雇用保険番号の調べ方2026年最新版|11桁の確認・再発行手順を徹底解説
転職先への入社手続きや失業等給付の申請、教育訓練給付金の利用などで必要になる「雇用保険番号」。いざ提出を求められても、雇用保険被保険者証が見当たらず、どこを探せばよいのか分からない人も少なくありません。
雇用保険番号は、原則として雇用保険被保険者証や離職票などで確認できます。書類が手元になくても、勤務先への問い合わせやハローワークでの照会、条件によってはマイナポータルで確認できる場合があります。2026年10月時点の公的機関の案内を踏まえ、番号の調べ方から再発行、転職時の手続きまで順番に解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:雇用保険番号は、雇用保険被保険者証・離職票・資格喪失確認通知書などで確認できる。
- 要点2:書類が見つからない場合は、勤務先への問い合わせやハローワークへの照会、対応状況に応じたマイナポータルでの確認を検討する。
- 要点3:被保険者証は再交付を申請でき、転職時に番号が分からなくても、前職の情報を新しい勤務先に伝えることで手続きを進められる。
【まず確認】雇用保険番号とは?11桁の見方と間違えやすいポイント
雇用保険番号とは、雇用保険に加入する人に付与される「雇用保険被保険者番号」のことです。転職して勤務先が変わっても、原則として同じ番号を引き継ぎます。
一般的な番号は、4桁・6桁・1桁をハイフンで区切った11桁の形式です。例えば「1234-567890-1」のように表示されます。実際の番号は、雇用保険被保険者証などに記載された数字を確認してください。
ここで注意したいのは、雇用保険番号が勤務先ごとに新しく発行される番号ではないことです。前職で雇用保険に加入していた人は、転職後も原則として同じ被保険者番号を使用します。番号が分からないからといって、自分で新しい番号を作ったり、別の番号を推測して記入したりする必要はありません。
また、次の番号とは別物です。
- マイナンバー(個人番号)
- 基礎年金番号
- 勤務先の雇用保険適用事業所番号
- 失業等給付の手続きで使用する受給資格者証などの番号
書類に「被保険者番号」と書かれていれば、まず雇用保険の番号を確認します。「事業所番号」と取り違えないようにしましょう。
なお、古い書式では現在一般的な11桁とは異なる表示が使われている場合があります。教育訓練給付金の申請案内でも、16桁で表示されるケースについて別の入力方法が示されています。古い書類の数字を自己判断で11桁に変換せず、勤務先やハローワークに確認するのが確実です。

【書類別】雇用保険番号の調べ方は?被保険者証・離職票の確認場所
雇用保険番号を調べるときは、まず手元にある書類を確認する方法が簡単です。厚生労働省や各地のハローワークが案内している主な確認書類は、雇用保険被保険者証、離職票、雇用保険被保険者資格喪失確認通知書などです。
1.雇用保険被保険者証を確認する
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入した際に交付される書類です。氏名や生年月日とともに被保険者番号が記載されているため、最初に探したい書類といえます。
雇用保険被保険者証をどこでもらうかというと、原則として、勤務先がハローワークに加入手続きを行った後、会社を通じて本人に交付されます。ただし、紛失防止などの理由で会社が保管し、退職時に渡す運用になっている場合もあります。
見つからない場合は、次の場所を確認してみましょう。
- 入社時に受け取った雇用契約書や社会保険関係の書類一式
- 前職の退職時に渡された書類の封筒
- 会社から返却された書類や個人保管ファイル
- 現在または以前の勤務先の人事・総務部門
雇用保険被保険者証と一緒に「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書」が保管されている場合もあります。書類名が少し違っていても、被保険者番号の記載がないか確認してください。
2.離職票で確認する
退職後に会社から受け取った離職票も、番号を確認するための有力な書類です。離職票は、失業等給付の手続きなどに使用する書類で、被保険者番号が記載されています。
特に、雇用保険被保険者証を紛失していても、失業給付の手続きのために離職票を保管している人なら、再発行を申請する前に番号を確認できる可能性があります。離職票が複数ある場合は、直近の勤務先の書類だけでなく、手元にある過去の書類も確認しましょう。
3.資格喪失確認通知書を確認する
退職に伴う雇用保険の資格喪失手続き後に交付される「雇用保険被保険者資格喪失確認通知書」も、確認先の一つです。退職時の書類をまとめて保管している場合は、離職票とあわせて探してみてください。
どの書類を確認すればよいか、以下に整理しました。
| 確認書類 | 確認する内容 | 見つからない場合の対応 |
|---|---|---|
| 雇用保険被保険者証 | 被保険者番号、氏名、生年月日 | 会社への問い合わせ、再交付申請 |
| 離職票 | 記載された被保険者番号 | 退職時の書類を再確認し、必要なら再交付を相談 |
| 資格喪失確認通知書 | 資格喪失手続きに関する情報、被保険者番号 | 前職の会社やハローワークに確認 |
| マイナポータル | 利用条件を満たす場合の被保険者番号や資格情報 | 勤務先またはハローワークに相談 |
書類によって名称やレイアウトは異なります。番号がどこにあるか分からないときは、書類の中から「被保険者番号」という項目を探すのが基本です。
【書類がない場合】雇用保険番号を調べる3つの方法
雇用保険被保険者証も離職票も見つからない場合、番号を確認する方法は残されています。勤務先への問い合わせ、マイナポータルでの確認、ハローワークへの照会を状況に応じて使い分けましょう。
方法1.勤務先に問い合わせる
現在の勤務先や前職の会社に、雇用保険被保険者証を保管していないか問い合わせます。会社が書類を保管している場合は、本人が手元に持っていなくても確認できる可能性があります。
問い合わせる際は、単に「雇用保険番号を教えてほしい」と伝えるだけでなく、「雇用保険被保険者証の保管状況を確認したい」「転職先への提出に必要なので被保険者番号を確認したい」と用件を具体的に伝えるとスムーズです。
前職の会社がすでに閉業している場合や、担当部署と連絡が取れない場合は、ハローワークへの相談を検討してください。
方法2.マイナポータルで確認する
ハローワークの案内には、マイナポータルを利用して雇用保険被保険者番号や現在の資格情報を確認する方法も紹介されています。紙の書類を探す時間がない場合には、利用できるか確認する価値があります。
ただし、利用に当たっては、マイナポータルへの登録に加えて、雇用保険被保険者番号とマイナンバーがひも付いていることなどの条件があります。登録すれば必ず番号が表示されるとは限りません。
大阪のハローワークの案内では、在職中の人は勤務先を通じた手続き、離職中の人はマイナンバーカードを持参して窓口で相談する方法が示されています。実際の利用可否や確認方法は、勤務状況や登録状態によって異なるため、画面上で確認できない場合は別の方法に切り替えましょう。
方法3.ハローワークで照会する
書類がなく、勤務先でも確認できない場合は、ハローワークで被保険者番号を照会する方法があります。東京ハローワークの「被保険者に関するQ&A」では、個人情報保護の観点から、電話で番号を回答することはできないと案内されています。
番号を確認したい本人は、本人確認書類を持参して窓口で相談するのが基本です。運転免許証やマイナンバーカードなど、利用できる本人確認書類は事前に管轄のハローワークへ確認しておくと安心です。
加入履歴や職歴を確認できる資料があれば、照会の手がかりになります。前職・前々職の会社名、勤務していた時期、過去の氏名など、分かる情報を整理しておきましょう。
なお、雇用保険の加入手続きが正しく行われていたかを確認したい場合には、単に番号を調べるだけでなく、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会」の手続きが関係することもあります。番号の照会と加入履歴の確認は目的が異なるため、窓口では何を確認したいのかを具体的に伝えてください。

【再発行】雇用保険被保険者証を紛失したときの手続きと必要書類
雇用保険被保険者証を紛失した場合は、ハローワークで再交付を申請できます。番号を知りたいだけなら別の書類やオンラインで確認できる場合もありますが、転職先への提出などで被保険者証そのものが必要なら、再交付を検討しましょう。
窓口で再交付を申請する場合
一般的な手続きの流れは、次のとおりです。
- 最寄りのハローワークに、再交付を取り扱う窓口と受付時間を確認する。
- 「雇用保険被保険者証再交付申請書」を用意し、必要事項を記入する。
- 本人確認書類を持参し、窓口で申請する。
- 本人確認や加入履歴の確認などを経て、再交付を受ける。
本人確認書類としては、マイナンバーカードや運転免許証などが案内されています。使用できる書類の種類や、写真付きの身分証明書を持っていない場合の対応は窓口によって案内が異なることがあるため、訪問前に確認してください。
郵送で再交付を申請する場合
ハローワークによっては、郵送による再交付申請にも対応しています。千葉労働局や大阪のハローワークの案内では、申請書、本人確認書類の写し、切手を貼った返信用封筒などを郵送する方法が紹介されています。
郵送に必要な書類や送付先は、すべての窓口で同じとは限りません。必ず申請先の案内を確認し、必要書類をそろえてから発送しましょう。大阪などの案内では、郵送の場合は交付までに2週間程度かかるとされています。急いでいる場合は、窓口での申請が適しているか相談してください。
代理人による申請は可能?
代理人による再交付申請が認められる場合もあります。その際は、委任状、代理人の本人確認書類、申請する本人の本人確認書類の写しなどが必要になることがあります。
必要書類に不備があると、手続きに時間がかかったり、再交付ができなかったりする可能性があります。代理人が申請する場合も、事前にハローワークへ確認してください。
また、再交付後に古い被保険者証が見つかった場合は、複数の番号を持っているように見える状態を放置しないことが大切です。厚生労働省の雇用保険事務手続きの案内でも、番号が複数付与されていることが判明した場合には、番号の統合が必要になる旨が示されています。勤務先を通じてハローワークに相談しましょう。
【転職・給付金】雇用保険番号が必要になる場面と手続きの注意点
雇用保険番号を確認しておきたい理由は、転職時の加入手続きだけではありません。退職後の失業等給付や、在職中・離職後の教育訓練給付金など、雇用保険に関係する複数の手続きで必要になるためです。
転職時の手続き:前職の番号を引き継ぐ
転職先では、雇用保険への加入手続きに当たって、過去に加入歴があるかどうかを確認します。すでに被保険者番号を持っている人は、原則として前職と同じ番号を使用します。
東京ハローワークの事業主向けQ&Aでも、被保険者番号が分からない場合は、氏名や生年月日、前職の会社名などから確認できると案内されています。番号が分からなくても、過去に雇用保険へ加入していたことを新しい勤務先に伝えれば、手続きを進められる場合があります。
雇用保険資格取得届の備考欄はどう使う?
転職先の担当者から番号を尋ねられても、被保険者証を紛失していて確認できない場合があります。その場合は、前職や前々職の会社名、職歴が分かる履歴書などを担当者に伝えてください。
厚生労働省の手続き案内や大阪のハローワークの説明では、被保険者番号が不明な場合、雇用保険被保険者資格取得届の備考欄に前職などの事業所名を記載する方法が示されています。職歴を確認できる資料を添付するよう案内されることもあります。
ここで押さえておきたいのは、備考欄への記入は、番号が分からない人が自分で新しい番号を発行する手続きではないという点です。新しい勤務先の担当者が必要な情報を記載し、ハローワークで番号を確認するための手がかりにします。
初めて雇用保険に加入する人と、以前加入していた人とでは、資格取得時の取り扱いが異なります。過去の加入歴を隠さず伝え、担当者の案内に従ってください。
失業等給付の申請
退職後に基本手当などの失業等給付を申請する場合も、雇用保険の加入履歴が関係します。番号を確認できる書類が見つからない場合は、手元の離職票を確認し、それでも分からなければハローワークで相談しましょう。
雇用保険の受給資格は、被保険者期間や離職理由など、複数の条件によって判断されます。番号が分かっただけで受給が決まるわけではありません。また、離職票が複数ある場合や、短期間で転職を繰り返した場合などは、個々の加入履歴を確認することが大切です。
教育訓練給付金の申請
教育訓練給付金は、一定の要件を満たす人が指定された教育訓練を受講した際に、支払った教育訓練経費の一部について給付を受けられる制度です。申請時には、雇用保険被保険者証や雇用保険受給資格者証などに記載された被保険者番号を使用することがあります。
厚生労働省の教育訓練給付金に関する申請案内では、古い書式などで番号が16桁、上下2段に表示されている場合の入力方法も説明されています。申請画面の入力欄と手元の書類の形式が一致しない場合は、自己判断で数字を削ったり並べ替えたりせず、申請先の案内を確認してください。

【よくある誤解】雇用保険番号が分からないときに避けたい3つの失敗
雇用保険番号の確認では、番号そのものを見つけることだけでなく、過去の加入履歴を正しく引き継ぐことも大切です。手続きの遅れや番号の重複を防ぐため、次の3点に注意しましょう。
誤解1.転職するたびに新しい番号が発行される
雇用保険被保険者番号は、原則として個人に付与される番号です。転職するたびに別の番号を使う仕組みではありません。新しい勤務先で過去の加入歴を聞かれたら、以前の被保険者証や番号が分かる書類を提出し、同じ番号を引き継げるようにしましょう。
誤解2.電話すればハローワークが番号を教えてくれる
個人情報保護の観点から、本人であることを確認できない電話での番号照会には応じられないと案内しているハローワークがあります。電話は必要書類や受付方法を確認するために利用し、番号そのものの照会は窓口など指定された方法で行うのが基本です。
誤解3.番号が分からなければ転職先の手続きができない
番号が分からない場合でも、過去の勤務先名などの情報をもとに確認できる場合があります。転職先には早めに事情を伝え、資格取得届の備考欄への記載や職歴資料の提出など、担当者の案内に従って対応しましょう。
特に気を付けたいのは、過去に雇用保険へ加入していたのに、初めて加入する人として手続きが進んでしまうことです。加入期間の通算などに影響する可能性があるため、以前の加入歴がある人は必ず申告してください。
【雇用保険番号調べ方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:雇用保険番号はマイナンバーで代用できますか?
A1:できません。雇用保険被保険者番号とマイナンバーは別の番号です。マイナポータルで雇用保険番号を確認できる場合はありますが、手続き書類で指定された番号を使用してください。
Q2:雇用保険被保険者証を紛失したら、必ず再発行しなければいけませんか?
A2:必ずしもそうではありません。離職票など別の書類で番号を確認できる場合があります。ただし、被保険者証そのものが必要な場合は、ハローワークで再交付を申請できます。
Q3:雇用保険番号が分からない場合、電話でハローワークに照会できますか?
A3:番号そのものは、個人情報保護の観点から電話では回答しないと案内しているハローワークがあります。本人確認書類を用意し、窓口での照会方法を確認してください。
Q4:前職の会社がなくなっていても、雇用保険番号を調べられますか?
A4:勤務先への問い合わせができない場合でも、ハローワークで相談できます。本人確認書類に加えて、過去の勤務先名や勤務時期など、職歴が分かる情報を整理しておくと確認の手がかりになります。
Q5:雇用保険番号が分からないまま転職先に入社したら、どうすればよいですか?
A5:新しい勤務先の人事・総務担当者に、以前雇用保険に加入していたことと、番号が分からないことを伝えてください。前職の会社名などを資格取得届の備考欄に記載する方法や、職歴資料を使って確認する方法があります。
まとめ:雇用保険番号は書類の確認から始め、分からなければ照会・再交付へ
雇用保険番号を調べるときは、まず雇用保険被保険者証を探し、見つからなければ離職票や資格喪失確認通知書を確認するのが基本です。書類が手元にない場合は、勤務先への問い合わせや、条件に応じたマイナポータルでの確認を試し、それでも分からなければハローワークに相談しましょう。
被保険者証を紛失していても、再交付を申請できます。また、転職時に番号が分からない場合も、前職の会社名などを伝えることで確認手続きを進められる場合があります。番号が分からないことだけを理由に、手続きを諦める必要はありません。
大切なのは、雇用保険番号を単なる数字として扱わず、過去の加入履歴を正しく引き継ぐことです。転職、失業等給付、教育訓練給付金などで必要になる可能性があるため、確認できた番号は被保険者証とともに安全な場所に保管し、必要な場面ですぐに取り出せるようにしておきましょう。 (出典: 雇用 保険 番号 調べ 方(Yahoo!ニュース))