東京ドーム建て替えは決定?築地移転説・取り壊し時期と2026年最新事情を徹底解説
東京ドームは建て替えられるのか、それとも築地市場跡地に新球場が誕生し、読売ジャイアンツが本拠地を移すのか。2026年現在、東京ドームの将来をめぐる関心が高まっています。背景には、1988年の開業から長い年月が経過した東京ドームの施設更新問題と、読売新聞グループ本社が参画する築地市場跡地の大規模再開発計画があります。
実際、株式会社東京ドームは2020年11月に東京ドームシティ全体の再整備を長期的な目標として掲げました。一方、築地では約5万人を収容する屋内型の多機能スタジアムを含む開発計画が具体化しています。ただし、東京ドームの建て替え、取り壊しの日程、巨人の本拠地移転は、それぞれ別の問題です。公表資料と関係者の発言、2026年の最新計画を照らし合わせると、見えてくるのは単純な移転決定とは異なる構図です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:東京ドームの建て替え決定や取り壊し時期について、具体的な公式日程は公表されていない。
- 要点2:2020年11月の公式資料では、東京ドームシティ全体の再整備が長期目標として示され、段階的な改修も進められてきた。
- 要点3:築地には約5万人収容の多機能スタジアムが計画されているが、巨人の本拠地移転が決定したわけではない。
【結論】東京ドームの建て替えは決定した?2026年最新の公式情報
まず押さえておきたいのは、東京ドームシティ全体の再整備方針が存在することと、東京ドーム本体の建て替えが決定していることは同じではないという点です。
株式会社東京ドームが2020年11月10日に公表した資料には、長期的な目標として東京ドームシティ全体の再整備が必要だという考えが記されています。スポーツ・エンターテインメントを核とする街づくりを目指し、短期・中期の施策を進めながら、長期的な将来構想を検討する内容でした。
同資料では、読売新聞社や読売巨人軍との連携による東京ドームの改修も掲げられています。つまり、当初から示されていたのは、すぐに施設を解体する計画ではなく、既存施設の改善と東京ドームシティ全体の将来像を並行して検討する方針です。
2026年10月時点でも、東京ドームの建て替え工事開始日や営業終了日、取り壊し予定日を確定する公式発表は確認できません。読売ジャイアンツは2026年シーズンも東京ドームを本拠地としており、日本野球機構の球団情報でも本拠地は東京ドームとされています。
したがって、現状を整理すると次のようになります。
- 東京ドームシティ全体の再整備:長期的な方針として公表済み。
- 東京ドーム本体の建て替え:具体的な実施決定や工期は未公表。
- 東京ドームの取り壊し:具体的な日程は未公表。
- 築地市場跡地の新スタジアム:再開発計画に盛り込まれている。
- 読売ジャイアンツの築地移転:公式に決定した事実は確認できない。
この5項目を分けて考えることが、東京ドーム建て替えをめぐるニュースを正しく理解する第一歩です。

【建て替え説の理由】東京ドームの老朽化と改修の現状
東京ドームの建て替え説が浮上する最大の背景は、施設の経年変化と、都心型エンターテインメント施設に求められる機能の変化です。
東京ドームは1988年に開業した日本初の全天候型多目的スタジアムです。2026年には開業から38年目を迎えています。野球だけでなく、コンサートや展示会など幅広い催しを開催できる施設として、東京ドームシティの中核を担ってきました。
一方、開業当時と現在では、観客が求めるサービスも、イベント運営に必要な設備も異なります。来場者の移動を円滑にする動線、トイレの使いやすさ、大型映像設備、キャッシュレス決済、観戦スタイルの多様化など、更新すべき要素は少なくありません。
2020年11月の株式会社東京ドームの資料でも、東京ドームシティの施設の老朽化は経営課題の一つとして認識されていました。ただし、施設の老朽化が課題であることと、建物全体の安全性に問題があることは別です。公表資料から、東京ドームが危険な状態にあると断定することはできません。
2022年には大規模リニューアルを実施
建て替え説を考えるうえで見逃せないのが、既存施設の改修実績です。
株式会社東京ドームと三井不動産などは、東京ドームの大規模リニューアルを進め、2022年3月に新たな観戦環境を稼働させました。国内最大級のメインビジョンの設置、入場ゲートやコンコースの刷新、新しい観客席の導入などが実施されています。キャッシュレス化や顔認証技術の導入も、観戦体験を改善する取り組みの一部でした。
さらに、2026年3月には人工芝が7年ぶりに刷新されました。東京ドームの公式発表では、競技性能の維持と多目的利用への対応が改修の目的として示されています。
これらの実績から読み取れるのは、東京ドームが老朽化を理由に放置されているわけではなく、必要な設備更新を続けながら運営されているということです。
将来の選択肢には、既存施設の継続的な改修、大規模な改築、建て替えを含む東京ドームシティ全体の再編などが考えられます。ただし、どの方式を採用するかは、興行への影響、工事費、敷地の利用条件、周辺施設との連携などを踏まえて判断される問題です。老朽化だけを根拠に、直ちに建て替えが決まったと解釈することはできません。
【時系列で検証】2020年11月の再整備方針から築地新球場構想まで
東京ドーム建て替え説と築地移転説は、別々に発生した話題が重なったことで広がってきました。経緯を時系列で整理すると、どこまでが公式計画で、どこからが推測なのかが見えやすくなります。
| 時期 | 公表・発表された内容 | 建て替え・移転との関係 |
|---|---|---|
| 2020年11月 | 東京ドームシティ全体の再整備を長期目標として提示 | 再整備方針は公表されたが、ドーム本体の建て替え日程は示されていない |
| 2021~2022年 | 東京ドームの大規模リニューアルを推進し、2022年3月に稼働 | 既存施設の機能更新を実施 |
| 2024年4月 | 東京都が築地地区まちづくり事業の事業予定者を選定 | 読売新聞グループ本社が参画する企業グループの提案に多機能スタジアムが含まれる |
| 2024年5月 | 読売新聞グループ本社の山口寿一社長が新スタジアムと巨人の移転について説明 | 巨人の本拠地移転を前提に計画したものではないと発言 |
| 2025年3月 | 東京都と事業者側が基本協定を締結 | 築地再開発の具体化が進展 |
| 2025年8月 | 築地地区まちづくり事業の基本計画を公表 | スタジアムを含む複合開発の施設整備方針を提示 |
| 2026年8月 | 築地地区まちづくり事業の環境影響評価書案に、工事工程などが示される | 築地側の開発スケジュールは具体化しているが、東京ドームの取り壊し日程とは別 |
特に重要なのは、2020年11月の方針と、2024年に明らかになった築地のスタジアム計画を混同しないことです。
前者は東京ドームシティ全体の長期的な再整備に関する方針です。後者は築地市場跡地を活用する独立した大規模開発事業であり、そこに野球にも対応できる施設が計画されたことから、巨人の本拠地移転と結び付けて報じられるようになりました。
しかし、築地にスタジアムができることだけでは、現在の東京ドームを解体する必要があるとも、巨人が移転する必要があるとも証明できません。両計画の関係を判断するには、球団や施設運営者による正式な発表が必要です。

【築地市場跡地の新球場構想】巨人の本拠地移転は本当にあるのか
築地移転説が広がった背景には、計画の規模と、読売新聞グループ本社が事業に参画しているという事実があります。
2024年4月、東京都は築地市場跡地の再開発事業予定者として、三井不動産を代表企業とする「ONE PARK×ONE TOWN」の企業グループを選定しました。構成企業にはトヨタ不動産や読売新聞グループ本社などが含まれています。
その後、2025年8月に公表された築地地区まちづくり事業の基本計画では、野球、サッカー、コンサートなどに対応する約5万人収容の屋内全天候型マルチスタジアムが主要施設の一つとして位置付けられました。スタジアムだけでなく、オフィス、ホテル、商業施設、国際会議・展示機能などを組み合わせた複合開発です。
読売新聞社が参加しているのに、巨人の移転は決まっていない?
ここが築地移転説を理解するうえでの核心です。
2024年5月の記者会見で、読売新聞グループ本社の山口寿一社長は、新スタジアムについて、巨人軍の本拠地移転を前提に検討してきたものではないと説明しました。この発言はTBS NEWS DIGなどの報道で伝えられています。
同社グループが新スタジアムの開発に参加していることは事実です。しかし、事業への参加と、読売ジャイアンツがその施設を本拠地として使用する契約や決定は同じではありません。
新スタジアムを野球場として利用する可能性はありますが、具体的な利用者、開催する試合、運営方法などは、それぞれ調整が必要です。巨人の本拠地として使用するには、球団の経営判断に加え、施設運営者との契約、日程調整、既存の興行との関係など、多くの課題を解決しなければなりません。
東京ドームと築地の収容人数を比較
東京ドームの公式施設案内によると、全体の収容人数は5万5,000人で、野球開催時は約4万3,500人です。一方、築地の新スタジアムは約5万人収容の多機能施設として計画されています。
ただし、収容人数の数字だけで、どちらが野球場として優れているかを判断することはできません。野球の試合に使える座席数、グラウンドの仕様、選手や観客の動線、交通アクセス、年間の興行日数など、比較すべき条件は多岐にわたります。
また、築地の計画では野球以外のイベントにも対応することが重視されています。仮に将来、巨人が利用することになったとしても、単純に東京ドームを築地へ移し替えるという話ではなく、球団経営と大規模複合施設の運営をどう結び付けるかという問題になります。
【東京ドーム取り壊し時期と建て替え費用】2026年時点で分かること
東京ドームの取り壊し時期については、具体的な年月を示す公式発表がありません。建て替えを前提とした工事開始日や営業終了日も公表されていないため、「2027年に解体」「2030年に新球場へ移転」といった日程を確定情報として扱うことはできません。
一方、築地側の再開発については、事業工程が徐々に具体化しています。2026年8月に公表された環境影響評価書案などでは、2027~2032年度を第1期、2033~2038年度を第2期とする整備工程が示されました。第1期ではスタジアムを含む施設群の整備を進め、第2期ではオフィス棟などの整備を行う計画です。
ただし、これは築地地区まちづくり事業の工程です。東京ドームの取り壊しや、巨人の本拠地移転を意味する日程ではありません。築地側の開発が進んでいるからといって、東京ドームの営業終了時期を逆算することもできません。
東京ドーム建て替え費用はいくらになる?
東京ドーム本体の建て替え計画が具体化していない以上、建て替え費用についても、公式な総額や確定した見積もりは公表されていません。
費用を考える際には、スタジアム本体の建設費だけでなく、解体費、仮設設備、周辺施設との接続、交通・インフラ整備、営業休止による影響などを分けて考える必要があります。東京ドームシティ全体を再編するのか、既存施設を残しながら段階的に改修するのかによっても、必要な資金は大きく変わります。
築地の再開発については、2024年時点の報道で事業全体の総事業費が約9,000億円規模と紹介されました。しかし、これは築地の複合開発全体に関する数字であり、スタジアム単体の建設費でも、東京ドームの建て替え費用でもありません。東京ドームの建て替え費用として転用することはできない数字です。
費用を判断するうえで注目すべきなのは、今後、東京ドーム側から建て替えの基本構想、事業主体、工期、資金計画などが公表されるかどうかです。具体的な事業計画が示されるまでは、金額の断定よりも、どの範囲を再整備する計画なのかを見極める必要があります。

【プロの結論】東京ドーム建て替え報道で見落とせない3つの判断基準
東京ドーム建て替えをめぐる情報は、施設の老朽化、東京ドームシティの再整備、築地市場跡地の新スタジアム構想という3つの論点が重なって広がっています。それぞれの進捗を切り分けると、現時点で何が分かっていて、何が決まっていないのかを整理できます。
判断基準1:再整備方針と建て替え決定を区別する
2020年11月の公式資料に記載されたのは、東京ドームシティ全体の再整備を長期目標とする方針です。再整備の検討が進んでいることは、将来的な建て替えの可能性を否定しない一方、建て替えの決定を意味するものでもありません。
今後の発表で「再整備」「大規模改修」「建て替え」「解体」といった言葉が使われた場合、それぞれの対象範囲を確認することが大切です。商業施設の改修や周辺エリアの開発を、東京ドーム本体の建て替えと読み替えないよう注意が必要です。
判断基準2:築地のスタジアム計画と巨人の移転発表を区別する
築地のスタジアム計画は実在する再開発事業です。しかし、巨人の本拠地移転が決定したという事実とは別です。読売新聞グループ本社の参画だけを根拠に移転が決まったと解釈するのは早計です。
移転の有無を判断する際には、読売巨人軍、読売新聞グループ本社、東京ドームの運営主体、築地の事業者による正式発表を確認する必要があります。特に、移転先、使用開始時期、東京ドームでの興行終了時期が明示されているかどうかが重要です。
判断基準3:工事スケジュールは施設ごとに確認する
築地の再開発は2030年代にかけて段階的に進める計画です。一方、東京ドームシティ全体の再整備には、既存施設の改修や機能更新も含まれます。築地のスタジアム完成時期と東京ドームの取り壊し時期が連動するとは限りません。
今後、建て替えの可能性が具体化した場合には、営業終了日、解体着手日、新施設の完成予定日、代替会場の確保などが判断材料になります。これらの情報がそろうまでは、特定の年を取り壊し時期として断定しないことが、情報を読み違えないためのポイントです。
東京ドームの将来を考えるうえで重要なのは、建て替えの有無だけではありません。東京ドームシティが持つスポーツ・エンターテインメントの機能を、既存施設の改修で維持するのか、施設の配置や用途を含めて再編するのか。その判断が、今後の東京ドームの姿を左右することになります。
【東京ドーム建て替え】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京ドームの建て替えは正式に決定したのですか?
A1:2026年10月時点で、東京ドーム本体の建て替えを実施するとする具体的な公式発表や工事日程は確認できません。東京ドームシティ全体の再整備は長期方針として示されていますが、建て替えの決定とは区別する必要があります。
Q2:東京ドームはいつ取り壊されますか?
A2:取り壊し時期は公表されていません。築地市場跡地の再開発では2027~2038年度にかけた整備工程が示されていますが、これは築地側の計画であり、東京ドームの解体日程を示すものではありません。
Q3:読売ジャイアンツは築地に本拠地を移すのですか?
A3:移転は決定していません。築地には約5万人収容の多機能スタジアムが計画されており、読売新聞グループ本社も再開発事業に参画しています。ただし、2024年5月には山口寿一社長が、巨人の本拠地移転を前提に計画したものではないと説明しています。
まとめ:東京ドームの今後は公式発表と段階的な再整備に注目
東京ドーム建て替えをめぐる2026年の状況を整理すると、東京ドームシティ全体の再整備は長期的な目標として示されている一方、東京ドーム本体の建て替え決定、取り壊し時期、巨人の築地移転は確定していません。
築地市場跡地では約5万人収容の多機能スタジアムを含む大規模再開発が具体化し、2027~2038年度にかけた整備工程も示されています。読売新聞グループ本社が参画している点は注目に値しますが、それだけで巨人の本拠地移転が決まったとはいえません。
東京ドームは1988年の開業以来、野球やコンサートなどを支えてきた施設です。大規模リニューアルや人工芝の更新が続いていることからも、現時点では既存施設を維持・更新しながら運営している実態が確認できます。
今後の動向を見極めるうえで注目したいのは、東京ドーム側が建て替えの基本構想や工事日程を発表するか、読売ジャイアンツが本拠地について正式な方針を示すか、そして築地の再開発計画がどのように具体化していくかという3点です。これらを分けて追うことが、東京ドーム建て替えの真相を理解する最も確実な方法です。 (出典: 東京 ドーム 建て替え(Yahoo!ニュース))