稀勢の里部屋は現在どうなった?二所ノ関部屋の名称変更・所属力士・稽古環境を徹底解説
「稀勢の里部屋」と検索すると、正式な部屋名は何なのか、現在はどこにあるのか、大の里や白熊が所属しているのかなど、さまざまな疑問が浮かびます。2026年現在、元第72代横綱・稀勢の里が師匠を務める相撲部屋の正式名称は二所ノ関部屋です。茨城県稲敷郡阿見町を拠点に、横綱・大の里をはじめとする力士の育成に取り組んでいます。
二所ノ関部屋は、単に元横綱が弟子を育てる場所というだけではありません。2021年の独立と部屋名の変更、2022年の新施設完成、土俵を2面備えた稽古場、科学的な指導方針など、従来の相撲部屋のイメージとは異なる特徴を持っています。日本相撲協会、二所ノ関部屋公式ホームページ、阿見町の公開資料をもとに、2026年の最新掲載情報まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 正式名称:「稀勢の里部屋」は通称的な検索表現で、現在の正式名称は二所ノ関部屋。
- 所在地と施設:茨城県阿見町荒川本郷139-1にあり、稽古場には土俵が2面設けられている。
- 師匠と所属力士:二所ノ関親方は元横綱・稀勢の里。横綱・大の里や十両の白熊などが所属する。
【まず結論】稀勢の里部屋の現在は二所ノ関部屋!正式名称と所在地を解説
2026年現在、「稀勢の里部屋」という名称の独立した相撲部屋が存在するわけではありません。日本相撲協会が掲載する正式な部屋名は二所ノ関部屋で、師匠は二所ノ関寛(にしょのせき・ゆたか)、すなわち元横綱・稀勢の里です。
稀勢の里は現役引退後、年寄として後進の指導にあたり、2021年に田子ノ浦部屋から独立しました。当初は荒磯部屋として活動を始め、その後、年寄名跡の継承に伴って二所ノ関部屋へと名称が変わっています。
現在の拠点は、稀勢の里の出身地である茨城県牛久市に近い阿見町です。部屋の公式ホームページでは、所属力士の紹介に加え、親方の経歴、施設の案内、後援会の募集なども掲載されています。
つまり、「稀勢の里部屋 現在」という疑問への答えは、二所ノ関部屋として活動を続け、大の里らを育成しているということです。名称を調べる際は、元横綱の四股名と、親方が継承した年寄名跡を分けて考えると理解しやすくなります。
【部屋名変更の理由】荒磯部屋から二所ノ関部屋へ変わった経緯
稀勢の里部屋と二所ノ関部屋の違いを理解するには、2021年から2022年にかけての相撲界の動きを知る必要があります。名称変更は、単に親しみやすい名前へ変更したという話ではありません。相撲界における年寄名跡の継承と、部屋の運営体制の変更が関係しています。
稀勢の里は2019年1月場所限りで現役を引退しました。その後、田子ノ浦部屋で指導経験を積み、2021年8月に独立。当初は荒磯部屋の師匠として活動を始めました。
同年12月、日本相撲協会は稀勢の里が年寄「二所ノ関」を襲名することを承認しました。これに伴い、荒磯部屋は二所ノ関部屋へ名称を変更。一方、それまで二所ノ関部屋を率いていた元大関・若嶋津の二所ノ関親方は年寄「荒磯」を襲名し、旧二所ノ関部屋は元関脇・玉乃島の放駒親方が継承して放駒部屋となりました。
このため、名前だけを見ると同じ部屋がそのまま引き継がれたように感じられますが、実際には年寄名跡の交換に伴い、部屋の名称と運営体制が整理されたのです。
「二所ノ関」は、歴代の横綱や大関ともゆかりのある伝統的な年寄名跡です。共同通信の用語解説や当時の報道でも、その歴史と名跡継承が伝えられています。稀勢の里が二所ノ関を襲名した背景には、こうした相撲界の伝統的な仕組みがあります。
二所ノ関部屋の創設から2026年までの年表
| 時期 | 出来事 | 意味・ポイント |
|---|---|---|
| 2019年1月 | 稀勢の里が現役引退 | 第72代横綱としての土俵人生を終え、指導者への道へ進む。 |
| 2021年8月 | 田子ノ浦部屋から独立 | 荒磯部屋として新たな部屋の運営を開始。 |
| 2021年12月 | 二所ノ関襲名と部屋名変更が承認される | 荒磯部屋が二所ノ関部屋に。旧二所ノ関部屋は放駒部屋となる。 |
| 2022年6月5日 | 茨城県阿見町で部屋開き | 土俵2面を備えた新施設で本格的な部屋運営が始まる。 |
| 2025年5月〜7月 | 大の里の横綱昇進が決まり、7月場所から横綱在位 | 部屋の育成成果を象徴する大きな節目となる。 |
| 2026年 | 二所ノ関部屋として力士を育成 | 日本相撲協会の公式掲載では、横綱・大の里や十両・白熊らが所属。 |
特に重要なのが、2022年6月5日の部屋開きです。独立直後は茨城県つくば市に仮住まいし、筑波大学の土俵などで稽古していましたが、阿見町の新施設が完成したことで、独自の稽古環境を整えられるようになりました。
なお、歴史上の旧二所ノ関部屋と、現在の二所ノ関部屋は、名称の継承という点でつながっていますが、2021年の名称変更では旧部屋の運営主体も変わっています。この点を押さえておくと、部屋の沿革を誤解せずに理解できます。
【師匠・二所ノ関親方の経歴】稀勢の里は引退後、何をしている?
現在の二所ノ関親方は、元第72代横綱・稀勢の里の二所ノ関寛です。1986年7月3日生まれ、茨城県牛久市出身。現役時代は左四つや寄りを得意とし、長く幕内上位で活躍しました。
日本相撲協会と二所ノ関部屋公式ホームページに掲載された経歴によると、2002年に中学校卒業後、角界へ入門。2004年5月場所で新十両、同年11月場所で新入幕を果たし、2012年1月場所で大関に昇進しました。そして2017年3月場所に横綱へ昇進し、2019年1月場所限りで現役を引退しています。
通算成績は800勝496敗97休。幕内では714勝453敗97休を記録し、幕内優勝は2回です。長年の現役経験に加え、横綱として最高位に立った実績が、現在の指導者としての土台になっています。
早稲田大学大学院でスポーツ科学を学ぶ
稀勢の里の引退後の歩みで注目されるのが、大学院での学びです。2021年3月、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科を修了しました。伝統的な相撲の技術を受け継ぐだけでなく、スポーツ科学や組織運営の考え方を取り入れようとする姿勢が、部屋の運営方針にも表れています。
二所ノ関部屋公式ホームページの挨拶では、伝統を理解したうえで科学的な稽古やスポーツビジネスの手法を取り入れ、力士の育成に取り組む考えが示されています。親方自身も、相撲部屋の責任者は弟子の発掘や育成だけでなく、裏方の管理、支援者の獲得など、運営全体を担う存在だと説明しています。
稀勢の里の現在は「解説者」だけではない
引退後の稀勢の里は、相撲部屋の師匠として力士を育てる一方、テレビやラジオなどにも出演しています。公式プロフィールには、NHKの「サンデースポーツ」「大相撲どすこい研」、NHK水戸放送局の「いば6 二所ノ関親方の挑戦」、フジテレビの「ジャンクSPORTS」などが掲載されています。
ただし、現在の中心的な役割は、あくまでも二所ノ関部屋の運営と弟子の育成です。メディア出演や講演活動は、その経験や相撲の魅力を伝える活動の一部と捉えるとよいでしょう。
2025年には、弟子の大の里が第75代横綱に昇進しました。師匠自身が横綱まで上り詰めた経験を持ち、横綱昇進後の責任や心構えも理解していることは、弟子を育てるうえで大きな強みとなっています。

【2026年最新】二所ノ関部屋の所属力士一覧と大の里・白熊
2026年の二所ノ関部屋を語るうえで欠かせないのが、横綱・大の里と十両・白熊です。日本相撲協会の部屋紹介に掲載された2026年9月場所の番付情報を基準に、所属力士を番付別に整理します。
幕内・十両の注目力士
大の里(おおのさと)は、本名・中村泰輝、石川県津幡町出身。2023年5月場所で初土俵を踏み、2023年9月場所で新十両、2024年1月場所で新入幕、同年11月場所で大関に昇進しました。2025年7月場所から第75代横綱として土俵に立っています。
日本相撲協会の横綱プロフィールでは、2026年9月場所時点の幕内優勝回数は6回とされています。入門から短期間で横綱まで昇進した大の里は、二所ノ関部屋の育成力を示す存在です。
もう一人の注目力士が、十両の白熊(しろくま)です。大の里だけでなく、関取として活躍する力士がいることは、部屋全体の成長を追ううえで重要なポイントです。幕下以下にも複数の力士が在籍しており、今後の昇進候補を探す楽しみもあります。
二所ノ関部屋の所属力士一覧
以下は、日本相撲協会の部屋紹介に掲載されている2026年9月場所の番付を基準にまとめた一覧です。番付は本場所ごとに変わるため、次の場所の番付発表後には更新される場合があります。
- 幕内:東横綱・大の里
- 十両:西十両六枚目・白熊
- 幕下:花の海、麒麟龍、今村、麟虎
- 三段目:羅漢児、古田、尼王、谷口、藤宗、内間、野島
- 序二段:後藤、阿見大心、総勢山、御柱、田中、澁谷、住吉、西勢郷、山田
- 序ノ口:田所
- 番付外:足立
- 新弟子:松の里
所属力士の名前だけでなく、番付にも注目すると、部屋の現状をより立体的に把握できます。横綱と十両の関取に加え、幕下以下の力士がどの段階にいるかを見ることで、部屋の将来性や育成の進み具合も追いやすくなります。
なお、上記は2026年9月場所の番付掲載情報を基準にした一覧です。最新の所属状況や新たな番付は、日本相撲協会の公式サイトにある「相撲部屋のご紹介」で確認できます。
【二所ノ関部屋の住所・アクセス】阿見町のどこにある?稽古見学はできる?
二所ノ関部屋の所在地は、〒300-1152 茨城県稲敷郡阿見町荒川本郷139-1です。日本相撲協会と部屋の公式ホームページに同じ住所が掲載されています。
電車・車でのアクセス
- 電車:JR常磐線のひたち野うしく駅から徒歩約10分。
- 車:つくば牛久ICから県道48号方面へ約10分。
上記は二所ノ関部屋公式ホームページの案内に基づく目安です。実際の所要時間は、交通状況や歩く速度によって変わります。訪問を予定する場合は、経路や交通機関の運行状況も事前に確認しておくと安心です。
稽古見学は一般公開されている?
二所ノ関部屋の稽古を見学したい人にとって、特に注意したいのが見学の条件です。阿見町の町村合併70周年記念誌では、稽古などの見学は二所ノ関部屋後援会の会員に限ると案内されています。
つまり、相撲部屋の所在地が公開されているからといって、自由に敷地内へ入って稽古を見られるわけではありません。見学会は後援会の会員向け特典として扱われており、日程や参加条件を確認したうえで申し込む必要があります。
部屋の公式ホームページでは後援会の入会案内が掲載されています。個人会員には月額1,500円のコースと3,000円のコースがあり、会費に応じて番付表や記念品などの特典が異なります。ちゃんこ会などの特典も案内されていますが、稽古見学の開催日や対象プランについては、申込み時点の公式案内を確認してください。
見学を目的に現地へ向かう場合は、当日の飛び入り参加を前提にせず、公式ホームページで案内される手続きを優先することが大切です。

【土俵2面の稽古環境】二所ノ関部屋の稽古方針と施設の特徴
二所ノ関部屋が注目される理由の一つが、稽古場に土俵を2面備えていることです。阿見町の公式資料によると、施設は敷地面積約5,900平方メートル、2階建て。稽古場に加えて力士の住居スペースや広い浴場などが設けられています。
一般的な相撲部屋の稽古場では土俵が1面というケースが多いなか、2面を用意する設計は特徴的です。2022年6月の施設公開時には、土俵を2面使って申し合いを行う様子が報道されました。スポーツニッポンなどの報道では、土俵を分けることで、調整が必要な力士と集中的に稽古する力士を分けられる点が紹介されています。
稽古の効率と個々の力士に合わせた指導
二所ノ関親方は、部屋の公式ホームページで、伝統を尊重しながら科学的な稽古を取り入れる方針を示しています。目指しているのは、強いだけでなく、ファンから愛され、けがに強い力士を育てることです。
2面の土俵があれば、申し合いの順番を待つ時間を減らし、複数の力士が並行して稽古に取り組みやすくなります。また、調整を優先する力士と、通常の強度で稽古する力士を分ける運用にも向いています。これは設備の珍しさだけでなく、稽古時間を有効に使うための設計といえます。
2022年6月の稽古場公開時、二所ノ関親方は、力士一人ひとりの弱点を見つけ、特技を生かすことが自分の役目だという趣旨を語りました。全員に同じ練習をさせるだけでなく、それぞれの特徴を把握して指導する姿勢がうかがえます。
土俵以外の設備と生活環境
施設にはトレーニング室があり、敷地内にはバスケットボールのハーフコートや鉄棒も設けられています。浴場や住居スペースも整備され、稽古だけでなく、力士が生活する環境にも配慮されています。
このような施設は、土俵上の技術練習だけでは補いきれない体力づくりや身体能力の向上を支えるものです。土俵2面の稽古場とトレーニング設備を組み合わせることで、相撲の技術と基礎的な身体能力の両面から力士を育てる考え方が読み取れます。
地域に根ざした相撲部屋づくり
二所ノ関部屋の公式ホームページでは、地元の小中学校との連携や相撲教室、わんぱく相撲などを通じて、相撲を身近に感じてもらう取り組みも紹介されています。部屋の運営は、力士を育てるだけでなく、地域とのつながりを築くことも視野に入れています。
稀勢の里が出身地に近い茨城県へ拠点を構えたことも、地域との結びつきを考えるうえで意味があります。2025年には大の里が横綱に昇進し、阿見町の部屋で昇進伝達式が行われました。施設の設計や育成方針、地域との関係が、部屋の現在を形づくる重要な要素になっています。
【稀勢の里部屋】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:稀勢の里部屋と二所ノ関部屋は別の相撲部屋ですか?
A1:別の部屋ではありません。「稀勢の里部屋」は元横綱・稀勢の里の名前から検索される表現で、現在の正式名称は二所ノ関部屋です。2021年12月の年寄名跡の継承に伴い、荒磯部屋から名称が変更されました。
Q2:二所ノ関部屋の稽古は一般の人でも見学できますか?
A2:阿見町の公式資料では、稽古などの見学は二所ノ関部屋後援会の会員に限ると案内されています。見学会の日程や参加条件は変更される可能性があるため、部屋の公式ホームページで最新の案内を確認してください。
Q3:二所ノ関部屋には大の里と白熊以外に誰が所属していますか?
A3:2026年9月場所の番付掲載情報では、幕下の花の海、麒麟龍、今村、麟虎や、三段目・序二段の力士なども所属しています。所属力士の一覧は、日本相撲協会の公式サイトにある二所ノ関部屋の紹介ページで確認できます。
まとめ:二所ノ関部屋の現在と今後を見極めるポイント
「稀勢の里部屋」の正式名称は二所ノ関部屋で、茨城県阿見町荒川本郷139-1を拠点に活動しています。2021年の独立と年寄名跡の継承を経て、2022年6月に新施設が完成。土俵2面を備えた稽古場やトレーニング設備を活用しながら、元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が力士を育てています。
2026年の注目は、横綱・大の里の活躍だけではありません。十両の白熊や幕下以下の力士たちの成長も、部屋全体の将来を占ううえで見逃せないポイントです。所属力士を追う際は、古い番付情報ではなく、最新の本場所に対応した日本相撲協会の公式掲載を確認するのが確実です。
また、二所ノ関部屋の稽古を実際に見たい場合は、見学が一般開放されていると考えず、後援会の会員向け案内を確認する必要があります。部屋名の由来、師匠の経歴、所属力士、稽古環境を押さえておけば、「稀勢の里部屋」という検索語から知りたかった情報を、現在の二所ノ関部屋の実態に沿って理解できます。 (出典: 稀 勢 の 里 部屋(Yahoo!ニュース))