きかったと説明しています。ジャンプスーツは空中で受ける浮力にも関わるため、身体に対する寸法や隙間などが細かく定められています。
スーツの規定違反は高梨選手だけの問題ではなく、同じ大会ではオーストリア、ドイツ、ノルウェーの選手にも失格者が出ました。日本は高梨選手の失格によって厳しい状況に追い込まれながらも競技を続け、最終的に4位で大会を終えています。
この出来事を振り返る際には、競技上の判定と選手個人の責任を混同しないことも大切です。検査で規定違反と判定された事実はありますが、当時の日本チームのコーチは、スーツの確認についてスタッフ側の責任に言及していました。
高梨選手は失格後も2回目のジャンプに臨みました。メダルを逃した結果だけでなく、五輪という大舞台で受けた精神的な打撃も、その後の競技生活を考えるうえで重要な背景となります。
【2026年ミラノ・コルティナ五輪】混合団体の銅メダル獲得までの経緯
北京大会から4年後、高梨選手はミラノ・コルティナ冬季オリンピックの混合団体で銅メダルを獲得しました。日本チームは高梨選手、丸山希選手、小林陵侑選手、二階堂蓮選手の4人で構成され、男女のジャンパーが力を合わせて表彰台に立ちました。
弘前大学の大会報告によると、競技は現地時間2026年2月10日、日本時間では2月11日未明に実施されました。高梨選手は1回目に96.5メートル、123.4ポイント、2回目に97.0メートル、125.6ポイントを記録。2本合計249.0ポイントで、日本チームの総合1034.0ポイント獲得に貢献しました。
この銅メダルは、高梨選手個人にとって五輪通算2個目のメダルであると同時に、スキージャンプ混合団体における日本初のオリンピックメダルでもありました。北京大会では同種目で失格を経験した高梨選手が、同じ混合団体で再び挑み、チームの一員として結果を残したことは大きな節目です。
大会後の2月16日、JOCが掲載した共同通信の記事で、高梨選手は銅メダルについて「一緒に立ち続けてくれた仲間のおかげ」と語りました。個人競技としてのジャンプの実力だけでなく、チームメートやスタッフに支えられて競技を続けてきた思いが伝わるコメントです。
また、JOCが2026年7月に公開した公式インタビューでは、銅メダルを獲得した瞬間について、最初に浮かんだ言葉は「ホッとした」だったと振り返っています。北京大会後、再び五輪の舞台に戻れるとは想像していなかったという本人の言葉からは、メダル獲得に至るまでの葛藤がうかがえます。
個人種目ではノーマルヒル13位、ラージヒル16位という結果でしたが、団体でメダルを獲得したことにより、2026年大会は高梨選手の五輪キャリアに新たな意味を加える大会となりました。

【五輪以外の実績】世界選手権のメダルとワールドカップ63勝
高梨沙羅選手の実力を評価するうえで、オリンピックのメダル数と合わせて見ておきたいのが、世界選手権とワールドカップでの成績です。五輪では銅メダル2個ですが、世界選手権でも個人・団体の両方で表彰台に立ってきました。
Numberの競技インタビュー記事で紹介された世界選手権の戦績によると、高梨選手は世界選手権で計7個のメダルを獲得しています。内訳は個人種目の銀メダル2個、銅メダル2個、混合団体の金メダル1個、銅メダル2個です。
2013年大会では女子ノーマルヒルの銀メダルと混合団体の金メダルを獲得。2015年大会では混合団体で銅メダル、2017年大会では個人と混合団体の両方で銅メダルを手にしました。さらに2021年大会では女子ノーマルヒルで銅メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得しています。
2012年にはユースオリンピックでも金メダルを獲得しました。若い時期から国際大会で結果を残し、シニアの世界選手権やワールドカップ、そして五輪へと活躍の場を広げてきた選手です。
ワールドカップでは通算63勝を記録し、男女を通じた歴代最多優勝記録を打ち立てました。個人総合優勝も4回達成しています。さらに2023-24シーズンには、女子の通算表彰台回数で歴代最多となる116回目を記録しました。これらは高梨選手の長期的な競技力を示す重要な数字です。
ただし、ワールドカップの優勝回数とオリンピックのメダル数は、評価する対象が異なります。年間を通じて積み上げる勝利や表彰台と、一度の大会で決まる五輪の結果を分けて考えることで、高梨選手の実績をより正確に理解できます。
【2026年現在】高梨沙羅は現役続行へ。今後の目標と展望
高梨選手は2026年3月31日、ワールドカップのシーズンを終えて帰国した際、翌シーズンも現役を続ける意向を明らかにしました。JOCが掲載した共同通信の記事によると、10月に30歳を迎えるシーズンも競技を続け、若手選手に自身の経験を見てもらえるようなジャンプをしたいと話しています。
今後の目標として挙げられているのが、2027年冬にスウェーデンで開催される世界選手権です。高梨選手は同年の大会を見据え、ワールドカップでも表彰台に戻れる実力をつけたいと意欲を示しました。
一方、次の2030年冬季オリンピックへの出場については、2026年時点で確約されたものではありません。目先のシーズンを戦いながら、競技力を高めていくことが当面の課題です。
2026年の五輪で注目したいのは、メダルを獲得したという結果だけではありません。JOCの公式インタビューでは、北京大会後の経験を踏まえ、スーツのチェックをミリ単位で繰り返し、試合当日も身体と用具の状態を確認してきたことを明かしています。ジャンプの技術に加え、装備の管理や細かな調整も結果を左右する競技の厳しさが表れています。
また、高梨選手は混合団体の銅メダルについて、メダルを獲得した4人だけでなく、飛ばなかった選手やチーム全員の力があって実現したと振り返っています。個人の成績だけでは測れないチームへの貢献も、今後の競技生活を考えるうえで見逃せないポイントです。
【高梨沙羅メダル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高梨沙羅のオリンピックのメダルは何個ですか?
A1:2026年10月時点で通算2個です。2018年平昌五輪の女子ノーマルヒルで銅メダル、2026年ミラノ・コルティナ五輪の混合団体で銅メダルを獲得しています。
Q2:北京五輪ではなぜ高梨沙羅が失格になったのですか?
A2:2022年2月7日の混合団体で、1回目のジャンプ後にスーツの規定違反と判定されたためです。当時、日本チームのコーチは両太もも周りが規定より2センチ大きかったと説明しました。日本は最終的に4位でした。
Q3:ミラノ・コルティナ五輪の混合団体で一緒に出場した選手は誰ですか?
A3:高梨沙羅選手、丸山希選手、小林陵侑選手、二階堂蓮選手の4人です。日本は同種目で初めてオリンピックのメダルを獲得しました。
Q4:高梨沙羅は2026年以降も現役を続けますか?
A4:はい。2026年3月に翌シーズンも現役を続ける意向を表明しています。次の目標として世界選手権での活躍や、ワールドカップでの表彰台復帰を目指しています。
Q5:高梨沙羅は世界選手権でもメダルを獲得していますか?
A5:獲得しています。世界選手権では個人種目の銀メダル2個、銅メダル2個、混合団体の金メダル1個、銅メダル2個の計7個を獲得。ユースオリンピックでも金メダルを手にしています。
まとめ:高梨沙羅の銅メダル2個と、これからの挑戦
高梨沙羅選手のオリンピックでのメダル獲得数は、2026年10月時点で銅メダル2個です。2018年平昌五輪の女子ノーマルヒルで個人初のメダルを獲得し、2026年ミラノ・コルティナ五輪では丸山希選手、小林陵侑選手、二階堂蓮選手とともに混合団体の銅メダルを手にしました。
北京大会でのスーツ規定違反による失格は、本人にとって大きな苦難となりました。それでも競技を続け、4年後に同じ混合団体で表彰台に立ったことは、単なるメダルの数以上の意味を持っています。
世界選手権での計7個のメダル、ワールドカップ通算63勝、4度の個人総合優勝も、高梨選手が長年にわたって世界のトップで戦ってきた証しです。2026年には現役続行を表明し、次の世界選手権を見据えています。
高梨沙羅のメダル獲得歴を確認するときは、五輪のメダル数だけでなく、個人種目と団体種目の違い、世界選手権やワールドカップの実績、そして本人が語った競技への思いを合わせて見ることが大切です。今後の挑戦でどのようなジャンプを見せるのか、引き続き注目が集まります。 (出典: 高梨 沙羅 メダル(Yahoo!ニュース))