巨人先発ローテーション予想2026|戸郷・井上・竹丸の成績と課題を徹底解説
2026年の読売ジャイアンツは、先発ローテーションを誰が支え、シーズンを通してどの投手が安定した働きを見せたのか。戸郷翔征、井上温大、ドラフト1位新人の竹丸和幸を中心に、山﨑伊織、小笠原慎之介、F.ウィットリー、田中将大、西舘勇陽らの成績を整理すると、巨人の先発陣が抱える強みと課題が浮かび上がる。
2026年10月23日時点では、レギュラーシーズンの全日程が終了している。NPB公式の個人投手成績とシーズン記録を基にすると、結果を残した先発投手と、実力を発揮しながら登板機会を十分に確保できなかった投手の違いが明確だ。防御率、勝敗、投球回、クオリティースタート(QS)率を比較し、2026年の巨人先発ローテーションを検証する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 先発陣の中心:井上温大は防御率2.02、147投球回、10勝。シーズンを通じた安定感で先発陣をけん引した。
- 新人の存在感:竹丸和幸は22試合に先発して11勝、142奪三振。投球回と奪三振の両面で大きく貢献した。
- 最大の課題:山﨑伊織の離脱や戸郷翔征、F.ウィットリーらの登板機会の制約もあり、実力のある投手を継続してローテーションに配置する難しさが表れた。
【結論】巨人先発ローテーション予想2026の軸は井上温大・竹丸和幸
2026年の実績を基準に巨人の先発ローテーションを組み直すなら、最初に評価したいのは井上温大と竹丸和幸だ。井上は防御率2.02で147投球回、竹丸は11勝と126回2/3を記録。登板数、投球回、勝利数を総合すると、この2人がシーズンの先発陣を支えたことが分かる。
一方、戸郷翔征は防御率2.48と優秀な数字を残したものの、登板は14試合、投球回は80回にとどまった。山﨑伊織も右肩のコンディション不良による離脱が響き、6試合の先発に終わっている。投手個人の能力だけでなく、年間を通じて先発マウンドに立ち続けられるかどうかが、ローテーションの完成度を左右したシーズンだった。
シーズン成績を踏まえた評価順は、次のように整理できる。
- 中心となる先発:井上温大、竹丸和幸
- 復調と継続稼働が鍵となる主力:戸郷翔征、山﨑伊織
- 高い投球能力を示した選択肢:F.ウィットリー、小笠原慎之介
- ローテーションの厚みを担う候補:田中将大、西舘勇陽
これはシーズンの実績を基にした評価であり、特定の日程で実際に組まれた先発順を示すものではない。先発投手の調子や登録状況によって、実際の起用順は変わる。

【2026年最新成績】巨人の先発投手を防御率・勝敗・投球回・QS率で比較
先発ローテーションを比較する際は、防御率だけで順位を決めないことが重要だ。防御率は失点を抑える能力を示す一方、投球回は先発投手がどれだけ長く試合を任されたか、QS率は一定以上の投球をどれだけ安定して再現できたかを判断する材料になる。
以下は、2026年の巨人で先発登板した主な投手のシーズン成績だ。防御率や勝敗、投球回はNPB公式の個人投手成績を基礎とし、QS数・QS率は投手成績データを参照して整理した。
| 投手 | 登板・先発 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | QS数・QS率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 井上温大 | 23・23 | 2.02 | 10勝8敗 | 147回 | 17・73.9% |
| 竹丸和幸 | 22・22 | 3.27 | 11勝9敗 | 126回2/3 | 11・50.0% |
| 戸郷翔征 | 14・14 | 2.48 | 5勝3敗 | 80回 | 7・50.0% |
| F.ウィットリー | 14・14 | 2.31 | 3勝4敗 | 81回2/3 | 8・57.1% |
| 小笠原慎之介 | 11・11 | 2.31 | 5勝4敗 | 66回1/3 | 7・63.6% |
| 田中将大 | 13・13 | 3.42 | 4勝4敗 | 68回1/3 | 5・38.5% |
| 山﨑伊織 | 6・6 | 4.59 | 1勝1敗 | 33回1/3 | 2・33.3% |
※2026年シーズンの成績。投球回の「1/3」「2/3」はアウト数に対応する。QSは先発投手が6回以上を投げ、自責点3以内に抑えた登板を指す。QS率はQS数を先発登板数で割って算出。
比較で最も目を引くのは井上のQS率73.9%だ。23試合の先発で17回、QSを達成しており、今回比較した投手の中では安定性が際立つ。防御率2.02、WHIP0.98、146奪三振という数字も、走者を出しにくく、三振を奪える投球内容を裏付けている。
竹丸は11勝で井上を上回った一方、防御率は3.27、QS率は50.0%。F.ウィットリーや小笠原も防御率2点台を記録しており、登板した試合での投球内容には評価できる部分が多い。ただし、ローテーションの中心として評価するには、登板数や投球回も併せて見る必要がある。
【主力3投手を分析】戸郷翔征・井上温大・竹丸和幸の明暗
井上温大:防御率2.02とQS率73.9%で示した安定感
2026年の巨人先発陣で、投球内容を最も高く評価できる投手の一人が井上温大だ。23試合に先発し、10勝8敗、防御率2.02、147投球回、146奪三振。WHIPも0.98に抑え、先発としての安定性を数字で示した。
特に重要なのは、147投球回を消化しながらQSを17回記録した点だ。好投する試合が単発に終わらず、先発として試合を作る働きを繰り返したことが分かる。QS率73.9%は、シーズンを通じてローテーションを任せる際の信頼性を測るうえで大きな材料になる。
10勝という勝利数だけを見て評価するのは適切ではない。防御率、投球回、QS率を組み合わせれば、井上が単に勝ち星を積み上げただけでなく、失点を抑えながらイニングを重ねたことが見えてくる。2026年の巨人の先発ローテーションを振り返るうえで、まず名前を挙げるべき投手だ。
竹丸和幸:新人で11勝、142奪三振のインパクト
竹丸和幸は2025年ドラフト1位で入団した左腕で、2026年は22試合に先発して11勝9敗、防御率3.27を記録した。投球回は126回2/3、奪三振は142。新人ながら年間を通じて先発の役割を担い、勝利数では今回比較した主力投手の中で最多となった。
注目したいのは奪三振能力だ。142奪三振、奪三振率10.09という成績は、打者を三振で打ち取る力を示している。単に打たせて取るだけでなく、自らアウトを奪える投球は、先発投手としての大きな武器になる。
一方で、防御率3.27、被安打121、被本塁打14、与四球40という数字には改善の余地もある。QS率は50.0%で、22試合の先発のうちQS達成は11試合だった。新人として十分に評価できる成績である一方、今後さらに評価を高めるには、長いイニングを安定して投げ、失点の多い登板を減らすことが課題となる。
竹丸の11勝は高く評価できる。ただし、勝利数だけで投手の完成度を測るのではなく、奪三振、与四球、被本塁打、QS率まで見ることで、現在の強みと次の成長段階が明確になる。
戸郷翔征:防御率2.48でも残った投球回の課題
戸郷翔征は14試合に先発し、5勝3敗、防御率2.48、80投球回、82奪三振を記録した。被打率は.199で、WHIPは1.03。登板時の投球内容を見る限り、先発投手としての能力を失ったシーズンではない。
一方、前年までのように先発陣の中心として多くのイニングを任される状態には届かなかった。2026年は登録抹消を挟み、最終登板は9月29日となっている。登板数が14試合にとどまったことで、年間を通じた投球回の積み上げという点では物足りなさが残った。
戸郷の評価では、防御率だけでなく、年間を通して先発ローテーションに入れる状態を保てるかが重要になる。80投球回という数字は、次のシーズンに向けて稼働状況と投球内容の両方を確認する必要性を示している。
【山﨑伊織・小笠原慎之介・ウィットリー】登板状況から見える入れ替わり
山﨑伊織:開幕前の離脱がローテーションに影響
山﨑伊織は開幕前の段階で開幕投手の有力候補と報じられていた。しかし、日刊スポーツの2026年8月25日付報道によると、山﨑は開幕前の3月に右肩のコンディション不良で離脱。5月の復帰戦でも2球で降板し、8月には同じ右肩のコンディション不良で再び登録を抹消された。
最終的な成績は6試合の先発で1勝1敗、防御率4.59、33回1/3。QSは2回で、QS率は33.3%だった。2025年には11勝、防御率2.07、156回1/3を記録していた実績を考えると、2026年は能力を発揮するための登板機会そのものが大きく制限された。
このケースは、ローテーション予想において前年の実績だけを重視する危うさを示している。実力があっても、コンディションが整わなければ年間を通じた先発の柱にはなれない。山﨑を中心に据える構想を考える場合も、まず継続して登板できる状態にあるかどうかが判断の前提になる。
小笠原慎之介:防御率2.31、少ない登板数の中で示した安定感
小笠原慎之介は11試合に先発して5勝4敗、防御率2.31、66回1/3を記録した。WHIPは0.98、QS率は63.6%。登板数や投球回は井上、竹丸を下回るものの、投球内容の安定性では高く評価できる。
QS率63.6%は、11試合の先発のうち7試合でQSを達成した計算になる。防御率2点台前半という数字と合わせれば、先発した試合で安定した投球を見せる力があったことが分かる。
課題は、先発登板の数と投球回をどこまで増やせるかだ。限られた登板機会で好成績を残すことと、年間を通じてローテーションを支えることは別の評価軸になる。小笠原が先発陣の重要な選択肢であることは、成績から十分に読み取れる。
F.ウィットリー:奪三振力と防御率は優秀、稼働期間が課題
F.ウィットリーは14試合に先発し、3勝4敗、防御率2.31、81回2/3、97奪三振を記録した。被打率は.175、WHIPは1.03で、QSは8回、QS率は57.1%だった。
奪三振率10.69は、打者を三振で打ち取る能力の高さを示す。防御率も2.31と優秀で、登板した試合での投球内容はローテーション候補として十分に評価できる。
ただし、登板は14試合にとどまり、7月下旬の登録抹消以降は一軍での登板がなかった。成績の水準だけでなく、シーズン中にどれだけ長く戦力として稼働できるかが、評価を左右した投手だ。
田中将大と西舘勇陽:先発陣の層を厚くする存在
田中将大は13試合に先発し、4勝4敗、防御率3.42、68回1/3、49奪三振。QSは5回で、QS率は38.5%だった。一定の先発登板をこなしたものの、安定して6回以上を投げるという観点では、さらに積み上げたい成績となった。
西舘勇陽はシーズンを通じて14試合に登板し、2勝4敗、防御率3.00、57投球回、65奪三振を記録した。先発登板は10試合で、救援も経験している。固定された先発ローテーションの一員というより、起用法に幅を持たせられる投手としての役割も見えてきた。
先発候補を評価する際は、勝敗や防御率だけでなく、先発と救援のどちらで起用されたかも確認したい。西舘のように複数の役割を経験した投手は、先発陣の状態に応じて選択肢を広げられる点が強みになる。
【開幕ローテーションとシーズン中の入れ替え】巨人の先発陣はなぜ安定しなかったのか
2026年の巨人の先発ローテーションを考えるうえで、開幕前の構想とシーズン終了時の成績を分けて見る必要がある。開幕前には山﨑伊織が有力候補として報じられていたが、右肩のコンディション不良による離脱で、当初想定していた先発陣をそのまま運用することは難しくなった。
シーズン中も、先発投手の登録・抹消は繰り返された。NPBの登録公示やシーズンの登板記録を見ると、戸郷は7月に登録を抹消された後、9月に再登録。竹丸も複数回にわたって登録・抹消を経験している。山﨑も8月と10月に登録抹消があり、シーズンを通して同じ顔ぶれを並べ続けることはできなかった。
この状況で井上と竹丸が22試合以上の先発登板を記録した意味は大きい。主力投手の離脱や登板機会の減少が生じても、年間を通じて先発マウンドを担える投手がいれば、ローテーションの崩れを抑えられるからだ。
一方、登板機会が限られた投手が複数いると、残る先発陣に負担が集中しやすくなる。先発の登録状況や登板間隔に応じて起用を調整する必要があり、シーズンを通じた投球回の確保も難しくなる。2026年の巨人は、先発投手の個々の能力に加え、ローテーション全体の継続性が問われた。
なお、登録抹消は必ずしもすべてが故障を意味するわけではない。調整やチーム事情による入れ替えもあるため、登録状況だけで離脱理由を断定することはできない。山﨑のように報道で右肩のコンディション不良が確認できるケースと、それ以外の登録抹消は区別して評価する必要がある。
【プロの結論】巨人の先発陣が改善すべき3つのポイント
1.防御率だけでなく、投球回を重視する
防御率2点台の投手が複数いても、先発登板の数や投球回が少なければ、年間のローテーションを支える力には限界がある。2026年の井上は147回、竹丸は126回2/3を投げた一方、戸郷は80回、山﨑は33回1/3にとどまった。
この差は、投手の優劣をそのまま表すものではない。しかし、シーズン全体の先発運用を考えるなら、投球内容と同時に、どれだけのイニングを継続して任せられるかを評価すべきだ。
2.QS率で先発としての安定性を見極める
QS率は、先発投手が一定水準の投球をどれだけ繰り返したかを確認する指標だ。2026年の井上は73.9%、小笠原は63.6%、ウィットリーは57.1%。対して田中は38.5%、山﨑は33.3%だった。
もちろん、QS率だけで投手の能力すべてを評価することはできない。打線の援護や対戦相手、登板時のコンディションなども影響する。それでも、防御率と投球回を合わせて確認すれば、好投の再現性を把握するための有用な材料になる。
3.実績と稼働状況を分けて判断する
戸郷や山﨑のように過去の実績がある投手でも、シーズン中の登板機会が限られれば、ローテーションの安定性は損なわれる。一方、竹丸のように実績がまだ少ない投手でも、年間を通じて先発を担い、勝利や投球回を積み上げれば、チームにとって大きな戦力となる。
したがって、先発ローテーションを予想するときは、前年の勝利数や知名度だけで判断するのではなく、直近の防御率、投球回、QS率、登録状況を組み合わせて評価するのが合理的だ。実績は能力を測る材料だが、翌シーズンの稼働を保証するものではない。
【巨人先発ローテーション予想2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の巨人で、先発ローテーションの中心だった投手は誰ですか?
A1:シーズン成績から見ると、井上温大と竹丸和幸が中心です。井上は23試合に先発して10勝、防御率2.02、147投球回。竹丸は22試合に先発して11勝、防御率3.27、126回2/3を記録しました。
Q2:戸郷翔征の2026年の防御率と勝敗は?
A2:14試合に先発して5勝3敗、防御率2.48でした。82奪三振を記録した一方、投球回は80回にとどまっており、今後は先発としての稼働を継続できるかが注目点です。
Q3:新人の竹丸和幸は2026年にどのような成績を残しましたか?
A3:22試合に先発して11勝9敗、防御率3.27、126回2/3、142奪三振を記録しました。QS率は50.0%で、勝利数と奪三振能力が目立つ一方、失点を抑えて長いイニングを投げることが今後の課題です。
Q4:山﨑伊織の登板数が少なかった理由は何ですか?
A4:日刊スポーツの報道によると、開幕前の3月とシーズン中の8月に右肩のコンディション不良で離脱しました。2026年は6試合の先発で、防御率4.59、33回1/3という成績に終わっています。
Q5:巨人の先発投手を比較するとき、QS率はどのように使えばよいですか?
A5:QS率は、6回以上を投げて自責点3以内に抑えた先発登板の割合です。防御率や投球回と組み合わせることで、失点を抑える能力と、安定して試合を作る力の両方を確認できます。
まとめ:巨人の先発ローテーションは投手の実力と継続稼働で評価する
2026年の巨人先発ローテーションを振り返ると、井上温大の防御率2.02、147投球回、QS率73.9%が際立つ。竹丸和幸も新人ながら11勝、142奪三振を記録し、年間を通じて先発陣を支えた。戸郷翔征、F.ウィットリー、小笠原慎之介も防御率2点台の成績を残し、先発候補としての力を示している。
一方、山﨑伊織の離脱や戸郷の投球回の少なさ、ウィットリーの登板機会の制約は、先発ローテーションを安定させる難しさを浮き彫りにした。防御率が優秀な投手をそろえるだけでは、シーズンを通じた先発陣の強さは完成しない。
2026年の成績から巨人の先発陣を評価するなら、見るべき基準は明確だ。防御率で失点を抑える力を確認し、投球回で継続稼働を測り、QS率で安定性を比較する。そのうえで登録状況や復帰後の投球内容を追うことが、先発ローテーションの実力を見誤らないための判断基準となる。
巨人が今後、井上と竹丸を軸に戸郷や山﨑らの力を十分に生かせるか。2026年の記録が示す最大の焦点は、先発投手の顔ぶれそのもの以上に、実力のある投手を年間を通じてマウンドに送り出せる体制を整えられるかどうかにある。 (出典: 巨人 先発ローテーション予想 2026(Yahoo!ニュース))