有馬記念の優勝賞金は2026年も5億円!着順別配分と歴代推移を徹底解説
有馬記念の優勝賞金はいくらなのか。2026年10月時点で、JRA(日本中央競馬会)が公表している2026年度の競馬番組では、1着本賞金は5億円。2着は2億円、3着は1億3000万円に設定されています。1着から5着までの本賞金を合計すると、9億5500万円に達します。
年末のグランプリとして知られる有馬記念は、国内最高水準の賞金を誇るGⅠ競走です。ただし、5億円がそのまま馬主の手元に残るわけではありません。騎手や調教師、厩舎スタッフへの進上金、ファン投票に関連する特別出走奨励金、複数のGⅠ制覇によって支給される褒賞金など、賞金制度にはいくつもの仕組みがあります。JRAの公式成績表や競馬番組をもとに、2026年最新の金額、歴代推移、実際の配分まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の1着賞金:有馬記念の優勝馬には本賞金5億円が設定されている。
- 賞金総額:1着5億円、2着2億円、3着1億3000万円、4着7500万円、5着5000万円で、合計9億5500万円。
- 馬主・騎手の取り分:一般的な平地競走の進上金割合で計算すると、5億円のうち馬主分は4億円、騎手分は2500万円が目安となる。
【2026年最新】有馬記念の優勝賞金は5億円!2着・3着はいくら?
2026年の有馬記念は、第71回のグランプリとして12月27日に中山競馬場で開催される予定です。JRAが公表した2026年度の競馬番組には、1着5億円、2着2億円、3着1億3000万円という本賞金が明記されています。
この金額は2025年だけの特例ではありません。2024年に1着本賞金が5億円へ引き上げられ、2025年に続いて2026年も同額が設定されています。したがって、2026年の有馬記念の優勝賞金を調べる場合も、5億円が基準になります。
JRAの2025年公式成績表でも、第70回有馬記念の本賞金は同じ金額でした。2025年12月28日のレースではミュージアムマイルが優勝し、2着から5着までの賞金も公表された競馬番組どおりの金額となっています。
ここで押さえておきたいのは、競馬でいう「1着賞金」は、原則として馬主に交付される本賞金を指すという点です。騎手個人が5億円を受け取るわけでも、馬主が必ず5億円をそのまま手取りにできるわけでもありません。実際の配分については、後述する進上金の仕組みを確認する必要があります。

【着順別一覧】有馬記念の賞金総額9億5500万円の内訳
有馬記念の本賞金は、1着から5着までの各着順に設定されています。JRAの2026年度競馬番組に記載された金額を一覧にすると、次のとおりです。
| 着順・項目 | 本賞金 | ポイント |
|---|---|---|
| 1着 | 5億円 | 優勝馬に交付 |
| 2着 | 2億円 | 1着との差は3億円 |
| 3着 | 1億3000万円 | 3着でも1億円を超える |
| 4着 | 7500万円 | 5着との差は2500万円 |
| 5着 | 5000万円 | 本賞金の交付対象となる最後の着順 |
| 1~5着の合計 | 9億5500万円 | 本賞金の総額 |
有馬記念の賞金総額9億5500万円は、上記5つの本賞金を合算した金額です。レースに関連して交付されるすべての金銭を意味するわけではありません。
たとえば、特別競走の登録料を原資として上位馬に配分される「付加賞」は、本賞金とは別の項目です。2025年の有馬記念では、付加賞として1着352万8000円、2着100万8000円、3着50万4000円が記録されました。このような金額を本賞金の総額と混同しないことが、賞金データを正確に読み解くポイントです。
また、JRAの制度には6着以下を対象とする出走奨励金や、出走馬に交付される特別出走手当もあります。これらも1~5着の本賞金とは別の制度です。「賞金総額」と書かれた数字を比較する際には、本賞金だけの合計なのか、付加賞なども含めた金額なのかを確認しましょう。
【馬主・騎手・調教師】5億円は誰にいくら配分される?
有馬記念の賞金について、特に関心を集めるのが馬主や騎手の取り分です。JRAの競馬学校Q&Aでは、騎手は騎乗した馬が入賞した際に賞金の一部を受け取り、厩舎スタッフも担当馬の入賞によって賞金の一部を得る仕組みが説明されています。
平地競走で一般的に用いられる進上金の割合を、1着本賞金5億円に当てはめて単純計算すると、配分の目安は次のようになります。
- 馬主:約4億円(80%)
- 調教師:約5000万円(10%)
- 騎手:約2500万円(5%)
- 厩務員などの厩舎スタッフ:約2500万円(5%)
ここで示したのは、一般的な割合を用いた計算例です。実際の受取額は、適用される進上金の取り扱い、契約、共同所有やクラブ法人の分配条件などによって変わる場合があります。税金や馬の維持費なども考慮する必要があるため、馬主の最終的な手取り額が必ず4億円になるという意味ではありません。
騎手の賞金配分は、騎手が本賞金の全額を受け取る仕組みではありません。 5億円の5%を目安にすれば2500万円ですが、これは賞金からの進上金に関する計算です。騎手の収入には騎乗手当などもあり、年間収入全体とは区別して考える必要があります。
調教師についても同様です。一般的な平地競走の進上金割合であれば、5億円の10%に相当する5000万円が計算上の目安になります。一方、厩務員などの厩舎スタッフに配分される分は、厩舎内での取り扱いや従業員間の分配方法によって個々の受取額が異なります。
では、生産者はどうでしょうか。競走馬を生産した牧場が、通常の1着本賞金5億円から自動的に一定割合を受け取るわけではありません。生産者賞などの賞品や、特定の条件を満たした場合の褒賞金は、馬主・騎手・調教師への進上金とは別に確認する必要があります。特に褒賞金制度では、内国産馬の生産牧場に対して追加交付が行われる場合があります。

【歴代推移】有馬記念の優勝賞金はどう増額されてきた?
有馬記念の優勝賞金は、長期的に見ると大幅に増額されてきました。JRAの過去の競馬番組や各年のレース資料をたどると、1980年代には数千万円台だった1着本賞金が、現在では5億円に到達しています。
- 1984年:1着本賞金7500万円。
- 1989年:1着本賞金1億300万円となり、1億円を突破。
- 2000年:1着本賞金1億8000万円。
- 2011年:1着本賞金2億円。
- 2015年:1着本賞金2億5000万円。
- 2016年:1着本賞金3億円。
- 2023年:1着本賞金4億円。
- 2024年~2026年:1着本賞金5億円。
この推移から分かるのは、賞金の増額が一度に行われたのではなく、複数の段階を経て進んできたということです。2015年に2億5000万円、2016年に3億円へと増額された後、2023年には4億円、2024年には5億円となりました。
増額の背景には、国内競馬の主要レースとしての競争力を高め、トップクラスの競走馬が集まる魅力を維持するという狙いがあります。高額賞金は、馬主や関係者にとって出走を目指す動機の一つになります。ただし、賞金の増額だけで出走馬が決まるわけではなく、競走条件、競走馬の状態、ローテーション、ファン投票なども関係します。
歴代の賞金額をランキング形式で見るなら、単年の優勝賞金という基準では、2024年以降の5億円が最高水準です。一方、歴代優勝馬の通算獲得賞金ランキングは、各馬の出走回数や他のGⅠ・海外競走での成績によって変わります。1回の有馬記念で得られる賞金と、競走馬の現役生活全体で積み上げた獲得賞金は、別の指標として比較する必要があります。
【特別褒賞金の仕組み】三冠達成やファン投票上位馬には追加交付も
有馬記念では、本賞金とは別に、一定の条件を満たした馬主や生産牧場に交付される褒賞金・奨励金の制度があります。ただし、すべての優勝馬に一律で追加賞金が支給されるわけではありません。対象となる競走、同一年内の成績、馬の生産区分などによって条件が定められています。
1.三冠達成に関係する褒賞金
JRAの2025年1月1日改正の褒賞金交付基準では、内国産馬が皐月賞、日本ダービー(東京優駿)、菊花賞のすべてに同一年度で優勝した場合、馬主に3億円の褒賞金が交付されます。これはクラシック三冠達成に関する制度であり、有馬記念に勝つことが条件ではありません。
有馬記念に関連するものとしては、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の3競走を同一年度にすべて制覇した場合の褒賞金があります。現行の交付基準では、内国産馬は2億円、外国産馬は1億円が対象です。いわゆる秋の古馬王道路線の三冠に関係する制度ですが、クラシック三冠の3億円とは対象競走も金額も異なります。
さらに、大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の6競走のうち、同一年度に3競走を制覇した場合にも、一定の条件で褒賞金が設けられています。交付額は内国産馬2億円、外国産馬1億円が基準です。ただし、他の褒賞金との重複には規定があるため、各条件の金額を単純に足し合わせることはできません。
また、内国産馬がこれらの褒賞金制度の対象となった場合、規定に基づき生産牧場にも褒賞金額の5%が交付されます。例えば、クラシック三冠の3億円の褒賞金に該当すれば、生産牧場への交付額は1500万円です。これは通常の有馬記念の1着本賞金5億円から自動的に差し引かれる取り分ではなく、別の条件に基づく制度です。
2.ファン投票上位馬への特別出走奨励金
有馬記念には、ファン投票で高い支持を得た馬の出走を後押しする特別出走奨励金もあります。JRAが公表している交付基準では、当該年度のGⅠ競走で3着以内に入った馬、または平地重賞競走で優勝した馬などの条件を満たし、ファン投票10位以内で有馬記念に出走した馬が対象です。
- ファン投票1~3位:2000万円
- ファン投票4~5位:1000万円
- ファン投票6~10位:500万円
この奨励金は、対象条件を満たして有馬記念に出走することに対する交付であり、1着を取った場合だけに支払われるものではありません。失格などの不交付要件もあります。また、本賞金の総額9億5500万円には含まれません。
2026年3月には、JRAが宝塚記念と有馬記念の出走馬決定方法を見直すと発表しました。ファン投票上位馬の出走機会を確保する観点から、出馬投票を行った中央馬のうちファン投票上位10頭を優先する仕組みへ変更し、ファン投票順位は50位以内という条件が設けられています。出走馬の選定ルールと、出走後に支給される奨励金のルールは、分けて理解することが大切です。

【他のGⅠと比較】有馬記念の賞金は国内最高水準なのか?
有馬記念の1着本賞金5億円は、国内GⅠの中でも最高水準です。2026年度のJRA競馬番組では、ジャパンカップも1着5億円に設定されています。有馬記念だけが突出しているというより、ジャパンカップと並んで国内最高額のレースとなっている点が特徴です。
一方、2025年以降の主要GⅠでは、大阪杯、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、宝塚記念の1着本賞金が3億円となっています。皐月賞や菊花賞など、クラシック競走にも高額賞金が設定されていますが、レースごとに金額は異なります。比較する際は、同じ年度のJRA競馬番組に掲載された本賞金を基準にするのが確実です。
ここで注意したいのが、海外競走との比較です。海外には高額賞金のレースがあり、為替レートや賞金の対象範囲も異なります。国内の本賞金だけを比較したランキングと、海外の賞金やボーナスを含めた世界規模のランキングでは、順位が変わる可能性があります。
また、有馬記念の「賞金が高い」という情報から、必ずしも出走馬のすべてが同じ金銭的メリットを得るとは限りません。1着から5着までの本賞金、6着以下に関係する出走奨励金、ファン投票に基づく特別出走奨励金、同一年の複数GⅠ制覇に関する褒賞金は、それぞれ交付条件が異なります。
賞金額を正確に比較したい場合は、次の3点を確認すると誤解を避けられます。第一に、比較対象が1着本賞金なのか、1~5着の本賞金合計なのか。第二に、付加賞や褒賞金などを含むのか。第三に、馬主への交付額と、騎手・調教師・厩舎スタッフへの進上金を区別しているか。この基準をそろえれば、有馬記念と他のGⅠの賞金規模を正しく比較できます。
【有馬記念優勝賞金】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の有馬記念の優勝賞金はいくらですか?
A1:2026年度のJRA競馬番組では、1着本賞金は5億円です。2着2億円、3着1億3000万円、4着7500万円、5着5000万円で、1~5着の本賞金合計は9億5500万円となっています。
Q2:有馬記念で優勝すると、馬主は5億円を全額受け取れるのですか?
A2:5億円は1着馬に設定された本賞金であり、馬主がその全額を手取りにできるとは限りません。一般的な平地競走の進上金割合で単純計算すると、馬主分は約4億円、調教師分は約5000万円、騎手分は約2500万円、厩舎スタッフ分は約2500万円が目安です。実際の配分や税金、維持費などによって最終的な受取額は変わります。
Q3:有馬記念には三冠達成の特別ボーナスがありますか?
A3:特定のGⅠを同一年度に制覇した場合に、別途褒賞金が交付される制度があります。例えば、内国産馬が皐月賞、日本ダービー、菊花賞をすべて制覇すると3億円、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念をすべて制覇すると2億円が、規定に基づいて馬主に交付されます。いずれも有馬記念の1着本賞金とは別の制度で、対象競走や生産区分などの条件があります。
まとめ:有馬記念の賞金は本賞金・進上金・褒賞金を分けて理解する
2026年の有馬記念の1着本賞金は5億円で、2着2億円、3着1億3000万円、4着7500万円、5着5000万円です。1~5着の本賞金合計は9億5500万円となり、2024年に到達した5億円の優勝賞金が2026年も維持されています。
ただし、賞金制度を正確に理解するには、馬主に交付される本賞金と、騎手・調教師・厩舎スタッフへの進上金、ファン投票に関係する特別出走奨励金、同一年の複数GⅠ制覇による褒賞金を分けて考える必要があります。特に三冠達成の褒賞金は、有馬記念の優勝賞金そのものとは別の条件付き制度です。
賞金の最新額を確認する際は、JRAの2026年度競馬番組、過去のGⅠ成績、馬主向けの「賞金のしくみ」、褒賞金等の交付基準を照合するのが確実です。年末のグランプリをより深く楽しむためにも、5億円という数字だけでなく、その内訳と交付条件まで把握しておきましょう。 (出典: 有馬 記念 優勝 賞金(Yahoo!ニュース))