日ハム有原航平の現在は?2026年成績・復帰経緯と評価の実態を徹底解説
2026年10月現在、北海道日本ハムファイターズの有原航平投手は、6年ぶりに復帰した古巣でレギュラーシーズンを戦い終え、クライマックスシリーズ(CS)にも登板しました。ソフトバンク時代には2年連続で最多勝を獲得した実績を持つ一方、2026年は7勝9敗、防御率4.44と苦戦。大型契約に見合う働きを期待されたシーズンは、課題と復調の両面が表れた一年となりました。
8月2日のロッテ戦では100球で完封勝利を挙げ、復活への期待を高めました。その一方、4月12日のソフトバンク戦では5回6失点で降板しています。こうした結果をどう評価すべきなのか。日本野球機構(NPB)の公式記録、球団の発表、報道各社が伝えた契約や登板内容を基に、有原の現在、復帰の経緯、年俸、そして新庄剛志監督からの評価まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の成績:レギュラーシーズンは17試合に先発し、7勝9敗、防御率4.44。100球完封という好投も記録した。
- 日本ハム復帰の経緯:2025年オフにソフトバンクを自由契約となり、米球界への再挑戦も視野に入れた末、2026年から古巣に復帰した。
- 評価のポイント:ソフトバンク時代の最多勝2回という実績は確かだが、2026年は序盤の不振やCSでの投球も含め、安定感の回復が課題となった。
【日ハム有原航平の現在】2026年の成績とシーズン終盤の評価
有原航平は1992年8月11日生まれ、広島県出身の右投右打の投手です。広陵高校、早稲田大学を経て、2014年ドラフト1位で日本ハムに入団。2021年から米国でプレーし、2023年にソフトバンクで日本球界に復帰した後、2026年から再び日本ハムのユニホームを着ています。
日本ハムの選手名鑑とNPBの2026年度個人成績によると、レギュラーシーズンの成績は17試合、7勝9敗、防御率4.44、103回1/3、67奪三振でした。完投は2回、完封勝利も2回記録しています。
数字を見れば、先発投手として一定の投球回を消化した一方、勝ち越しには届かず、防御率も前年のソフトバンク時代の3.03から悪化しました。特に、開幕直後の失点が続いたことは、大型補強の中心選手として期待された有原にとって厳しいスタートでした。
ただし、シーズンを通じて不振が続いたわけではありません。8月には完封勝利を含めて調子を上げ、後半戦に復調の兆しを見せています。日本ハムはレギュラーシーズンを78勝62敗3分の3位で終え、CSファーストステージを突破しましたが、ファイナルステージではソフトバンクに敗れ、日本シリーズ進出を逃しました。
有原自身も10月10日のCSファーストステージ第1戦に先発し、5回5安打2失点。試合は延長10回に日本ハムが2対3で敗れ、白星は付きませんでした。レギュラーシーズンの不振をすべて払拭する結果には至らなかったものの、シーズン終盤には投球内容を立て直した登板もありました。

【復帰までの経緯】日本ハムからレンジャーズ、ソフトバンクを経て古巣へ
有原のキャリアを理解するには、日本ハム時代、メジャー挑戦、ソフトバンク時代という3つの段階に分けて見る必要があります。2026年の復帰は単なる出戻りではなく、米国での経験と日本球界での実績を経て、再び出発点に戻る選択でした。
2015年、日本ハムでプロ入りした有原は新人王を獲得。2016年にはチームのパ・リーグ優勝と日本シリーズ制覇に貢献し、2019年には15勝8敗、防御率2.46で最多勝のタイトルを手にしました。2020年までの6年間で、先発投手としての基盤を築いています。
2020年オフにはポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦。テキサス・レンジャーズに所属した2021、2022年は、右肩の手術などもあり、メジャー通算15試合で3勝7敗、防御率7.57という結果に終わりました。2022年には傘下3Aのラウンドロックでもプレーしています。
その後、2023年にソフトバンクで日本球界に復帰。1年目から10勝5敗、防御率2.31と結果を残し、2024年と2025年には2年連続で最多勝を獲得しました。2025年には14勝9敗を挙げ、チームの日本一にも貢献しています。
転機となったのは2025年オフです。ソフトバンクとの3年契約が満了し、契約条件に基づいて自由契約選手となりました。ソフトバンク側は残留を望む姿勢を示していましたが、有原には米球界への再挑戦という選択肢もありました。
最終的に日本ハムが獲得を発表したのは2025年12月28日です。2026年1月13日の入団会見では、球団を通じて「プロ野球人生の始まりの地である北海道、ファイターズという球団にご縁をいただけて大変嬉しく思います」とコメントしました。背番号は74。かつて在籍した球団への復帰でしたが、本人は会見で、球場も変わり、自分にとっては別のチームに近い感覚だという趣旨の説明もしています。
【NPB個人年度別成績】最多勝3回の実績と2026年を比較
有原の評価を考えるうえで、単年の勝敗だけを見るのは十分ではありません。日本ハム時代の2019年、ソフトバンク時代の2024年・2025年と、異なる球団で最多勝を獲得してきたことが、2026年の大型補強につながった背景です。
以下は、NPB公式の個人年度別成績を基にした主なシーズンの比較です。勝敗、防御率、投球回を並べると、実績と2026年の違いが明確になります。
| 年度 | 所属球団 | 勝敗 | 防御率 | 主な実績・評価 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年 | 日本ハム | 8勝6敗 | 4.79 | 新人王を獲得 |
| 2016年 | 日本ハム | 11勝9敗 | 2.94 | リーグ優勝・日本シリーズ制覇に貢献 |
| 2019年 | 日本ハム | 15勝8敗 | 2.46 | 最多勝を獲得 |
| 2020年 | 日本ハム | 8勝9敗 | 3.46 | 米国挑戦前の最終シーズン |
| 2023年 | ソフトバンク | 10勝5敗 | 2.31 | 日本球界復帰1年目から二桁勝利 |
| 2024年 | ソフトバンク | 14勝7敗 | 2.36 | 最多勝、投手部門ベストナイン |
| 2025年 | ソフトバンク | 14勝9敗 | 3.03 | 2年連続の最多勝 |
| 2026年 | 日本ハム | 7勝9敗 | 4.44 | 100球完封を記録する一方、勝ち越せず |
| NPB通算 | 日本ハム・ソフトバンク | 105勝80敗 | 3.40 | 通算1417回2/3、1025奪三振 |
出典:日本野球機構(NPB)「個人年度別成績」、2026年度個人投手成績。NPB通算には日本国内での成績を集計しています。
この比較で注目したいのは、2026年の防御率4.44が、2019年の2.46やソフトバンク時代の2点台と比べて大きく悪化している点です。一方、103回1/3を投げ、完投2回、完封2回という数字も残しました。シーズンを通して投球内容が安定しなかったことと、好調時には試合を最後まで任せられる能力があることは、分けて評価する必要があります。
最多勝の獲得歴は2019年、2024年、2025年の3回です。2024年と2025年はいずれも14勝で、異なるシーズンにわたり結果を残しました。これらは単なる過去の肩書ではなく、球団が有原に長いイニングを投げる先発投手としての役割を期待する根拠です。

【100球完封とホークス戦5回6失点】2026年の登板を検証
2026年の有原を象徴する登板は、8月2日のロッテ戦と4月12日のソフトバンク戦です。前者は実力を示した試合、後者は課題が表面化した試合として対照的でした。
8月2日、ロッテ戦では3対0の完封勝利。有原は3安打9奪三振で相手打線を封じ、球数はちょうど100球でした。今季初の完封で、ソフトバンク在籍時の2025年7月1日以来となる完封勝利でもあります。
日刊スポーツの報道によると、新庄剛志監督は「3月からこのピッチングを待っていた」と評価しました。100球未満で完封する記録「マダックス」には届かなかったものの、監督は80球台で完封する投球に期待し、冗談交じりに「アリックス」という呼び名にも触れています。
この試合では、カットボールやチェンジアップなどの変化球が機能し、テンポよくアウトを積み重ねました。長いイニングを投げられることに加え、打者に的を絞らせず、少ない球数で試合を支配する能力を示した点が収穫です。
一方、4月12日のソフトバンク戦は厳しい内容でした。NPB公式の試合記録によると、日本ハムは7対11で敗戦。有原は5回9安打6失点、うち自責点5、114球を要し、3四球、5奪三振という内容でした。
試合は初回に3点を失う苦しい展開となりましたが、3回に日本ハム打線が4点を挙げて一時逆転します。しかし、5回に再び3点を奪われ、リードを守れませんでした。NPB通算100勝が懸かっていた登板でもあり、勝利は次回以降に持ち越されました。
ここで重要なのは、1試合の大敗だけで投手の価値を決めないことです。ただし、同じソフトバンク戦では3月29日にも6回7失点で敗れており、古巣相手に序盤の失点が続いた事実は見逃せません。相手打線への対応、初回の入り方、失点後の立て直しは、2026年の課題を考える材料になります。
また、100球完封と5回6失点は、どちらも同じ投手が記録した結果です。好投だけを取り上げて完全復活と断定するのも、苦戦だけを見て実力が衰えたと決めつけるのも適切ではありません。複数の登板を通じて、投球の再現性が戻っているかを確認する必要があります。
【年俸20億円・新庄監督の評価・清宮との呼び方】話題の論点を整理
有原の日本ハム復帰では、成績と並んで契約規模も話題になりました。2026年1月13日の日刊スポーツは、契約を4年総額20億円プラス出来高、年俸5億円(いずれも推定)と報じています。年俸5億円は、2011年のダルビッシュ有に並ぶ球団最高額とされました。
一方、移籍決定段階では4年総額24億円規模とする報道もあり、契約金額については報道によって推定に差があります。日本ハムの公式発表は入団合意を伝えていますが、契約金額そのものは公表していません。
したがって、「年俸20億円」という表現には注意が必要です。報道で示された20億円は4年間の契約総額であり、1年あたりの年俸ではありません。出来高の有無や推定額の違いも含め、総額と年俸を混同しないことが大切です。
新庄監督の評価も、シーズン中の状況によって変化しています。4月12日のソフトバンク戦後には、打線が5点を取った試合で6点を失ったことに触れながらも、「大丈夫、大丈夫。なんも問題ない」と話したと日刊スポーツが伝えています。一方、8月2日の完封後には、待ち望んでいた投球が戻ってきたという趣旨のコメントを残しました。
この2つの反応から読み取れるのは、監督が有原の実績を認めつつ、求める投球水準に到達することを期待していたという点です。過去のタイトルだけで評価を固定せず、実際の登板内容を見ながら判断していたと考えられます。
また、一部報道では、有原が清宮幸太郎を「おまえ」と呼ぶことや、ソフトバンクの選手とのやり取りが話題になりました。ただし、呼び方だけで選手間の不仲や問題行動を断定することはできません。親しい間柄での呼称なのか、どのような場面で使われたのかといった文脈を切り離して、見出しだけで人物像を決めつけるのは避けるべきです。
有原の評判を考える際も同じです。高額契約や強い言葉を使った報道は注目を集めやすい一方、投手としての評価は勝敗、防御率、投球回、失点の傾向などを合わせて判断する必要があります。

【有原航平の評判と実態】高額契約に見合う投手なのか
有原の評価が分かれる理由は、期待の大きさと2026年の結果に差が生じたことにあります。ソフトバンク時代の2024年、2025年には2年連続14勝を挙げ、最多勝を獲得しました。その投手が古巣に戻り、チームの優勝争いを支えることが期待されたため、7勝9敗、防御率4.44という数字は厳しく受け止められました。
しかし、契約の妥当性を単純に勝ち星だけで判断するのも問題です。勝敗は打線の援護や救援陣の働きにも左右されます。投手個人の内容を見るには、防御率、投球回、奪三振、四球、完投数、対戦相手別の成績などを組み合わせる必要があります。
2026年の有原は、103回1/3を投げ、67奪三振、24四球、完投2回、完封2回という成績を残しました。先発として一定のイニングを消化しながらも、防御率は4点台にとどまり、失点を抑え切れない試合が目立ちました。課題は単純なスタミナ不足というより、登板ごとの投球内容を安定させられるかという点にあります。
一方、8月の完封や後半戦の復調は、修正能力を示す材料です。日本ハムが期待したのは、単に過去の最多勝投手を獲得することではなく、長いイニングを投げて試合を作る先発投手を確保することだったはずです。その役割をどこまで継続して果たせるかが、今後の評価を左右します。
今季のCSでは10月10日の西武戦に先発し、5回2失点で降板しました。日本ハムはこの試合を落としましたが、その後の2試合に勝ってファーストステージを突破。ファイナルステージではソフトバンクに3連敗し、敗退しました。短期決戦での経験は今後の財産になりますが、レギュラーシーズンの不振を帳消しにするものではありません。
有原の評価を見極める際には、次の3点を押さえると判断しやすくなります。
- 実績:最多勝3回、NPB通算100勝以上という実績は客観的な強みです。
- 現在の状態:2026年の防御率4.44や序盤の失点は、改善が必要な課題です。
- 復調の再現性:100球完封のような好投を一度記録するだけでなく、複数の登板で安定して長いイニングを投げられるかが重要です。
高額契約だから常に好投するはずだと考えるのも、年俸に見合わないと一度の敗戦で断定するのも、評価を単純化しすぎています。実績と現在の状態を分け、シーズンを通じた推移を見ていくことが、選手を正しく評価するための基準になります。
【日ハム有原】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:有原航平は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:北海道日本ハムファイターズに所属しています。2025年オフにソフトバンクを自由契約となり、2026年から6年ぶりに古巣へ復帰しました。背番号は74です。
Q2:有原航平の2026年シーズンの成績は?
A2:NPB公式記録によるレギュラーシーズンの成績は、17試合、7勝9敗、防御率4.44、103回1/3、67奪三振です。8月2日のロッテ戦では100球で完封勝利を挙げました。
Q3:有原航平の年俸は20億円なのですか?
A3:2026年1月の日刊スポーツ報道では、4年総額20億円プラス出来高、年俸5億円と推定されています。20億円は年間の年俸ではなく、4年間の契約総額です。球団公式発表では金額は公表されていません。
Q4:有原航平は最多勝を何回獲得していますか?
A4:NPBでの最多勝獲得は3回です。日本ハム時代の2019年と、ソフトバンク時代の2024年、2025年に獲得しています。
Q5:有原航平はメジャーリーグで活躍しましたか?
A5:2021年から2022年までテキサス・レンジャーズに所属しましたが、右肩の手術などもあり、メジャーでは通算3勝にとどまりました。その後、3Aラウンドロックを経て、2023年にソフトバンクで日本球界に復帰しています。
まとめ:有原航平の今後は安定感の回復が最大の焦点
2026年の有原航平は、過去の最多勝投手という実績に対して、7勝9敗、防御率4.44という厳しいレギュラーシーズンを送りました。一方で、100球完封や後半戦の復調など、実力を示す登板も残しています。日本ハム復帰1年目は、期待された働きを十分に果たしたとは言い切れないものの、好投できる能力まで失われたと判断するのも早計です。
ソフトバンク時代の2年連続最多勝、メジャー挑戦、6年ぶりの古巣復帰、そして高額契約。こうした経歴は有原への注目を集める要素ですが、最終的な評価を決めるのはマウンドでの結果です。2027年以降に向けて、序盤の失点を減らし、投球内容を安定させられるかが大きな課題になります。
日ハム有原の現在を追うなら、刺激的な見出しや単発の試合結果だけでなく、NPB公式の年度別成績、登板ごとの内容、新庄監督の評価を合わせて確認することが重要です。過去の実績と現在の課題を切り分けて見ることが、有原航平という投手の本当の価値を見極める近道です。 (出典: 日ハム 有 原(Yahoo!ニュース))