相撲親方一覧2026年10月最新版|現役103人の名跡・部屋・役員序列を徹底解説
大相撲の土俵を支える親方たちは、現役時代の横綱や大関から、幕内で活躍した実力者まで、さまざまな経歴を持っています。引退後は年寄名跡を襲名し、相撲部屋での力士育成や日本相撲協会の運営、本場所の審判、巡業などを担います。
2026年10月の最新情報を確認するうえで基準となるのは、日本相撲協会公式サイトの「年寄一覧」と「職務分掌」です。2026年10月16日付の年寄名跡襲名のお知らせも反映すると、現役年寄は103人、年寄名跡の定数は105と整理できます。この記事では、現役時代の四股名と最高位、所属部屋、名跡の読み方、協会役員の序列、定年制度までまとめて解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現役年寄は103人:2026年10月時点の日本相撲協会の掲載情報を基準に整理しています。
- 103人と105名跡は別の数字:105は年寄名跡の定数であり、在職する親方の人数とは異なります。
- 親方の経歴と役職が分かる:名跡の読み方、所属部屋、現役時代の四股名・最高位、役員序列を一覧で確認できます。
【2026年10月最新】相撲親方一覧の人数と現在の顔ぶれ
日本相撲協会の年寄一覧には、親方の名跡、本名、役職、所属部屋、引退時のしこ名、最高位が掲載されています。現役時代の名前を知っていれば、引退後にどの名跡を襲名したのか、現在どの部屋に所属しているのかをたどれます。
2026年10月16日付の協会発表では、元幕内・翔天狼の松平翔が年寄・井筒を襲名しました。これにより、現在の一覧では井筒親方の現役時代の四股名が翔天狼、最高位が前頭二枚目として確認できます。親方の一覧は固定された名簿ではなく、引退や襲名、部屋の継承などによって更新される資料です。
現役年寄を調べる際は、単に名前だけを見るのではなく、次の項目を組み合わせると理解しやすくなります。
- 年寄名跡:引退後に名乗る親方の名前。
- 本名:年寄名とは異なる、本人の戸籍上の名前。
- 現役時代の四股名:力士として土俵に上がっていたときの名前。
- 最高位:現役時代に到達した最も高い番付上の地位。
- 所属部屋:現在、協会の名簿で所属先として記載されている相撲部屋。
- 役職:理事長、理事、副理事、役員待遇委員など、協会での立場。
特に注意したいのは、所属部屋と部屋の師匠が必ずしも同じ意味ではないことです。部屋付きの親方として所属しているケースもあるため、年寄一覧の部屋名だけを見て、その親方が部屋を経営していると判断するのは早計です。

【人数の違いを解説】現役年寄103人と年寄名跡105の関係
相撲親方の人数を検索すると、「現役年寄103人」と「年寄105人」「年寄名跡105」という異なる数字を見かけることがあります。これらは同じ対象を数えているわけではありません。
日本相撲協会が管理する年寄名跡の定数は105です。一方、2026年10月時点の一覧では、在職する年寄の人数は103人と整理されています。名跡の総数と、実際にその名跡を襲名して在職している親方の数を区別することが、数字の違いを理解するポイントです。
協会の「職務分掌」には、未襲名の名跡として峰崎、出来山が記載されています。105の名跡のうち2つが空いている状態なら、105から2を引いた103が在職者数となります。
なお、資料によっては、名跡の定数を紹介するページ、現役年寄を数える名簿、役職別に親方を分類する一覧が混在しています。掲載時点や集計対象が異なると数字も変わるため、人数を比較するときは、何を数えているのかと基準日を確認する必要があります。
2026年10月時点の数字を整理すると、次のとおりです。
- 105:年寄名跡の定数。
- 103:現役年寄の在職人数として整理される数。
- 2:未襲名の名跡として記載されている数。
つまり、「105人いる」という説明と「103人いる」という説明が必ずしも矛盾するわけではありません。名跡の数を指すのか、実際に在職している親方の数を指すのかを読み分けることが大切です。
【全103人】相撲親方一覧|名跡の読み方・所属部屋・現役時代の最高位
以下は、日本相撲協会公式サイトの「年寄一覧」と「職務分掌」を基準に、2026年10月時点の現役年寄をまとめた一覧です。名跡の読み方、所属部屋、現役時代の四股名、最高位を並べました。協会の掲載順を参考に、役職者から順に整理しています。
「最高位」は、現役時代に到達した最上位を示します。「第61代横綱」などの表記は横綱の代数を含むものです。名跡の読み方は、協会公式サイトに掲載されているかな読みを基本にしています。
| 年寄名跡・読み方・役職 | 所属部屋 | 現役時代の四股名 | 最高位 |
|---|---|---|---|
| 八角(はっかく・理事長) | 八角部屋 | 北勝海 | 第61代横綱 |
| 出羽海(でわのうみ・理事) | 出羽海部屋 | 小城乃花 | 前頭二枚目 |
| 伊勢ノ海(いせのうみ・理事) | 伊勢ノ海部屋 | 北勝鬨 | 前頭三枚目 |
| 佐渡ヶ嶽(さどがたけ・理事) | 佐渡ヶ嶽部屋 | 琴ノ若 | 関脇 |
| 高田川(たかだがわ・理事) | 高田川部屋 | 安芸乃島 | 関脇 |
| 浅香山(あさかやま・理事) | 浅香山部屋 | 魁皇 | 大関 |
| 藤島(ふじしま・理事) | 藤島部屋 | 武双山 | 大関 |
| 追手風(おいてかぜ・理事) | 追手風部屋 | 大翔山 | 前頭二枚目 |
| 片男波(かたおなみ・理事) | 片男波部屋 | 玉春日 | 関脇 |
| 尾上(おのえ・理事) | 尾上部屋 | 濱ノ嶋 | 小結 |
| 若松(わかまつ・副理事) | 錦戸部屋 | 朝乃若 | 前頭筆頭 |
| 中立(なかだち・副理事) | 出羽海部屋 | 小城錦 | 小結 |
| 浜風(はまかぜ・副理事) | 佐渡ヶ嶽部屋 | 五城楼 | 前頭三枚目 |
| 春日野(かすがの・役員待遇) | 春日野部屋 | 栃乃和歌 | 関脇 |
| 境川(さかいがわ・役員待遇) | 境川部屋 | 両国 | 小結 |
| 芝田山(しばたやま・役員待遇) | 芝田山部屋 | 大乃国 | 第62代横綱 |
| 勝ノ浦(かつのうら・役員待遇) | 伊勢ノ海部屋 | 起利錦 | 前頭二枚目 |
| 錦戸(にしきど・役員待遇) | 錦戸部屋 | 水戸泉 | 関脇 |
| 九重(ここのえ・役員待遇) | 九重部屋 | 千代大海 | 大関 |
| 山響(やまひびき・役員待遇) | 山響部屋 | 巌雄 | 前頭筆頭 |
| 甲山(かぶとやま) | 伊勢ノ海部屋 | 大碇 | 前頭十一枚目 |
| 粂川(くめがわ) | 佐渡ヶ嶽部屋 | 琴稲妻 | 小結 |
| 稲川(いながわ) | 木瀬部屋 | 普天王 | 小結 |
| 朝日山(あさひやま) | 朝日山部屋 | 琴錦 | 関脇 |
| 中川(なかがわ) | 時津風部屋 | 旭里 | 前頭十四枚目 |
| 東関(あずまぜき) | 八角部屋 | 高見盛 | 小結 |
| 押尾川(おしおがわ) | 押尾川部屋 | 豪風 | 関脇 |
| 中村(なかむら) | 中村部屋 | 嘉風 | 関脇 |
| 荒汐(あらしお) | 荒汐部屋 | 蒼国来 | 前頭二枚目 |
| 湊(みなと) | 湊部屋 | 湊富士 | 前頭二枚目 |
| 山分(やまわけ) | 藤島部屋 | 武雄山 | 前頭筆頭 |
| 武蔵川(むさしがわ) | 武蔵川部屋 | 武蔵丸 | 第67代横綱 |
| 式秀(しきひで) | 式秀部屋 | 北桜 | 前頭九枚目 |
| 玉垣(たまがき) | 大島部屋 | 智乃花 | 小結 |
| 大鳴戸(おおなると) | 藤島部屋 | 出島 | 大関 |
| 立川(たてかわ) | 伊勢ノ海部屋 | 土佐ノ海 | 関脇 |
| 浦風(うらかぜ) | 荒汐部屋 | 敷島 | 前頭筆頭 |
| 二子山(ふたごやま) | 二子山部屋 | 雅山 | 大関 |
| 鳴戸(なると) | 鳴戸部屋 | 琴欧洲 | 大関 |
| 雷(いかづち) | 雷部屋 | 垣添 | 小結 |
| 放駒(はなれごま) | 放駒部屋 | 玉乃島 | 関脇 |
| 大島(おおしま) | 大島部屋 | 旭天鵬 | 関脇 |
| 時津風(ときつかぜ) | 時津風部屋 | 土佐豊 | 前頭筆頭 |
| 高砂(たかさご) | 高砂部屋 | 朝赤龍 | 関脇 |
| 二所ノ関(にしょのせき) | 二所ノ関部屋 | 稀勢の里 | 第72代横綱 |
| 秀ノ山(ひでのやま) | 秀ノ山部屋 | 琴奨菊 | 大関 |
| 音羽山(おとわやま) | 音羽山部屋 | 鶴竜 | 第71代横綱 |
| 安治川(あじがわ) | 安治川部屋 | 安美錦 | 関脇 |
| 楯山(たてやま) | 伊勢ヶ濱部屋 | 誉富士 | 前頭六枚目 |
| 清見潟(きよみがた) | 春日野部屋 | 栃煌山 | 関脇 |
| 富士ヶ根(ふじがね) | 春日野部屋 | 大善 | 小結 |
| 二十山(はたちやま) | 春日野部屋 | 栃乃花 | 小結 |
| 高崎(たかさき) | 出羽海部屋 | 金開山 | 前頭六枚目 |
| 阿武松(おうのまつ) | 阿武松部屋 | 大道 | 前頭八枚目 |
| 若藤(わかふじ) | 木瀬部屋 | 皇司 | 前頭四枚目 |
| 竹縄(たけなわ) | 春日野部屋 | 栃乃洋 | 関脇 |
| 大嶽(おおたけ) | 大嶽部屋 | 玉飛鳥 | 前頭九枚目 |
| 千賀ノ浦(ちがのうら) | 尾上部屋 | 里山 | 前頭十二枚目 |
| 三保ヶ関(みほがせき) | 春日野部屋 | 栃栄 | 前頭筆頭 |
| 不知火(しらぬい) | 阿武松部屋 | 若荒雄 | 小結 |
| 小野川(おのがわ) | 山響部屋 | 北太樹 | 前頭二枚目 |
| 山科(やましな) | 境川部屋 | 豊響 | 前頭二枚目 |
| 立浪(たつなみ) | 立浪部屋 | 旭豊 | 小結 |
| 枝川(えだがわ) | 時津風部屋 | 蒼樹山 | 前頭筆頭 |
| 玉ノ井(たまのい) | 玉ノ井部屋 | 栃東 | 大関 |
| 谷川(たにがわ) | 九重部屋 | 北勝力 | 関脇 |
| 松ヶ根(まつがね) | 放駒部屋 | 玉力道 | 前頭八枚目 |
| 錣山(しころやま) | 錣山部屋 | 豊真将 | 小結 |
| 武隈(たけくま) | 武隈部屋 | 豪栄道 | 大関 |
| 関ノ戸(せきのと) | 境川部屋 | 岩木山 | 小結 |
| 待乳山(まつちやま) | 藤島部屋 | 武州山 | 前頭三枚目 |
| 田子ノ浦(たごのうら) | 田子ノ浦部屋 | 隆の鶴 | 前頭八枚目 |
| 西岩(にしいわ) | 西岩部屋 | 若の里 | 関脇 |
| 春日山(かすがやま) | 伊勢ノ海部屋 | 勢 | 関脇 |
| 友綱(ともづな) | 浅香山部屋 | 魁聖 | 関脇 |
| 君ヶ濱(きみがはま) | 八角部屋 | 隠岐の海 | 関脇 |
| 間垣(まがき) | 伊勢ヶ濱部屋 | 石浦 | 前頭五枚目 |
| 荒磯(あらいそ) | 佐渡ヶ嶽部屋 | 琴勇輝 | 関脇 |
| 佐ノ山(さのやま) | 九重部屋 | 千代の国 | 前頭筆頭 |
| 湊川(みなとがわ) | 湊川部屋 | 貴景勝 | 大関 |
| 木瀬(きせ) | 木瀬部屋 | 肥後ノ海 | 前頭筆頭 |
| 尾車(おぐるま) | 佐渡ヶ嶽部屋 | 琴恵光 | 前頭四枚目 |
| 振分(ふりわけ) | 境川部屋 | 妙義龍 | 関脇 |
| 岩友(いわとも) | 春日野部屋 | 碧山 | 関脇 |
| 伊勢ヶ濱(いせがはま) | 伊勢ヶ濱部屋 | 照ノ富士 | 第73代横綱 |
| 千田川(せんだがわ) | 錦戸部屋 | 徳勝龍 | 前頭二枚目 |
| 大山(おおやま) | 八角部屋 | 北勝富士 | 小結 |
| 桐山(きりやま) | 伊勢ヶ濱部屋 | 宝富士 | 関脇 |
| 北陣(きたじん) | 追手風部屋 | 遠藤 | 小結 |
| 錦島(にしきじま) | 九重部屋 | 千代鳳 | 小結 |
| 立田川(たつたがわ) | 境川部屋 | 寶千山 | 前頭十四枚目 |
| 井筒(いづつ) | 藤島部屋 | 翔天狼 | 前頭二枚目 |
| 立田山(たつたやま・参与) | 追手風部屋 | 薩洲洋 | 前頭筆頭 |
| 高島(たかしま・参与) | 追手風部屋 | 高望山 | 関脇 |
| 鏡山(かがみやま・参与) | 追手風部屋 | 多賀竜 | 関脇 |
| 入間川(いるまがわ・参与) | 春日野部屋 | 栃司 | 関脇 |
| 陸奥(みちのく・参与) | 音羽山部屋 | 霧島 | 大関 |
| 花籠(はなかご・参与) | 高田川部屋 | 太寿山 | 関脇 |
| 宮城野(みやぎの・参与) | 伊勢ヶ濱部屋 | 旭富士 | 第63代横綱 |
| 熊ヶ谷(くまがたに・参与) | 大嶽部屋 | 大竜 | 十両四枚目 |
| 陣幕(じんまく・参与) | 八角部屋 | 富士乃真 | 前頭筆頭 |
| 白玉(しらたま・参与) | 佐渡ヶ嶽部屋 | 琴椿 | 前頭三枚目 |
| 常盤山(ときわやま・参与) | 湊川部屋 | 隆三杉 | 小結 |
一覧から分かるように、親方の経歴は一様ではありません。八角親方(元北勝海)、武蔵川親方(元武蔵丸)、二所ノ関親方(元稀勢の里)、音羽山親方(元鶴竜)、伊勢ヶ濱親方(元照ノ富士)など、横綱まで上り詰めた人物がいる一方、関脇や小結、平幕で活躍した親方も数多く在籍しています。
また、参与として掲載される親方も、現役時代の実績や協会での役割はさまざまです。現役時代の最高位だけで親方としての現在の役割を判断せず、役職や所属部屋も併せて見ると、協会内での立場が把握しやすくなります。

【年寄名跡の仕組み】読み方・襲名の条件・親方になるまで
年寄名跡とは、力士が引退後に年寄として協会に在籍する際に名乗る名称です。一般には「親方株」とも呼ばれますが、年寄名跡は個人が自由に売買できる権利ではありません。日本相撲協会の定款では、年寄名跡を協会が管理すること、襲名者を年寄資格審査委員会の審査結果に基づいて理事会が決定すること、名跡の襲名や推薦に関して金銭などを授受しないことが定められています。
年寄名跡の読み方には、初見では難しいものもあります。例えば、八角は「はっかく」、佐渡ヶ嶽は「さどがたけ」、追手風は「おいてかぜ」、片男波は「かたおなみ」、放駒は「はなれごま」、雷は「いかづち」です。一般的な漢字の読み方だけでは判断できない名跡もあるため、公式のかな読みを確認するのが確実です。
親方になるための条件と、相撲部屋を新たに創設するための条件は区別する必要があります。日本相撲協会の解説では、一般的な年寄名跡の襲名資格として、幕内・十両に通算30場所以上在位、幕内に20場所以上在位、または最高位が三役以上といった基準が示されています。部屋を新設する場合は、横綱・大関経験者、三役に通算25場所以上在位した力士、幕内に60場所以上在位した力士など、別の条件が設けられています。部屋を継承する場合は、新設とは条件が異なります。
年寄名跡は、引退後のキャリアを支える仕組みであると同時に、相撲部屋の継承にも深く関わっています。2025年6月には、元横綱・旭富士の年寄宮城野が年寄照ノ富士に、年寄照ノ富士が年寄伊勢ヶ濱にそれぞれ関係する襲名・部屋継承が協会に承認されました。このように、名跡の継承は個人の肩書だけでなく、部屋の指導体制や所属力士の環境にも影響します。
親方の名前が変わったときは、単純な改名なのか、名跡の継承なのか、部屋の継承を伴うのかを確認すると経緯が理解しやすくなります。
【所属部屋と相撲の一門】親方一覧を系統から読み解く
相撲部屋は、力士が所属して稽古や生活を送り、師匠や部屋付きの親方から指導を受ける場所です。2026年10月時点の日本相撲協会公式サイトでは、相撲部屋が45部屋掲載されています。親方の所属部屋を確認すると、現在どの指導体制の中にいるのかが見えてきます。
一方、一門は複数の部屋がつながる系統を指します。2026年の部屋一覧を整理する際に用いられる主な一門は、出羽海、二所ノ関、時津風、高砂、伊勢ヶ濱の5つです。一門は部屋の歴史や独立・継承の経緯、協会運営に関わるつながりを理解する手掛かりになります。
- 出羽海一門:出羽海、春日野、境川、藤島、武蔵川、二子山など。
- 二所ノ関一門:二所ノ関、佐渡ヶ嶽、高田川、片男波、芝田山、鳴戸など。
- 時津風一門:時津風、伊勢ノ海、追手風、荒汐、音羽山など。
- 高砂一門:高砂、九重、八角、錦戸など。
- 伊勢ヶ濱一門:伊勢ヶ濱、浅香山、朝日山、安治川、大島など。
上記は部屋の系統を把握するための概略です。各親方の一門は、所属部屋の系譜から整理される場合がありますが、日本相撲協会の年寄一覧で直接表示される項目ではありません。部屋の独立や継承によって系統の見え方が変わることもあるため、一門を調べる場合は、部屋の歴史と師匠の経歴も合わせて確認するのが適切です。
また、部屋の師匠と部屋付き親方は役割が異なります。師匠は部屋を運営し、所属力士の指導・育成を担います。部屋付き親方も協会員として業務に携わり、指導や審判などを担当します。親方一覧の所属部屋欄は、こうした関係を読み解くための基礎情報です。

【日本相撲協会の役員一覧】理事長・理事・副理事の序列
日本相撲協会では、親方が全員同じ役職に就いているわけではありません。協会全体を統括する理事長を頂点に、理事、副理事、役員待遇委員、委員、主任、年寄などの役職・職階があります。役員の立場と、相撲部屋での師匠としての立場は別の軸です。
2026年10月16日時点の協会公式「職務分掌」によると、親方の役職者は理事長1人、理事9人、副理事3人、役員待遇7人の計20人です。理事長は元横綱・北勝海の八角親方が務めています。
理事には、出羽海親方、伊勢ノ海親方、佐渡ヶ嶽親方、高田川親方、浅香山親方、藤島親方、追手風親方、片男波親方、尾上親方が名を連ねています。審判部や巡業部、広報部、事業部などの担当を通じて、本場所や巡業の運営、力士の指導、協会の各種事業を支えています。
役職の序列を理解するうえで、特に間違えやすいのが「副理事」と「副理事長」の違いです。協会の役職一覧にあるのは副理事であり、副理事長という役職があるわけではありません。名称が似ているため混同されがちですが、正式な役職名を確認する必要があります。
- 理事長:協会全体を統括する最高責任者。
- 理事:協会の主要な業務を担い、各部の運営を担当する役員。
- 副理事:各部の副部長などを務める役職。
- 役員待遇委員:協会の業務を担う親方のうち、役員待遇の職階にある者。
- 委員・主任・年寄:協会の各部門で指導、審判、巡業、生活指導などの業務に携わる。
- 参与:定年後の再雇用などを経て協会に在籍し、担当業務を担う親方。
なお、協会の役員には、親方から選ばれる理事・副理事のほか、外部の有識者が就く理事や監事もいます。親方の役職者だけを数えた20人という数字と、協会の法人運営に関わる役員全体の人数は、集計範囲が異なる点にも注意が必要です。
【親方の定年と歴代の比較】引退後は何歳まで協会に在籍できる?
年寄の定年は満65歳です。ただし、希望する親方が定年後に再雇用される制度があり、70歳まで協会に在籍できる場合があります。そのため、年齢だけで協会からの退職時期を一律に判断することはできません。
年寄の定年予定を確認する際は、生年月日と満65歳になる時期に加え、再雇用の有無や協会の発表を確認する必要があります。年寄一覧の中には、理事長や理事などの役職に就く親方もいれば、参与として業務を続ける親方もいます。定年を迎える時期と役職の改選時期は、必ずしも一致しません。
現役時代と現在の立場を比較すると、相撲界における親方の役割がよく分かります。例えば、元横綱の八角親方は理事長として協会全体を統括し、元横綱の武蔵丸は武蔵川親方として指導に携わっています。元大関の魁皇は浅香山親方、武双山は藤島親方、千代大海は九重親方として、それぞれ協会業務や部屋運営に関わっています。
一方、最高位が関脇、小結、平幕だった親方も、部屋の運営や協会の担当業務を担っています。現役時代の番付は力士としての実績を示す指標ですが、引退後の役職や指導者としての役割をそのまま決めるものではありません。
歴代の親方一覧と現在の一覧を比べる場合も、同じ名跡を名乗った人物を一人として数えるのではなく、襲名した時期ごとに人物を区別することが大切です。年寄名跡は代々引き継がれるため、名跡が同じでも、現役時代の四股名や所属部屋、役職は異なります。
親方の顔写真を探す場合は、日本相撲協会公式サイトの年寄一覧が基本資料になります。写真とともに名跡、現役時代の四股名、最高位を照合すれば、同じ名跡を襲名した歴代の親方や、現役時代の姿との違いも把握しやすくなります。
【相撲親方一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月現在、相撲の親方は何人いますか?
A1:日本相撲協会の年寄一覧を基準にすると、現役年寄は103人と整理できます。年寄名跡の定数は105で、名跡の総数と実際に在職している親方の人数は異なります。
Q2:年寄名跡の読み方や、現役時代の四股名はどこで確認できますか?
A2:日本相撲協会公式サイトの「年寄一覧」で確認できます。名跡のかな読み、本名、所属部屋、引退時の四股名、最高位が掲載されているため、現役時代の名前から現在の親方を調べることもできます。
Q3:相撲親方の定年は何歳ですか?
A3:年寄の定年は満65歳です。希望する親方が再雇用され、70歳まで協会に在籍する場合もあります。個別の退職時期を知りたい場合は、生年月日だけでなく、再雇用や協会の発表も確認してください。
まとめ:【プロの結論】親方一覧は名跡・部屋・役職をセットで確認
2026年10月時点の相撲親方一覧を理解するうえで、最も大切なのは、現役年寄の人数、年寄名跡の定数、協会の役職を混同しないことです。現役年寄は103人、年寄名跡の定数は105。人数の違いは、在職者と名跡の総数という集計対象の違いから生まれます。
親方の経歴を調べるなら、名跡の読み方と現役時代の四股名・最高位を照合し、所属部屋や一門、協会での役職まで確認するのがおすすめです。部屋の継承や名跡の襲名が発表された際は、基準日が新しい公式資料を優先すると、現在の顔ぶれを正確に追えます。
現役時代の実績は、親方の歩みを知る重要な手掛かりです。しかし、引退後は力士を育てる師匠、協会の運営を担う役員、審判や巡業を支える担当者など、それぞれ異なる役割があります。名前だけでなく、名跡・所属部屋・役職を組み合わせて見ることが、大相撲をより深く理解するための確かな方法です。 (出典: 相撲 親方 一覧(Yahoo!ニュース))